メールありがとうございました。お返事が遅くなってすいませんでした。
仕事の都合と釣りの大会などが重なってなかなかプライベートな釣りができなくてウキのテストをできないでおりました。
さっそく先日、モリ・プロダクツさんから頂いたサンプルを手に
黒鯛釣りに出掛けてまいりました。
結果は、黒鯛の54aを釣り上げることができました。
黒鯛特有の前あたりをとらえ、じっくり送り込んで釣れた1枚です。
円錐ウキでありながらの命浮きの繊細な感度に驚きです。
黒鯛釣りにおける命浮きの感想を述べさせていただきます。
当日は風はなく釣りやすい状況でした。
しかし堤防での黒鯛釣りなので潮は基本的にあまり動きません。
ゆっくり流れる潮を自然に流す釣りになります。
この公共ふ頭は、朝から逆光になることが多く、
ほとんどの釣り人は立ち浮きで攻めていました。
そんな条件の中、命ウキでの実釣を開始します。
振り込み==
自重があるので振り込みはしやすく軽いキャストで距離が出ると
感じました。
着水後の姿勢==
やはり特殊な形状であるため着水後はたまにウキが斜めになることがありました。しかし簡単な道糸の操作で姿勢は修正できます。
視認性==
ウキの上部の出っ張りがウキの頭を出して釣るときには非常に見やすく今回のような逆光の時に非常に見やすく扱いやすかったです。私はピンク色のG2のウキを使いましたが逆光の中でもよく見えてウキの動きが確認しやすいと感じました。
ウキの姿勢==
今回の釣りは黒鯛釣りでしたのでウキの頭を出してシブシブの浮力で釣るような仕掛けでのぞみました。風があると頭が出っ張っていて道糸が水面からでる分、風の影響を受けウキ自体がふらつく感じもありますが浮力がしっかりしているのでシブシブで調整すれば気になりません。
ウキの糸落ち
形状的にウキの糸落ちが悪いように想像していましたが非常にスムーズに糸は落ちて行き仕掛けのなじみは良いです。今回のような黒鯛釣りにおける潮が動かない場所でも仕掛けのなじみが早い事に驚きを覚えました。
潮のり==
ウキの形状的に潮をとらえやすい形状と感じましたがすこし潮が動いたり、船などの波が発生するときに少しウキが早めに斜めになります。重心の問題と形状の問題とあると思いますが、いささか斜めになる感じが強いと思いました。
感度==
感度は非常に良いです。特に上部の部分がまるで立ち浮きのように魚の前あたりを伝えてくれる気がします。通常の円錐ウキに比べるとあたりを点でとらえやすくウキ上部の出っ張りの動きで魚のい食いも感じることができました。
特に黒鯛釣りにおける微妙な前あたりは取りやすく、結果が出やすい浮きです。
ウキ自体の感想==
命浮きは基本的に阿波ウキの流れをくむウキと判断しますがやはり特別な形状故、好き嫌いがはっきりするウキだと思います。さらに最近の支流の沈め探り釣りなどでのウキの沈み込みなどの速度の調整が難しい浮きとも思えます。まだ、潮の早い場所でのテストは行っていませんがウキ事沈めて探るような釣りの場合においてどうなのか楽しみです。
塗装などは非常に手間暇をかけて作り上げたものだと思いますが
やはり木目が出るウキは好みが分かれます。
また、ウキの上部のくびれ部分にラインを入れてあるようですが
非常に難しい部分にライン入れをしているためか
ラインのに塗装のじみが、せっかくの手間暇をかけた塗装を安っぽく見せて非常にもったいなく感じます。
わたしのクラブのメンバーが先日、伊豆でウキをテストしましたが
ウキごと沈める釣りでの感想で多かったのはウキがシモリ始めるとシモるスピードが止まらないと言っていました。ウキの浮き上がりは抑えられて非常に良いとも言っていました。
釣り人によって沈め方というのは調整が異なりますが
私自身は、浮がゆっくりシモってある程度のタナで停止するようなウキが好きです。上部の形状から考えるとシモる潮をとらえたとき、潮受けが非常に良いので確かにシモりだしたら止まらないということも想像できます。
次回、神子元島で大会がありますが、その時に私も使用してみようと思います。
詳細はまた、追ってご報告致します。
生意気にも感想をかかさせていただきましたが素晴らしいウキであることは確認できました。あとは、多くの釣り人に認知され受け入れられるということも大切かと思います。