ドナー体験記 (2006年11月7日) 朝からインターネット。「骨髄移植」で検索をかけて体験記を読んでみた。 ドナー側のHPばかり。まだ患者の状態を書かれたHPは見ようとは思わなかった。 今、自分の中にどんどんドナーの体験が入り込んできている。 自分がドナー候補者の1人となったことで、すべてが「自分なら…」と置き換えて考えているようだ。 「よくわからんけど、何かしらできれば」というドナー登録のときの思いとは異なる、我が身のこととして、たくさんの体験が注がれているようだ。 ようやく、真正面とはまだ言えないかもしれないけど、面と向かって取り組む心構えができ始めたのかなと思う。 そんな心の状態で患者の体験を読んでしまうとそれこそ何も手につかないような気がした。
ドナー体験を読んでみると、入院中はそれこそ簡単に進んでいきそうな感じだった。 麻酔をうたれ、数秒で意識がなくなり、気づいたときにはすべて終わっている。 それだけ。 術後の腰、尿道、喉の痛みはあるようだけど、それだけ。
簡単なことじゃないか。 健康な人の身体に穴をあける、病気でもないのに入院したり数回通院したりしなければならない。 見た目にいいことはないかもしれないから、検査や同意など多くの手続きを踏まなければならず、仰々しいものになっているのじゃないかな。 でもそれでだれかが生きる手立てになるのなら、とてもすばらしいことだと思う。
これはもっともっと周知すべき。 もちろん特定されるようなことは言えない制約はあるけど。でも、広めないと広まらない。
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