無言で歩き続ける二人。
「すげーなあ。」

先に声を発したのは悠一だった。沙織もその場所で建物を見上げる。
そこは神戸市内の高級ホテルだった。

「私、信じて良いんだよね?」
たまらなくなって、悠一に声をかける。

「ああ、僕の心は沙織の物だ。」悠一は厳しい表情をして沙織に振りかえった。

嬉しかったが、悔しかった。

”悠一の体は誰の物よ.....”

足の長い毛の絨毯に踏み入れる。そのまま、二人はエレベータで最上階に挙がる。
最上階には、ペントハウス専用のフロントと、バーが並んでいた。

「いらっしゃいませ。」
ボーイが二人に声を掛ける。促される様に、フロントに案内された。

「今井由紀さんに面会なんだけど。」
悠一がそう伝える。

「承っております。 念のため確認いたしますね。」
直ぐにボーイは確認をとり、それが終わると、カードキーを一枚用意した。

「1401のスイートルームになります。」ボーイからカードキーを受け取ると、
二人は、由紀の部屋に向かった。

部屋の呼び鈴を鳴らすと、鍵を使うまでも無く、ドアが開く。
「どうぞ、こちらへ。」
由紀のマネージャーだった。

マネージャーと共に、二人は部屋の中に入ると、ソファーに座って、紅茶のカップを手にした由紀が居た。
「いらっしゃい。悠一。」

由紀は悠一に視線を向けると、笑みを浮かべて自分の前のソファーに座る様に促す。
「よろしくお願いいたします。」

沙織に釘を刺されていた事もあり、ビジネスライクを装う様に、悠一はソファーに座る。
沙織は、由紀の視線が、由紀が縛り付けた残り紅を確認しているのを、見逃さなかった。

”厭な女!”

そう思いながら、沙織もソファーに座ろうとする。

「マネージャーは普通立ってない? 仕事でしょ?」
さらりと、由紀は嫌味を言う。

もちろん、由紀のマネージャーも座る事無く、ソファーの横で直立していた。
”私が彼女って事、知ってる癖に!”

そう思ったが、由紀のマネージャーの手前、詫びるしかない。

「すみません。」
沙織は、詫びを入れると、由紀のマネージャーの横に立ち尽くした。
そんな沙織の事は眼中にも無く、由紀は当たり前の様に、悠一と向かい合うソファーから、
悠一の隣へさらりと移動する。

”と、隣に座る必要ないでしょ!”
沙織はムッとしたが、由紀はお構いなしに、悠一に近づく。
悠一も沙織の前だけに、緊張した感じだったが、断る訳にもいかず強張っていた。

「口紅。落とさないとね。」
由紀はそういいながら、片方の手を悠一の太ももに添えながら、もう片方の指で、
いきなり悠一の唇を撫でる。

まるで自分のおもちゃを扱うかの様だったが、悠一の心は揺れてしまっていた。
その辺のホステスならいざ知らず、目の前の由紀は、あり得ない位、綺麗だった。

由紀は、自分のマネージャーに声を掛ける。
「今日はもう帰っていいわ。 明日の朝、迎えに来て。」
悠一の唇に指を添えたまま、退出を指示する。

「しかし、お二人を残しては...」
さすがに、何か起こると感じたのだろう。マネージャーは由紀を気遣った。
「これから、ベットシーンのリハをしたいの? あなたに見せなきゃいけない訳?」
さらに、マネージャーは断れない状況を作りだす。
「心配なら、丁度、悠一のマネージャーは、女性だから、彼女には居てもらうわ。それならいいでしょ?」

そう言われて、マネージャーは退出しない訳にはいかなかった。
「よろしくお願いしますよ。」
マネージャーは、沙織に声を掛ける。

”帰っちゃだめ!!”
沙織はそう思ったが、由紀の罠に綻びは無かった。

「...はい。」

そして、部屋には3人しか居なくなった。
由紀は、自分のマネージャーが退室するのを確認すると、悠一に妖艶な笑みを浮かべながら、さらに近付くと、
「悠一、キスして。」

