改造前の基板 左の画像で3つ見えるオシレータの内、右上(画像中央)の50.35MHzの物がVGAモードの時に選択される物です。
これを、出力周波数の高い(80MHz)物に交換して水平同期周波数と垂直同期周波数を上げ、 使用可能な表示DOT数を上げるのが、この改造です。

ですが、このオシレータは1番ピンで出力がHZ(ハイインピーダンス、絶縁とほぼ同義)に出来る仕様の物で、一般には見かけません。
ですので、通常の80MHzのオシレータと交換しただけではVGA以外のモードの時にも出力され、ドットクロックが他のオシレータの出力と混ざってしまいます。
改造基板の取り付け 通常の80MHzのオシレータの出力に、74AS126を組み合わせて出力の切り離しを行います。
空間がなかったので裏返しの空中装着になってます。
(イモ半田だし・・、美しくないなぁ・・)

この改造とSAdjust.r(Sho-Taさん作)のお蔭で、現在1024×798ドットのデスクトップ環境が得られています。(インターレス走査のちらつきと縦横比を無視すれば最大1024×1024の表示も可)
TEXT_RAMが512Kyteなので、色数が少なくて地味ですけど
通常、768×512の画面を想定して作られているSX−WINDOWアプリを使うと、これは広い空間です。
WIN某Sでアプリを立ち上げると、ど〜んと全画面を占有する物が多くて、小さい面積でささやかに動いているSXのアプリが可愛いです。(苦笑)

−参考文献−
Oh!X 1994年 6月号    「メガディスプレイへの道」 瀧 康史
X68030 Inside/Out [付属回路図]       桑野 雅彦
X68/040turbo         「禁断の改造〜ハイレゾ〜」 BEEPs

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