シュノンソー城

ロワール地方には、世界遺産のシャンポール城をはじめ、多くの城が点在しています。駆け足ツアーの我々は、シュノンソー城とシャンポール城しか回れませんでした。しかし、シャンポール城に着いた時は日没になり、写真の題材には最も適していると言われる城の全景を拝むことが出来ませんでした。

シュノンソー城は代々の城主が女性でした。なかでも2代目城主のディアーヌ・ド・ポワティエの辿った数奇な運命が、興味深い物語として語り継がれています。
彼女がフランス王となるアンリ2世と初めて出会ったのは、アンリ2世が7歳の時で彼女27歳の時でした。そしてアンリ2世が王位に就いて後、王の愛妾になったのが37歳の時でした。そして、この城を賜ったのでした。王より20歳も年上でありながら、その美貌は50歳代になっても衰えなかったと言われています。
しかし王の死後、正妻カトリーヌ・ド・メディシスは彼女を城から追い出し、自分が3代目の城主になりました。
2人の間の確執が如何に凄まじいかったかが想像される話です。
シュノンソー城への参道 シュノンソー城入口
ディアーヌ・ド・ポワティエの寝室 カトリーヌ・ド・メディシスの寝室
5人の王妃の寝室
カトリーヌ・ド・メディシスの2人の娘と3人の
義理の娘を偲んでこのような名前が付けられた
礼拝堂
お堀の鳥 ポワティエの庭園からシュノンソー城全景


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