と、いきなり迫り始めた。
普通の男であれば、拒否できない妖艶さだった。魔性の物とは由紀の事の様だった。
悠一もまた、沙織がいなければ、断ることなどできなかっただろう。

「ゆ、由紀さん。 沙織の前では..」

やっとの思いで悠一が踏みとどまった。

”わ、私が居なければしちゃうの!!?”
沙織はドキッとした。

”駄目!悠一は渡さない!!” 沙織は必死だった。

「私、悠一のマネージャーですけど、彼女なんです!!!」
沙織は睨みつける様に、由紀に宣言した。

悠一も軽く頷き、沙織の言葉を肯定した。

”こ、これで離してくれる”  沙織はそう思った。

「悠一、今まで周りに可愛い子居なかったの? こんなので妥協しちゃって...」
由紀から想像も付かない言葉が出た。

沙織も十分可愛かった。学校のクラスでは何時も可愛いと言われ続けた事もあった。

ただ、目の前の由紀は、人気絶大の映画女優であった。
「ひ、酷い!」 沙織は胸が苦しくなって声をあげる。

「だって、貴女、団子みたいな鼻だし...しかも、足、短くない?」
由紀が蔑む様な視線で、立ち尽くす沙織の全身を眺める。

そして、悠一の前で、わざとらしく、由紀は足を組みかえた。
その足はカモシカの様に長く、憧れるような細さだった。

「外見で、人を判断しないで!!」
沙織がどうにか、由紀に返答する。が、 由紀は悠一に視線を戻して、

「ほら、本人も自分の醜さ、認めたでしょ?」
由紀は、悠一に言い聞かせるように沙織を罵倒した。

”酷い...”
沙織は屈辱で身を固くする。

「性格だって、この子変よ。変態だもの。」由紀は悠一に話しかける。

「そ、そんなことは...」悠一が由紀に確認する。悠一は沙織の事が変態とは思えなかった。
それどころか、今まで悠一自身を支えてくれた女性だった。

「だって、悠一は俳優なのに、今日の撮影、キスシーンがあるからってどうせこの子嫌がったんでしょ?」
由紀はたたみかける。
「嫉妬深いのよ。しかも、内助の功を恩着せがましく悠一にアピールするでしょ?」

「そんな事言うこと..」
悠一が沙織をフォローする。 ただ、否定はできなかった。
言い方はきついが、確かに沙織は配役を心から喜んでくれた訳でも無かった。

「今日の撮影だって、相当厭がってたと思うけど、私たちの事見て、興奮してたし。」
完璧は清楚さを持った由紀の口から、卑猥な文言があふれる。
「この子、撮影所で周りに人が居るのに、私たちの演技見ながら、あそこ弄ってたのよ。
 厭、厭って言いながら、嬉しいのよ。悠一が他人に盗られるの。」

由紀は、軽蔑のまなざしを由紀に向けた。
”そ、そんな事、悠一に言わなくても!!”
沙織は、羞恥で顔を歪める。

「沙織はそんな子じゃない!俳優としての演技を応援してくれるんだ!!」
悠一は、由紀の軽蔑の言葉を必死に振りほどくかの様に、嗚咽した。

「じゃあ、あなたの彼女に聞いてみればいいのよ。」
由紀は、悠一に確認するように求める。

「沙織! 沙織はそんなことないよな!」
悠一は信頼している自分の彼女に、由紀の言動を否定する様に求めた。

”ゆ、悠一.....”
情けなかった。悠一が由紀に弄られる様を見て、性的欲情をしてしまった自分が情けなかった。

沙織は、俯いて何も答えられなかった。
「!!」
悠一が驚いていた。それに輪を掛ける様に、由紀が諭す。

「しょうがないわよ。 見たからに欲情したメス猿っぽいもの。発情してるみたいだから、離れた方が良いわ。」

”酷い.....”
沙織は顔を赤く染めながら、由紀に何も言い返せない。

「悠一の未来が掛った大切な時でもそうよ、今だってオナニーしたくて我慢してるのよ。」
由紀が笑った。
悠一は、懇願するような表情を見せる。

「そ、そんな事ない......」
沙織は小さく呟く。
”濡れて来てる....”

