いつだったかクリーンなイメージを売りにしていた代議士が汚職がバレて自殺したじゃないですか、ああいあうのを見るにつけ汚い事に手を染めずして政治家ではいられない構図があるんだろうなとか思ちゃうんです。だって、信用していたわけじゃないけど、あの森田健作の秘書だって捕まったんですからね。
私は資本主義の政治の下に生まれ教育を受け、さらには両親がばりばりの左嫌いだった為に、いまさら共産主義も社会主義も受け入れることはできなくなっています。しかし財界と結びついて政治資金をくれる企業に有利な政策や、次の選挙に勝つ為にはどうすれば良いかなんて事ばかり考えてる政治治家に政治を任せているうちは日本は良くならない（言ってて、ちょっと恥ずかしい・・・（笑））という事だけは感じます。
一言で言えば平和ボケなんだろうなって思うんです。歴史を振り返っても平和な時代が続くと政治は腐ってますよね。近くは江戸時代元禄の頃かな・・・ そういう時代を除いて私たちが知る歴史上の人物達は人間的にとても魅力的で命をかけてもなんて国をよくする事だけを考えていますよね。そういう政治家が今の時代見当たらないし命をかけてなんて言ったら、笑われちゃいそうですものね。
でもね、平和ボケしているのはそういう政治家を選んじゃう有権者の方だと思うんです。棄権する人だって間接的に彼らを選んでるんですよ。だって世界でも稀に見る低い投票率だから棄権した人が全部、野党に投票すれば簡単に今の政権はつぶれちゃうって言うんですから。
7年前、てっちゃんが生まれた日、福田元総理の不信任案が提出され衆議院が解散して数十年ぶりに自民党政権がひっくり返るかもしれないといわれた時、とても、わくわくしたものでした。産後、実家に滞在中にあった選挙はめんどくさい手続きをしても投票用紙を現住所から郵送ってもらって不在者投票をしたんです。えっと、当時はとても魅力的に見えた田舎の馬鹿殿様が作ったなんちゃらって言う新党（今考えると、なんか右翼チックな名前ですよね、○本○党）に投票したんですけどね。とりあえず政権はとったものの、政策はお粗末なもので・・・（苦笑） まっ、せっかく盛り上がった機運を持続させられないなんてのも平和ボケの一種なんだろうな。
そんな中で、最近注目しているのは石原都知事。いえ、銀座の街に装甲車走らせて喜んでいる人を信用しているわけではないんですけどね、少なくとも彼の政策は私欲の匂いがしないんです。まっ、私は都民じゃないんで細かい政策なんか、よくわからないし都民がどんな風に思ってるのかも調べてないんで断定はできないんですけどね。石原さんの強いリーダーシップってなんか時代錯誤ってる感じがするんですけど、その分、魅力的でもあったりして、ただ、それって、ファシズムに繋がるとしたら怖いなって思ったりもするですよね。「民衆は自分を支配してくれるものの存在を待っている」なんてヒットラーの言葉思い出して、いけない、いけないと思うんです。
もう一人は田中康夫氏、「しなやかな〜」なんて、いんぎん無礼とも思えるようなやわらかい物腰でものを言う田中氏、なんと言っても長野なら地方だし、少なくとも青島氏よりは、やってくれそうな気がするんですけどね。どうかな。
結局、問題はこの腐った中央の自民党体制・・・外交機密をペラペラしゃべっちゃう無能な政治家を平気で総理大臣のままにしておいて、ようやく内部から「やめてほしい」なんて声が出てきたと思ったら、「このままじゃ、選挙に勝てないから」って、そうじゃないでしょう。自民党、少し国民を馬鹿にしすぎてますよ。前に選挙で自民党が大敗した時、橋本元首相が「天気が良かったから投票率が良すぎて負けた」なんて馬鹿な事つい言っちゃってひんしゅく買っていたけど、だいたいが、そんな程度の意識なんですよ。別にお勧めの政党があるわけじゃないんですよ。ただね、政権をひっくり返すほどじゃなくても野党の議席を増やすことだけでも自民党のおごった意識を改革できるんじゃないかと思うんです。とにかく今の体制にＮＯと言いましょうよ！
投票に行きましょうよ！ サッカーくじもいいけど、宝くじもいいけど、数十万分の一の幸運にかける勇気があるなら、あなたの小さな一票に日本の未来の幸運をたくして見ようなんて思いませんか？ ただ（無料）ですよ、ただ！（笑） なんて言って、ちょっとむなしくなっちゃう。だって、こういう文章、最後まで読んでくれる人はきっと、ちゃんと投票に行ってますよね（笑） 自民党は多分、自分達に不利だから本気でこういう運動はしないと思うんですよ。だから私たちだけでも回りに声をかけませんか？ 投票に行こうぜ って。（Nov.2000)
