骨髄移植ドナーになりました。〜骨髄移植体験記〜

 

確認検査

(2008年7月23日)

確認検査の日。9時にC病院だが、まず職場に行き時間前の仕事をして頃合いをみて時間休で退社した。

まだ上司には話していない。最終候補になってからでいいや。

病院には10分前に着いた。早いかなとも思ったけど、まぁ待っていればいいだろう…と中に入ると、コーディネーターさん発見。調整医師のところへ行くこととなった。

通路でいろいろと話をした。「よっぽど求められているんですね〜」と採取後1年4か月での適合に驚かれたが、保留解除から1週間だと話すとさらに驚かれた。

前回の採取でHLAはしっかりとわかっているのだから、よほど稀なケースなのかなと勘ぐってしまう。

プレッシャーにしないためか、コーディネーターさんはいろいろと声をかけてくれる。ありがとう。

 

ほどなく調整医師の部屋へ。こちらが2度目、しかも前回からそれほど経っていないことを話し、すぐにこちらの不安に思う点などを聞いてもらった。

不安に思う点として、採取部の骨の状態について。

1回目で刺したところは確かに骨が復活する。が、骨折と同様に太くなったりしているのではないか、そこにまた刺してだいじょうぶか?と訊いた。

答えとしてはだいじょうぶということだが、レントゲンではわからない程度で凹凸ができているとのこと。そのため、2回目の採取は1回目に比べて採りにくいこともあるらしい。

それから、財団の説明書では、「血縁者・非血縁者関係なく、2回で保留とする」としている。前回の説明書では「骨髄バンクにかかわる場合、2回まで」だった。

これって、バンクで2回採取したあと、血縁者に提供することがあっても財団は関係ないよってことですか?と聞いてみた。

実際は、関せずという姿勢らしい。もちろんその時の医師なり病院がOKするかどうかの判断だと思うけど。

まぁ、海外のバンクともつながりがでてくると、回数が増えることに慎重にならざるをえないらしいけどね。

ということで、「3回目」も議論にはなっているものの、慎重な姿勢らしい。

2回目に対して追跡調査をしてほしい旨も伝えた。自分のためでもあり、財団のためにもなるはずだから。

2回採取した人の数は現時点で300人強。30万人の登録者のうち、9000人強が提供に至った。そのうちの300人強が複数回。こうやってみると「当たる」人は特定の人になりやすいのかな。やや憂鬱。

その後、問診を経て血圧を測った。134の86。バッチリ。よかった。

血液検査を終えて、あとは結果待ち。どうなるかな。

コーディネーターさんの話だと順調に進めば、採取時期は10月から11月、まぁ年内には終わるでしょうとのことだった。どうなるかな。

病院の希望は、K病院とC病院をこちらから指定した。C病院の医師の前でK病院でお願いしますとは言えないなぁ。ただ、追跡調査や前回との相関を考えるとK病院でT医師に採取してもらうのがいいのじゃないかと思う。その辺も伝えた。