水のとり方


こんにちは。今回は水のとり方についてです。


まず基礎的な内容として、人体における水分の比率についてですが

と、年齢を重ねるごとに体内の水分量が減っていき、60歳を過ぎた頃から体の半分にまで減少してしまいます。

平均的な成人が1日に必要とする水分量は、約2.5リットルで、その内訳は尿便から1.5リットル、汗・皮膚から0.5リットル、呼吸から0.5リットルとなっています。

このように水は非常に大事なものですが、飲めばいいというものではなく、過剰な水分は毒になります。

水を取り入れ、体外へ排出するまで体には負担がかかり、処理しきれない水分は体内に停滞し体を冷やします。

むくみ、肥満、冷え、胃もたれ、下痢、頻尿、多汗などの症状は過剰な水分によるものと東洋医学ではとらえます。

体に必要な水分量は体調や活動量、気候にも左右されるので一概に決められません。

自分の体の事は自分が知っているはず。"口の渇き"という体からの要求に敏感になってください。

水分を摂取して体にゆきわたるには時間が必要ですから、渇いたときに満足するまで水を飲んでしまっては、結果的に水分過剰となります。がぶ飲みや惰性で飲むのをやめて喉が渇いたときに少しずつ飲むようにしましょう。

*但し激しい運動の後は別です。運動後は消費した水分に比べ少ない水分で感覚的に満足してしまうため脱水症の危険があります。スポーツドリンクなど適度な塩分を含んだ水分を補給してください。

ワンポイント

○朝起きたらコップ1杯の水を飲みましょう →  万病に効く飲み方とされています

○胃腸が弱い人は、水をよく噛んで飲みましょう →  冷水は胃への刺激が強いので、口中で適温になるようにするためです。

○食事中はあまり水を飲まない →  先に水を飲んでしまうと、消化液が薄められてしまい、消化の負担が増します

○寝る前には水を飲みましょう →  睡眠時の発汗などで失われる水分に備えます