Maggie's J‐POP論

その12 ドライブに持っていきたい曲16(Short version)

先日(2006.2.13),オリコンで「ドライブで聴きたい曲ランキング」が発表された。正確には「男の子が女の子にドライブに持ってきてほしい曲」だそうだが,1位が大塚愛嬢の『さくらんぼ』だそうだ……うーん,たしかにポップっちゃポップだろうけど,あれのどこがドライブ向きなのだろうか。「『ノリノリな曲で会話がはずみそうだから』『緊張をほぐしてくれそうだし,元気が出る』『無言になりがちなドライブに必須』など,密室となる車内の空気を盛り上げ,さらにテンションを上げるのに最適な曲と評価を受けている」というコメントであるが,私には単に「大塚愛あたりは女性だったら聴いているかもしれないから,手っ取り早く済ませとこう」という安易な発想のように思えてならない。
ま,くだらない感慨はこのくらいにして(笑),フツーはドライブ用の曲って,男性があらかじめ用意しておくぐらいの周到さが欲しいものだと思う。かく申すからには,私はといえば「MMD(Maggie's MD)」で紹介しているオリジナルMDはみな,基本的にはドライブや観光用に作っているものだ。無論,誰のためというのではなく,自分の趣味の範疇は出ないのではあるが,それでも車内のBGMとしては立派に成立するくらいの自信はある。でも,BGMはあくまでBGM。1人ならばまだしも,誰かといる場合は「会話の添え物になってくれりゃ儲けもの」程度でいいのではないだろうか。すなわち「BGMなんて退屈しのぎ以外の何物でもない」って気が,どこかしないでもないのだ。
……って,結論が出なさそうだから,いい加減本題に入ろうか(笑)。ここでは私なりに勝手にセレクトした「ドライブに持っていきたい曲16」を挙げていきたい。しかも,この順番で入れたかったりなんかする。よく見ればハッピーソングも失恋ソングも入り混じっているが,別にこちらは詩よりも曲やリズムを重視しているので,その辺りはあまり気にしないでいただきたい。ま,ラブラブなのに(あるいは,そうなろうとしているのに),わざわざ失恋ソングを聴きたくなるというヤツは,この際無視しとこう(笑)。
なお,ホントはこの16曲だけじゃ収まらず,何曲も挙げたいところだし,挙げたものはあくまで一例であることも付け加えておく。その時期によって好きなアーティストも曲調もかなり違うし……また,「16曲」という一見中途半端な数にしたのは,74分のMDに入れられる目安の曲が16曲だからである。

@稲垣潤一『ドラマティック・レイン』(1983)
Aスピッツ『ありふれた人生』(2005)
B山下達郎『メロディー,君の為に』(1986)
C平原綾香『PRECIOUS TIME』(2004)
Dボウイ『JUSTY』(1986)
E大塚愛『プラネタリウム』(2005)
F杉山清貴&オメガトライブ『Twilight Bay City』(1984)
GWANDS『SECRET NIGHT-It's My Treat-』(1995)
Hサザンオールスターズ『ごめんよ僕が馬鹿だった』(2005)
I松田聖子『渚のバルコニー』(1981)
JBUCK‐TICK『MY FUCKIN' VALENTINE』(1997)
KMISIA『星の降る丘』(1998)
LJADOES『STARDUST NIGHT』(1987)
M浜田省吾『ラストショー』(1991)
Nミッシェル・ガン・エレファント『赤毛のケリー』(2001)
O米米CLUB『リッスン』(1985)

ホントは1曲ずつ「どうしてこの曲がこの位置なのか?」を説明しようかと思ったけど,曲名まで書き込んだところで面倒くさくなってきてしまって,以後数日放ったらかしになったので,このままお蔵入りにしようかと思ったけど,何となくこのままアップさせていただきました。奇特な方は,上記の曲を上記の順番で一度お試しになってみてください。別に「だからどうした?」って結論に至るかはと思いますけどね(笑)。(おわり)

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