これだけ罵倒されているにも関わらず、公衆の面前での自慰を悠一にばらされたと思うと、体が反応してしまう。
”メス猿なのかしら....”
由紀の罵倒の言葉が頭を廻る。ただ、由紀の嘲笑と罵倒は終わらなかった。

「だったら、今、ショーツ脱いで悠一に見せなさいよ! どうせベットリでしょ? 
大体、猿に下着は必要なくて?」

最大の侮蔑だった。

「できる訳ないでしょ!!」
沙織は、必死に首を横に振る。その必死さがかえって由紀の言葉を肯定している様にも取れる。

悠一は、唖然としてしまった。
”清楚で清潔だと思っていた沙織が...”と思ったが、
由紀も言い過ぎだと思った。

「や、やめてくれ..」
悠一が由紀に呟く。

「悠一は、優しいわね。だから、だから好きなんだけど。そうよ。私が悠一の彼女になってあげる。」
由紀が悠一にはっきりと告白していた。

悠一は驚いた様に、由紀の方を向く。
「か、彼女って、僕には沙織が....」 悠一がどうにか由紀に沙織の存在を訴える。
が、由紀はそんなこと、どうでも良い様だった。

「そうね。メス猿ぐらい悠一が飼っていても許してあげる。」
由紀が、何の問題も無いかの如く沙織をペット扱いしていた。

”メス猿? ペット?”
沙織は唖然としてしまった。
「私は猿じゃないわ!」  羞恥で打ちひしがれて居たものの、由紀の言動は許せなかった。

由紀は可笑しそうな表情を浮かべる。が、急に真面目な顔をした。
まるで女神が降臨したかの固い表情を纏う。

”綺麗....”
悠一も、今まで散々罵倒された沙織も、圧倒される美貌だった。
そして女優だからか、オーラが由紀を取り巻く。

「貴方、私と対等と勘違いしていない?」

”....” 沙織は由紀の言葉に、何も答えれなかった。

由紀は演技がかった様に立ち上がる。
そして、リビングを歩きながら、話はじめる。

「私は女優。」  「貴女は掃除のおばさん。そうよね?」

由紀に話しかけた。

「私とこの子  どっちが綺麗?」
由紀は沙織と並び、比較できるように立つと悠一に尋ねる。

背の高かさは同じ様な物だったが、顔の大きさ、腰の位置、胸の張り、足の長さ、どれを取っても勝ち目はなかっ
た。

沙織は泣きそうだった。
”勝てない.....” 差があり過ぎた。

由紀は悠一の返答を待たず、さらに詰める。

「悠一。それだけじゃないわ。 私の父は、αプロダクションのオーナーよ。」

悠一は驚いた。αプロダクションと言えば、最大手だった。
「もちろん私は父の力なんて借りてないわ。けど、悠一のためなら、父に頭を下げれるわ。」

その効果がどのくらい強大かは、悠一も解っていた。
そして、由紀の口から恐ろしい言葉が出る。

「だから、悠一を必ず有名にして見せるわ。 ただ、私を受け入れないなら、何処の事務所にも居られないわ。」

脅迫だった。
それを裏付ける様に、一枚の紙を二人に見せた。
『解雇通知』 だった。

「さっき、悠一を今のプロダクションから解雇してもらったわ。明日から、αプロダクションに所属するかしない
かは、悠一、あなたが決めて。」

由紀が悠一に詰めよった。

”許さない!!!”
沙織は由紀が憎かった。沙織から全てを取り上げられる。
悠一もあまりの事に何の返答もできなかった。

「あなた、卑怯よ!ずるいわ!」  沙織が遂に由紀に噛みついた。
ただ、由紀は冷静だった。

「だから貴女、誰に口を聞いているの? 私が怒ったら、悠一の未来は無いのよ。もちろん貴女や貴女の家族の働
