日本一周の為にやったこと


 

●4、海図の購入(やっぱり高かったの巻き)

 

プロッター付のGPSは購入しましたが、当然のことながら海図がなくては航海することができません。
私のGPSプロッターにも、必要と思われる暗岩、洗岩、ブイや等深線が書き込まれていますが、これはあくまで参考。
海上保安庁水路部作成のチャートを購入することにしました。
 日本一周するわけですから、単純に考えると日本に関するチャートは全部購入する必要があることになります。
しかし、車のロードマップに、県単位の広いロードマップや、大きな都市の市街図がるように、海図にも総図、航洋図、航海図、海岸図、港泊図などがあって、必要に応じて使い分けるようになっています。つまり、全速力でバンバン走ってしまう所では、縮尺の小さい航海図を使い、暗礁が多い所や、複雑な地形の場所、さらに入港する場所では大縮尺の
海岸図や港泊図を使用することになるのです。
でも、日本一周するにあたり、入港する港すべての港泊図を購入していたら、何枚買ってもきりがありません。

 そこでKasayanは、基本になる図を1/20万の航海図として全数入手し、必要に応じて「ヨット・モーターボート用参考図」で詳細部分を補うことにしました。また、入港用の港泊図にかわって漁港からマリーナまで多くの港を網羅した小型船の水路誌ともいえる「小型船舶用港湾案内」を用いることにしました。

以下がその一覧で、数字がチャート番号です。下に一枚の金額と枚数を書きましたが、合計するとかなりの金額になることがお分かりいただけると思います。やっぱり高い!!!
でも、ご存知の方ならお分かりになると思いますが、これでも瀬戸内海と四国南岸の海図が含まれていません。
本来ならば、さらに最低7〜8枚を買う必要があるのです。しかし、某ルートから瀬戸内海の全ての縮尺の海図(別名:内海水先業務用参考図)を約40枚も入手することができ、単純に十数万円の節約ができました。
 3000もの島がちりばめられた複雑な地形と、潮流の入り乱れる瀬戸内海の全ての海図が入手できたのは本当にラッキーで、この海図には、水先人の手で本船(大型船舶)の考えられうる全ての航路と物標が書き込まれています。
 
 これからしばらく、航海計画を立てながら、全国各地の漁協やマリーナに事前情報収集の電話をすることになりそうです。
・・・・・・・・・・・・・電話代が馬鹿にならなかったりして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

1/20万

ヨット・モーターボート用参考図

 

小型船舶用港湾案内

 

1

80

137

 

本州南岸1

H-801

2

70

138

 

本州南岸2

H-802

3

77

128

 

九州南西岸・東岸・南西諸島

H-809

4

179

129

 

九州北西岸

H-808

5

149

130

 

瀬戸内海東部

H-803

6

1172

178

 

瀬戸内海西部

H-804

7

139

 

 

本州北西岸

H-805

8

1169

 

 

北海道沿岸その1

H-257a

9

120

 

 

北海道沿岸その2

H-257b

10

1180

 

 

\3500×9

 

11

145

 

 

 

 

12

1195

 

 

 

 

13

11

 

 

 

 

14

28

 

 

 

 

15

1045

 

 

 

 

16

1040

 

 

 

 

17

1039

 

 

 

 

18

42

 

 

 

 

19

1032

 

 

 

 

20

1030

 

 

 

 

21

53

 

 

 

 

22

54

 

 

 

 

23

1098

 

 

 

 

24

213

 

 

 

 

25

 

 

 

 

 

26

 

 

 

 

 

 

\3200×24

\1400×6

 

 

 

 

海図の山(左)と港湾案内(右)。チャートテーブルが欲しい。


 

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