一美はそう言いながら真菜を見つめ続ける。
”なにこの女....”
真菜は一美の視線に負けるつもりはなかった。
「小谷さん、他人にこんな事言われたくない」
真菜はそう言いながら、小谷に視線を向ける事なく、一美を睨んだ。
一美も負けていない。
「言われたくない? 何よ。この匂い。会議室中が匂うわ。」
小谷は、想定外の事態だったのか二人の間に入る。
「真菜、真面目に怒らない。一美も初対面なのに、そんな言い方しない。コーヒーでも飲もうか?」小谷は真菜をなだめようとした。
ただ、真菜の怒りは収まらなかった。
「小谷さん、私、やっぱり帰ります。」
真菜は一美から小谷に視線を移した。
”な、なに....”
小谷の腰に一美の手が回っていた。触れているのではなく小谷の腰を撫ぜるような手つきだった。
一美は真菜がこの部屋に居ないかの様に小谷を見つめた。
「今度はついていくから...嫌なの。貴方が他の女に触れるのは。」
一美はそう言いながら、腰の手を動かし、小谷の頬に触れる。
そのまま、一美は小谷に顔を近づける。
「キスして。」
一美は吐息と共に小谷に訴えた。
真菜は帰ると宣言したものの、目の前の一美の行動に動く事ができなかった。
”嫌....”
そう思った時だった。
「一美、僕は真菜を選んだんだよ。駄目だよ。」
小谷は頬に触れている一美の手を、退けた。
そのまま、小谷は真菜に近づく。
「ごめん。一美に見つかるとは思ってなくて。嫌な思いさせたね。今日は帰ろうか?送っていくよ。」
小谷の言葉に反応したのは一美だった。
「コーヒー運ばせたの小谷さんじゃない。二人で会議室入ったの見てたわ。」
一美はその時に、連れの女性が真菜だと悟り、何が起こるのか悟り聞き耳を立てていた様だった。
一美には苦渋だった。コーヒーを運んで会議室を出るとき、もう一人の気配を感じていた。
小谷と離れたのは事実だった。ただ、つまみ食いされただけとは一美は思っていなかった。
新しい女を見て、自分の心に気づいた様だった。
「今度はちゃんとついていくから。お願い。」一美が訴える。
小谷は真菜に少し待つ様に促し真菜を椅子に座らせる。
”ど、どうなるの...” 真菜は帰る機を逸し、促されるまま椅子に座った。
小谷は、真菜を椅子に座らせると、一美を諭すように話し始める。
「一美。無理してついて来てなんの意味があるんだい?一美はSって自分でもわかってるじゃん。」
「僕も無理させるのは嫌だし、真菜を選んだから。」
”選んだ”その言葉に一美は反応するかの様に首を横に振る。「お願い..無理じゃない」
「....」小谷は何も言わなかった。何も言わずに一本の綿棒を取り出すと一美にその先端を向ける。
”そ、それ!!!” 真菜はその綿棒に見覚えがある。見られては駄目な綿棒だった。
「小谷さん。だめ!」
真菜は、その綿棒を取り上げようとした。ただ、いつもより強く小谷の腕で静止される。
「真菜は座っていなさい。」強い口調に諦めるしかなかった。
「....見せないで。」 真菜は自分に入っていた綿棒を見る事ができず、俯く。
”女の人に見られちゃう....酷い”
真菜は、羞恥と屈辱感で苛まされる。
その二人のやり取りを見ていた一美もその綿棒のが何であるか悟り動揺を表す。
”...見られてる...”
真菜は、一美がその綿棒の先端を見つめ続けていることに気づく。
うっすらと先端が汚れた綿棒を二人が見つめていた。
にも拘わらず、小谷は二人の気持ちを知ってか知らずが、行動を止めなかった
薄茶の先端をさらに一美に突きつけ、小谷は言い放った。
「舐めろ。」
二人の女性が会議室の中で氷ついた。
「....」
「....」
沈黙が流れる。その沈黙を破ったのも小谷だった。
「できないだろ? 無理するな」
その言葉と同時に一美は真菜の綿棒を口に含んでいた。
「..うぐっ...ぁっ...」
一美は綿棒を咥えるだけではなく、啜る。嗚咽を漏らしながら、ストロークさせる。
「...嫌..い..や。」真菜も呟いた。
”な、舐められてる....” 真菜は自分の綿棒をストロークさせている一美を駄目とはわかっていながら、凝視してしまった。
”す、すごい目....” 真菜は一美の目が逝っているのを確認する。
”...ぁ。” 駄目とはわかっていても真菜は自分も反応している事に気づく。
小谷は二人の反応に驚いていた。
「想定外だな。二人とも。」 小谷はそう言いながら笑みを浮かべ始める。
綿棒を一美に咥えさせたまま、小谷は真菜の隣の椅子に座るとおもむろに、真菜のスカートをたくし上げ、ショーツを露出させた。
「..駄目...です」
白い太ももと、ショーツを一美に見せる事になる。そしてその後がどうなるかも真菜は察知していた。
ただ、小谷は強引だった。
「舐められてると思うと、濡れ始めるね。」
そう言いながら、ショーツの中に小谷は指を差し入れる。
「..あっ...ああ。」
真菜は思わず声を上げる。
自分自身を弄られているというだけでなく、一美の視線を感じていたからだった。
”見られるの....気持ち良い”
真菜はそう思ってしまった。一美の視線を感じる。
見られてはいけないはずなのに、視線と指でもてあそばれてしまった。
「やめて!」 一美がついに、綿棒を口から放し言葉を発した。
それでも小谷は真菜に触れている指を止めなかった。
それだけでなく、反対の手で、ケースから新しい綿棒を数本掴むと、一美の前の床にばら撒く。
「全部入れて、二人に見せてみろよ。」
小谷は一美への指示をエスカレートさせる。
真菜は、弄られながら一美の次の行動から目が離せなかった。
一美は床の綿棒を見つめていた。
「...あっ。」
真菜が声を上げる。それは、一美がウエストのスカートのホックに指を掛けたからだった。
”...見せれるの?...入れれるの?”
