風邪について


こんにちは。寒さが本格的になってきました。ニュースでもインフルエンザの流行などが伝えられています。

風邪をひいたら医者にかかったり、薬を飲んだりします。大抵は薬を飲んで1,2日寝ていれば治りますね。

風邪に限らず大抵の不調には市販薬があるので皆さん利用しますが、安易な利用は考え物です。漢方を学ぶ人が最初に教わる言葉に次の言葉があるそうです。

「是薬三分毒」

どんなに効く薬であっても、三分の毒がある。という意味です。副作用が少ない安全な薬のイメージで語られる漢方でもこう考えるのですから、西洋医学が生み出す薬も同様に考えた方が合理的ですね。薬は便利ですが、頼りすぎるのはよろしくない、ということです。

また、整体では風邪を「体がアンバランスを修正するために起こす」と考えます。

ある人がある時期に、(体重の)左右の配分が非常にアンバランスになってきて、その左右差がある程度以上になると、風邪をひくということが判ってきました。だから左右差があまり大きくなると、これは風邪をひく前かな、と思うようになりました。ところが風邪を経過すると、そのアンバランスは、ちゃんと治ってしまう。だから風邪は病気ではなくて、体の歪みを正す方法なのだと考えるようになったのです。

野口晴哉 整体入門より引用

熱の程度やつらさを訴えられない子供や体力の低下した方はともかく、普段元気なのであれば風邪を薬で抑えるのではなく、熱を出して、汗をかき、自分の治癒力を再確認するのも悪くはないと思います。