き口や住まいだって取り上げるのは、たやすくてよ?」

”うっ!”
沙織は何も言い返せなくなってしまった。

「謝りなさいよ。」 由紀が沙織を追いつめる。

沙織は従うしかなかった。
「ご、ごめんなさい...」  屈辱だった。由紀には何も敵わなかった。
ただ、火の付いた由紀はその程度で沙織を許さなかった。

「土下座よ。 土下座しながら、”私を二人のペットにしてください”って言いなさい。」

その言葉に沙織は驚愕した。
”この人に全てを取られる....”
沙織は躊躇する。
”土下座なんてできない!!”  由紀は悠一に助けを求める視線を投げる。

「許してくれ!」  悠一が声をあげる。

由紀は悠一の言葉を聞くと、怪訝そうな顔をした。
「悠一、それじゃあ、俳優は諦めるの!? そしてこの子の将来も。」
由紀は沙織を指差した。

由紀と悠一は思い知らされる。
”対等では無い。”と。

「......」
沈黙が続く。  

”もう従うしか無い....”
”毎日、職場でCAの憐れみの視線を我慢できたんだから...”

沙織は絨毯に膝を付いた。
「沙織!!」  悠一が沙織に声を掛ける。

「良いの。悠一には、立派な俳優になって欲しいの。私が我慢すれば...悠一も気にしないで。」
呻くように、沙織が悠一に告げると、沙織は由紀の前で、床に頭を付けた。

「わ、私を二人のペットにしてください....。」
沙織は土下座をした。  頬に流れる涙を止められなかった。

「解ったわ。沙織、立ちなさい。」 由紀が初めて沙織の名前を呼んだ。

沙織はよろよろと立ちあがる。
”悔しい....”
そんな気持ちで一杯だった。沙織が顔を起こすと、由紀と悠一が並んでソファーに座っていた。

「悠一の彼女はだれ?」
由紀が、沙織に聞く。

”私が、悠一の彼女!!!!!!”
心でそう叫びながら、

「悠一の彼女は、由紀さんです。」

そう答える。
満足そうに由紀は笑みを浮かべる。
「沙織、私の悠一を呼び捨てにしないで!」

由紀は沙織を許してなど居なかった。
”悠一....”

沙織は、由紀が満足するまで従うしかない。
「悠一さんの彼女は由紀さんです...」  

屈辱だった。
由紀は、今度は悠一の方を向く。
「悠一。映画は成功させましょう!出演依頼は私がなんとかするけど、ファンを感動させるのは悠一の演技なのよ
!」
由紀はそう言いながら、悠一の首に腕を廻した。

「キスして。」

もう由紀の言葉に悠一が逆らう事は無かった。
立ち尽くす沙織の前で、悠一と由紀が艶めかしくキスをしている。

”演技じゃないのよね...”
”そして、私の彼でも無い...のよね”

沙織は、屈辱と嫉妬に苛まされながらも見守るしかなかった。
由紀は悠一が自分の物になった事を確信したのか、沙織に視線を向ける事も無く、
悠一を貪る。

「立って..」
由紀が、悠一を立たせると、由紀は悠一の前で膝屈みになる。
そして、悠一のワイシャツのボタンを愛おしく外し始める。

そして、由紀は悠一の鍛え上げた胸板を露わにした。
その胸板で何度、眠りに就いただろう。

昨日までの悠一を沙織は想像してしまった。
その胸板を由紀は自分の唇で愛撫を始める。
「うっ..」

悠一が堪らなくなったのか呻き声をあげる。
そして、悠一は自分の腕で、胸元の由紀の頭を抱きしめていた。

”私の悠一....”
”...私は二人のペットのメス猿”
いろいろな事が沙織の脳裏をめぐる。 そして自分自身に言い聞かせる。

 ”沙織!駄目! 私はメス猿なんかじゃない!”

