日本一周の為にやったこと


 

●20、特に念入り船底塗装の巻き

 

船底塗装は、海上保管をしている船には年に一度、必ず訪れる儀式のようなもの。
業者に任せてしまう人もいますが、年にただ一度、じっくりと自分の船の船底をチェックできる貴重な機会でもあります。
日本一周の前、最後の船底チェックを兼ねた船底塗装を行いました。
 船底塗装はかなり骨の折れる仕事で、このときだけは仲間を呼んで、昼飯とビールで一気に片付けることが多いのですが、
時間だけは有り余るKasayan。船底塗装を全て一人で行い、細かいところまで自分の目でチェックすることにしました。
 通常だと、高圧水で付着物を取り除き塗装をするのですが、今回は、特に念入りに、耐水ペーパーで全面をこすり上げ、
平滑な下地をつくりました。(この時点で肩の疲労度60)
 そして、十分に一昼夜乾燥させたのち、塗装一回目。できることなら、水の流れに平行に「刷毛塗り」にしたかったのですが、
素人作業では、逆効果と考え、仕方なしにローラー塗りにしました。・・・でも塗る方向は水の流れる方向へ。
(この時点で肩の疲労度98)
さらに念入りに一昼夜乾燥させて塗装2回目。(この時点で肩の疲労度120)


 

 写真の宇宙人がKasayanの塗装姿。半導体クリーンルームの防塵服を着込んで完全武装。
すでに片手では力が入らず、両手で塗装しているところ。ローラーを水の流れる方向に転がすのはかなりしんどいことでした。
プロペラ塗装も所定の乾燥時間を守って塗装。乾燥しやすいようにライトで暖めます。

 

 

 さらには、水線上の部分もコンパウンドと、ワックスでピカピカに・・・・。
かみさんも手伝ってくれましたが、ついにKasayanの肩は耳よりも上に上がらなくなってしまいました。

 遅まきの春一番の強風の間隙をぬって下架後、3マイル先のマリーナに帰る時は、全身疲労のかたまり。
・・・・・・・・・・・・・が、その翌日から48ftと34ft、2杯の船の船底塗装のお手伝い。
結構体力あるやんけ・・・・・・・・・自分を誉めたいKasayanでした。


 

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