日本一周の為にやったこと


 

●17、冷蔵庫だ!!!の巻き

 

26ftくらいのヨットだと通常冷蔵庫などという文明の利器は積んでいません。最近はペルチェ素子という、冷蔵庫内の
熱を庫外に排出する半導体素子を使った冷蔵庫がキャンプ用に開発されていますが、冷えかたがいまいちで、氷を
作るなどということはまず不可能。
 ヨット用に12ボルト直流で作動する据付型の冷蔵庫もあるのですが、かさばる上に、消費電力が大きく、大工事と
10万円以上の金額がかかります。そんなものは・・・とあきらめていたKasayanですが、世の中にはやはりニーズに
こたえてくれる人たちがいるものです。

 

 

画期的アウトドア用炊飯器に続く第2段。「イワタニの冷蔵庫!!!」。定価は5万円もしますが、某ディスカウント
ショップで1万9千円なり。何が画期的かといえば、家庭用冷蔵庫と同じコンプレッサー式だということ。このため、
氷点下5度を下回る冷却力があり、冷凍庫としてはいまいちでも冷蔵庫としては完璧な性能。
テスト運用では、一晩でトマトジュースがシャーベット状に・・・・・。内容量は28リットルで、2リットルペットボトルが4本
加えて350mlのビールが10本以上も入ります。
 そして問題の消費電力は36w/h.。いったん冷えてしまえば時間あたりの消費量はこの半分から4分の1程度のは
ず。今回設置したソーラーパネルの発電量が最大46w/hですから昼間ならソーラーパネルだけで電気がまかなえる
可能性も・・・・。万が一に備えて、バッテリー電圧が11.4ボルト以下になると自動的に電源をカットする装置(1600
円)を噛ましておきました。

また、固定には古くなったショルダーバックの肩ベルトを使いました。滑り止めが非常に調子良い。

 

ついに苦節8年、船に文明の利器を設置してしまいました。
 冷蔵庫を抱え、日本海の夕日を見ながら飲む冷たいビールを想像するKasayanでした。


 

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