日本一周の為にやったこと


 

●22、本が多くなるんです(本棚が必要の巻き)

 

近場でクルージングする場合、チャートが2枚から3枚、港湾案内が一冊、簡易の潮汐表程度の資料で十分航海
することができましたが、日本一周するとなると港湾案内だけでも10冊、分厚い潮汐表や必要な水路誌など、多くの
資料を持っていかなければなりません。参考になるだろうと考えて用意した航海記やメンテナンスの本、高層気象の
参考書等を含めると、趣味の本を除いても、予想外の量の本を持参することになりました。30フィートクラスのヨット
にはそこそこの収納スペースがあるのでこのくらいの本ならば問題なく格納できるのですが、26ftの小型艇ではそれ
なりの工夫が必要になります。
必要なときにすぐ取り出せ、大きな揺れでも飛び散らない本棚を作ることにしました。

本棚の様子

 

 そこで、用意したものは、1680円也の市販の本立て。本の量にあわせて横板がスライドして、本の量が少なくても
本をキチンと収納するというもの。この本立ての下に金属のプレートと、L字の棚受けを取り付けバルクヘッドにねじ
止めしました。また、本立ての横板4枚にはそれぞれ大きめのヒートン(ねじくぎ付きの金属の輪)を取り付け、そこに
細紐を通し、本の量に合わせて紐を縛り、左右から本を押さえつけて、大きな波で揺られても本が飛び出さないよう
にしました。きつく縛ると、摩擦で本が取り出せなくなるほど固定されます。
そろそろ出航準備も整ってインテリアにも眼が向き始めたKasayanでした。


 

やったこと一覧に戻る

 

表紙に戻る