真菜は、一美を注視してしまった。指で弄られながら、目の前で起こるだろう事に興奮していた。
一方の一美は、小谷が真菜のそこに指を宛がっているのを理解していた。
自分がSである事も認識したまま、スカートのホックを外す。
会議室に四つん這いになり、スカートを脱ぎ捨てる。
「...わかりました」
一美はそう言いながら、ストッキングも自ら下す。Sとは似かわしくない、水色のショーツを、愛撫を受けている真菜に見せる。
這う様に、散乱した綿棒をかき集める様に拾うと、視線を二人に向けた。
”み、見ちゃう....” 真菜はその行為を注視していた。
「...」
一美は片手に綿棒を握りしめたまま、意を決した様に、ショーツを下した。
「どこに入れるのか真菜にも見てもらえ。」
小谷は、苦渋の選択をしている一美に声を掛ける。
「...」
一美はもう何も言わなかった。俯いたまま、むき出しの臀部を二人に向ける。
”見えてる....綺麗。”
真菜は、一美のすべてを見ていた。無毛のその場所は、薄紅色で綺麗だった。
小谷は真菜の耳元でささやく。
「真菜の方が色白なのに、ここは一美の方が綺麗だな。」
小谷はそう言いながら、指に力を込める。
「..あっつ...嫌。言わないで!!」
真菜は嗚咽しながらも、一美のその場所から視線を離せなかった。
一美は一本の綿棒を肛門に宛がった。
「...うぐっ。」
一美は力を籠めると半分ほどを自分の中に埋め込む。
「うっ..うっう」
一美は嗚咽していた。嗚咽しながらも、綿棒を入れていない方の穴が光った。
小谷はそれを見届けると羞恥をさらに煽る。
「前の穴から涎がでてるぞ。拡げて見せてみろ。」
「そ、それは...できな...」一美の声が上ずり、言葉が止まる。一瞬後、一美ははっきりと口にした。
「わかりました。」
濡れそぼった割れ目に指を添えると、むき出しにする。
サーモンピンクよりかなり淡い体内を二人に晒した。
”み、見てる...他人の...見てる...見たくない...”
真菜は、一美のすべてを凝視していた。
「よし。こっちに来い。」 小谷は一美を呼ぶ。
一美はノロノロと四つん這いのまま、二人の椅子の前に移動した。
一瞬、真菜と一美の視線が合う。 その視線を先に外したのは一美だった。
「便器になる覚悟はできたの?」 小谷は言った。言った相手は一美だった。
そう言いながら、小谷は真菜から指を離すと、そのまま真菜のショーツに指を掛け脱がす。
”ま、まさか...”
真菜が想像した事が現実に再現する。
「..嫌...私は嫌..」
真菜が声を上げるが、小谷はやめなかった。 やめるどころか、足を一美の顎の下に入れ、
一美の表情を露呈させる。
「舐めろ。」
真菜と一美の二人がまた氷の様に固まる。
3人とも理解していた。
「無理。 見られるのも無理。」
声を挙げたのは真菜だった。必死に太ももを閉じ首を横に振った。
その言葉を小谷は聞くと、あえて残念そうに一美に語り掛ける。
「一美。残念だったな。便器になれないらしいぞ。これで”さよなら”だね。」
小谷は一美を見つめる。
「酷い..ずるい....」一美は小谷に返答する。
「ここまでさせといて...そんな。」
一美は綿棒を体内に入れたまま、悲痛だが、淫靡な表情なままだった。
視線を真菜に向ける。
「舐めさせて。 ...ください」
一美は真菜にそういうと固く閉じられた膝に手を添える
「だ、駄目...」
真菜はそう言いながらも自分の膝に力が入らなくなっていく。
「....あああっつ」
一美の目の前に真菜のそこが開陳される。収まり切れない褐色の襞から、布製の椅子まで太い筋の粘液が伸びていた。
”...嫌..嫌...見ちゃ駄目...”
一美の目の前に今度は真菜のそれが露呈する。朝からもてあそばれ続けたそこは、褐色に腫れ何もしなくても拡がっていく。
”けど、けど、舐められたい”
真菜の脳裏で振り子が触れる。
一美の秀麗な顔が、真菜に近づく。妖艶な唇から舌が伸びる。真菜は自分の襞に男とは明らかに違う柔らかい唇の感触を得た。
「ああ!!!!!!っつ!」
一美の舌が、真菜の筋を撫ぜる。”ズズ..っつ” 啜る音と共に伸びた粘液が一美の咥内に消える。
強烈な快感が真菜の脳に到達する。
「う。。ぐっつ」
”逝く”
真菜は嗚咽すら挙げれず、脳内ではじける感覚を味わう。
自分の襞の中で一美の舌が往復する。
知らずに手が伸び、一美の頭をより深く差し込む様に押さえてします。
「逝く!!」
真菜の腰がはじけ一美の頭を太ももで強く挟んだ。
「二人とも、凄いね...」
その二人の姿を見ていた小谷は呟くように声を出す。
「これから、早退して三人で試してみる?」 小谷は悪魔の提案を投げかける。
「....」 「....」
真菜と一美が見つめあった。
9話に続く