適合の通知 (2008年7月12日) 昼に郵便物が届いた。 骨髄バンクニュースと一緒にもう一通、財団からの封筒。 オレンジ色の「重要」「親展」の文字の入った封筒だ。 「登録の書類の続きかな」「まさかコーディネートじゃないよね」と思いながら開封すると、「骨髄コーディネートのお知らせ」だった。 再登録から1週間も経ってないのに。なんというタイミング。まだ一候補としてリストアップされただけなんだろうけど、ゾクゾクっとした。 1回目のわくわくとはまた違う感じ。心の中で「そのうち合う人も出てくるのだろう」と漠然と思っていたところへの不意打ちのような感触に、再登録からの短い時間の中でマッチした運命的感覚とが入り混じった。 妻に話したところ、やっぱり驚き。「もう少し間を置いた方がいいんじゃない」が第一声。やっぱり心の準備ができてないよね。 でも、不意打ち感よりも運命的なタイミングが勝る。 同封の文書を読み、コーディネートの希望で送付することに決めた。 夜に再度同封の文書を読み、前回に残していた記録や郵便物も読み比べ、その意思を固めた。
しかし、こんなに早く選ばれるというのはどういうことなのか。いろいろと考えた。 このまま提供となれば2回ということで、今後財団の方針に変更がない限り、提供はない。 では、わが子や家族に対して提供の必要が出てきたら、自分の身体はだいじょうぶなのか。 わが子や家族に、もしものことがあったら何としてでも助けたい。2回目をもう実施していいのか。
ただ、頭の中で考えていてもどうにもならない。 確認検査の機会もあるので、「2度目」の不安を取り除いていこうと決め、「提供意思確認書」を送った。 今回はどうなるかな。
|