ただ、体は我慢できなかった。最愛の男性が、由紀によって愛撫され、声をあげていた。
そして、自分はその輪に入れず、ただ、立っていることしかできない。
悔しいはずなのに、体が濡れてしまう。

その間も、由紀の悠一への愛撫は続いていた。悠一の胸板は、由紀の唾液で光っている。
由紀は一旦、悠一の顔に視線を向けると、悠一のシャツを完全に脱がし、上半身を露わにする。

”厭...”
沙織は悠一が由紀に脱がされていく光景を見せつけられていた。

「悠一、私を好きしていいわ。」
由紀は、そう言って今度は、自分のブラウスのボタンに悠一の手を導く。

「....」
悠一は何も言わず、由紀のブラウスのボタンを外し始めた。
同性の沙織が見ても、見とれてしまうような均整のとれた張りのある胸が露わになった。
悠一は優しくブラウスをはだけると、人間離れした締まったウエストが見え隠れする。

「外して良いかい?」
悠一も、今までは雲の上の存在であった由紀の裸を目の前にして、自分の欲望を抑える事が
できなくなっていた。
沙織の目の前で、由紀のブラの中身を自分の物にしたくなった様だった。

「悠一のしたい様にして...」
由紀の声も上擦っていた。

”悠一...”
沙織は悠一を見つめるが、悠一は由紀に夢中になっていた。

悠一は、欲望のままに、由紀のブラをむしり取る様に脱がす。

”綺麗.........”
由紀を憎んでいるはずの沙織すら、感動を覚える様な形の良い胸が、現れる。

悠一も見とれていた。
女神の様な由紀の上半身に圧倒されたのか、悠一は躊躇し、由紀に確認する。
「さ、触っても良いかな..」

その悠一の要求に由紀が返答した。
「沙織の胸より、綺麗?」

突然、由紀は沙織の方に視線を向けた。
”わ、私の胸?”

沙織は急に恥ずかしくなる。由紀の胸に敵うわけなかった。色白と思っていた自分が地黒に思えるほどの
透き通った胸に、整った形のピンク色乳首が尖っていた。

「.あ、ああ..綺麗だ。」
由紀は満足そうに笑みを浮かべる。
解っている事とは言え、沙織は、あまりの恥ずかしさに、自分の胸を隠す。

「嬉しい...沙織の胸より何処が綺麗?」
由紀はさらに沙織を貶める様な事を悠一に確認する。

困った様な顔を悠一がするが、恐ろしい言葉を悠一が吐いた。
「由紀さんのバストトップが綺麗だ...」 悠一が由紀の乳首を見つめる。

それは、対比的に沙織の乳首が汚いということを意味している。

”悠一...酷い!!”
「もしかして沙織の..黒いの?」  由紀は笑いながら、沙織の方を向く。

ほぼ上半身裸の由紀よりも、服をきている沙織の方が恥ずかしくなっていた。
”黒くなんか......”

実際、黒い訳では無かったが、やや茶色っぽかった。
ただ、女性としてその場所を彼氏に比べられ、汚いと言われた事は事実だった。

”私の乳首は汚い....”
そう思うと、沙織は屈辱で、鳥肌が立つ。

由紀はその沙織の反応が楽しかったのか、悠一との行為を一度止めた。

「沙織、悠一に乳首汚いって言われて、まさか、興奮してるんじゃないわよね。」
蔑みの言葉を掛けてくる。

沙織は必死に首を横に振った。

「私、汚い乳首って、AV嬢のやつとかしか見たこと無いんだけど、汚いの、見せてくれない?」

由紀は自分の胸を沙織に見せつけるように、ソファーに座ると、沙織に脱衣を要求した。


4話に続く。