骨髄移植ドナーになりました。〜骨髄移植体験記〜

 

登録のきっかけ

(2006年11月12日)

仕事で地域のフォーラムに出席した。

昨年のこのフォーラムで丹後まみこさんの講演を聴いたことが、自分のドナー登録の後押しだった。

骨髄ドナーに興味はあったものの、この一押しで登録したようなものだった。

そして1年も経たないうちに候補者に。

 

友人にドナー候補になったことを明かしたときによく言われたのが「家族の誰かに骨髄移植が必要なの?」という言葉だった。家族や友人に病気になった人がいて初めてドナー登録するものと考えられているのかな?

いつか、どこかの、だれかのためにという気持ちだけで十分だと思うけどなぁ。

もっともっと多くの人に理解が広まってほしい。

 

それから、「骨髄移植って痛いんじゃないの?」とも聞かれる。この問いは、ただのイメージだけかと思っていた。しかし、上司と話をしていた中で、そうではないことがわかった。10年程前に病気になった時に腰から骨髄を採ったそうだ。そのときの痛さを覚えていたとのこと。

骨髄移植は全身麻酔でするんですよ〜との答えに、それなら痛くはないね、と話は終わったのだけど、やっぱりいろいろなものがイメージされているんだな。そういえばプロジェクトXでも、骨髄移植の手術は痛そうなイメージを連想させる映像だった。当時は実際そうだったのかもしれないけど。