モリ「これは、当社とも相互リンクしている「ISO−GO!磯へ急ごう!」で御馴染みのビッグ・フィッシングチーム、Club BIG-ONEの代表であるOpaさんからのレポートで、新たに購入して頂いた深塗りタイプの「別誂・命ウキ」の実釣テストを兼ねて去る2007年11月25日に釣行された時の模様です。釣場は、数年前まで禁漁区で渡礁率も低い南房総の最後の砦・聖域ともいうべき「御神根」という沖磯群で、この名手Opaさんが命ウキの使い方のノウハウやそのメリットを余すところなくレポートし、また、他のクラブ・メンバー共々この時期としては上々の釣果を上げていますので、ぜひご覧下さい!!

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トップシーズンまであとわずか・・・南房 御神根釣行

 

御神根は、房総半島の最南端に位置し、大変、潮通しの良い磯です。水深はあまり無いのですが、西ノ島、中ノ島、東の島の3つの磯からなる環境は、はっきりとした潮の変化があり、まさにフカセ釣りには絶好のポイントを形成しています。

 

今回は、この御神根の「中ノ島」という磯にてメジナとクロダイを狙って釣行です。久しぶりの磯釣り、また、先日、届いた新しいウキ、モリプロダクツ「別誂;命ウキ」の実釣テストもかねての釣行なのでワクワクする思いです。

日の出とともに渡船開始、磯へあがったのは午前630分、いよいよ釣り開始です。御神根の中ノ島の特徴は、真潮と逆潮でポイントが異なること、当日の早朝は、逆潮が入っていたので陸向きのポイントへ釣り座を構えました。

程よいサラシが足元で陸へ向かって払い出す流れを生んでいます、また、それに沿って潮が入っているのでコマセが合わせやすい状況ですが・・・


御神根には名物の餌取、ショウサイフグがたくさんいますので、安易にコマセを合わせてしまうとたちまちショウサイフグ釣りになってしまい、本命へ付け餌が届きません。
コマセワークにとても気を使う釣り場です。

ここ御神根は、ある意味、フグが「本命出現」のバロメーターでもあり、盛んだったショウサイフグのイタズラが収まるといよいよ本命のお出ましというパターンが結構あります。
それでも、コマセには気を使わないと最後まで餌取に悩まされる結果となります。

御神根でのコマセワークのコツは、コマセと仕掛けを安易に同調させないことです。
そのためには、サラシの流れと本筋の潮の流れを良く分析し、コマセと仕掛けをピンポイントでつまり「点」で合わせるようなイメージを持つと本命への距離はグンと近づきます。

このような釣り方には、仕掛けのコントロール性・ウキを含む仕掛けの潮乗りの良し悪しが大きく釣果を左右します。得てしてそのようなピンポイントの場所は、良い潮目が出来ていることが多く、入り込む潮が発生するケースが多い。その入潮をとらえた時に、ナチュラルにその潮に合わせて潜行をするウキがあると本命と出会える確率は大きくあがります。


モリプロダクツ 別誂 命ウキ は、こんな場面のわずかなもぐる潮にも敏感に反応し、潮の勢いに合わせた潜行を開始します。このウキは、水面下に少しシモるような浮力調整を心がけていると、積極的にもぐる潮をとらえるウキなので、もぐる潮をとらえる感度はずば抜けています。ただし、感度が良い分、仕掛けの張り具合などのコントロールは要求されます。

さらに、潜行を開始してからのバランスと水圧を受ける適度な抵抗感が良いので仕掛けを張りやすくコントロールしやすい利点を持っています。

この釣り方で、この時期としては大満足のメジナの型(30a〜38a)を多く見ることが出来ました。

さらに、同じポイントでウキクッションの位置を調整したり、がん玉の位置を調整したりしながら、沈み加減を微調整し、すこし長くタナを取れるように探ると・・・綺麗な挙動でウキがシモリはじめ、十分に待って合わせると小気味良い首振りを見せたクロダイ41.5aも手にすることが出来ました。

また、驚かされたのは、ブダイ50a級を釣ったときのことですが、
ブダイ特有の居食いにもこのウキは素直な当たり表現を見せてくれました、
潜行してゆくときとは、明らかに違うシモリ加減で、魚の居食いをウキのトップが水面下で知らせてくれます。

「違和感があったら利いてみる」というフカセ釣りの基本に対して、教科書のようにそれを実行させようとするこのウキの感度と性格は、ビギナーから上級者まで幅広い腕前の釣り人に好感を得られるだろうと感じました。

仕掛け

竿;磯竿1.0号 ダイワVIP ISO TypeT

リール;スピニングリール ダイワ トーナメントISO ? Z LBD REAL4
ミチイト;ナイロン2.0号 東レ 銀鱗 スーパーストロング トーナメントSE

ハリス;フロロカーボン2.0号 東レ トヨフロンハイパーガイヤXX 
ウキ;モリプロダクツ 別誂 命ウキ Sサイズ 0