骨髄移植ドナーになりました。〜骨髄移植体験記〜

 

ドナーになる!

(2006年12月14日)

仕事を終え家に帰ると財団から封書が届いていた。選ばれたかどうかの結果以外に考えられない。だれかの体験記で、ドナーに選ばれたという連絡が速達で届いたとあった。うちに来た封書は親展だけど速達ではない。コーディネーターさんからも連絡はないし。ありゃ、外れたか…と思いながら、封を開け恐る恐る見てみた。

文書には「ドナー選定のお知らせ」「最終的なドナー候補者に選ばれました」の文字が!

改めて文書を読み直しながら、嬉しさがこみ上げてきた。

どこの誰かわからないけど患者さんのための手伝いができる!という思いでいっぱいだ。

 

それから、「現時点の患者さんの骨髄移植希望時期」として「2007年×月×旬」ともあった。ここが一番自分の予定としてはありがたい時期だったので、ありがたかった。気分は移植にまっしぐら。

 

このあとお通夜にいかなければならず、妻が帰宅する前に出かけた。

タイミングがあるというか、ドナー選定の日にお通夜の場にいて、生と死なんていろんなところであるんだなと感じた。

 

家に帰ってみると、妻はもうドナー選定のお知らせを読んでいた。びっくりさせようと思っていたのに…。

それから、コーディネーターさんからも電話があったということ。

9時過ぎにコーディネーターさんから再度電話があった。

ドナーに選ばれましたという旨の連絡と簡単な意思確認。「もちろん移植をお願いします!」

話は最終同意の日についてとなった。こちらの希望として12月の25日の週を挙げ、26日で内定した。時間も午前の希望が通った。話が早い!

次に手術の日について。木曜日手術というのはすでに聞いていたので、どの週にするかで話を進めた。患者の第一希望は3月×日、第二がその翌週、第三がその前週だった。これは第一希望の3月×日で内定。

またまた話が早い!

病院は先に希望していたC病院とK病院のうち、時期的にC病院が混むとのことでK病院になりそうだ。

あとはコーディネーターさんと調整医師にお任せだ。

いよいよ動き出したぞ。