A.67.早速ですが、「床の遮音性能」についてのご質問に回答致します。

(返事が遅くなりまして申し訳ありません。)

ホームページに記載しているスラブ単体での遮音性能のL値は基本的には重量衝撃音に対するものです。

重量衝撃音に関してはスラブの厚みと梁に囲われる面積によってほとんど、L値が決定されてしまいます。

置床や遮音シート等による遮音性能の向上はほとんど期待出来ません。

これに対して軽量衝撃音はある程度、置床(浮床)遮音シート等で遮音性能を向上する事は可能です。

(それだけコストはかかりますが・・・)

住宅金融公庫の基準としては、平成14年9月30日までは、基礎基準に係る遮音基準としてスラブ厚(界床)13センチ以上、(基準金利適用住宅に係る遮音基準としてスラブ厚(界床)15センチ以上)です。

平成14年10月1日からは基準が変更になり、

基礎基準に係る遮音基準としてスラブ厚(界床)15センチ以上、<住宅性能表示基準「等級2」相当>

(基準金利適用住宅に係る遮音基準としてスラブ厚(界床)17センチ以上)

<住宅性能表示基準「等級3」相当>に変更になっています。

ちなみに、上記基準は重量床衝撃音に対するものです。

 

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最終更新日 : 2003/08/02