37.早速ですが壁の遮音ついてのご質問に回答致します。

  ホームページに記載の壁厚200ミリで概ねD−55程度とは躯体の欠きこみ等の影響がない場合の実験データです。

<「建物の遮音設計資料」日本建築学会より>

  実際にはマンション等の界壁側にどうしても、電気の配管やコンセントを打ち込まなければならない場合があるので、

その場合に、躯体の欠損が生じ、どうしても現実には概ね1ランク程度(5db)は遮音性能が落ちてしまいます。

最近では、隣戸界壁には下地を組んだりボード類を貼らないケースが大半ですので、注意しながら設計をしても、

どうしてもそのような個所が生じてしまいます。そういう意味合いからするとその表示されている数値が

より現実に近い値かと思います。

マンション等の場合は床等の性能に関しては、各置床メーカーなどで遮音のシュミュレーションを行ってもらえますが、

壁に関しては、現実に竣工物件を実測した値を元に表示されている物だと思います。

 

 

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最終更新日 : 2002/11/23