「蓬莱泉を楽しむ会」inよし亭

2003年6月21日(土)

愛知県を代表する「関谷醸造」のお酒を堪能すべく
各地からお酒大好き人間たちが当店にお集まりいただきました。
この企画に賛同いただいた関谷健専務にも参加いただき
大変有意義な一日になったのは言うまでもありません。
心から感謝する次第です。ありがとうございました。
出席者
関谷 健さん 木全さん
AKIRAさん YUKIさん
たけ蔵さん ピヨさん
MASAさん 酔っ払いくまさん
湯浅泉さん なごみの叔父さん
matsuさん マルトさん
しゅうさん KAZUさん
林さん 林さん友達
大将 女将

出品酒

吟 斗瓶生

謎part2

空 S62
花野の賦 12BY
花野の賦 14BY

和 熟成生
白菊 特別純米
agri−o
可 生詰
喜利栄
roku 山廃純米

第1部 利き酒


蓬莱泉のお酒が一堂に並ぶと壮観ですね
皆さん順番に利き酒をしていますが全部飲み込んでる人も・・・


関谷醸造専務  関谷 健氏
お酒の説明、各部の進行役までしていただきました

利き酒アンケート結果

香り 熟成度
熟1<>3若
総合評価
良1<>4段階
吟斗瓶 あまり無し,抑えた華やかさ
ほのかに香り、米の香り
すーっとした感じ、後に残る
スッキリ、のどごし良し
2.25 1.91
吟(火入れ) 青い、ほのかに香り
斗瓶ほど無い
柔らかい味わい、ふくらみ、きれ、
やや苦味が残る、おいしい、のどごしOK
後味に辛味、深み、丸み、まろやか、
あまい、さっぱり、しっかり米の味
2.90 1.73
心地よい吟醸香、麹の香り
ほのかに香り、米の香り無し
味わい,旨み,やや渋み残る、甘味
スッキリ旨い、すっきりさっぱり
1.80 1.70
吟香、うっすら香る
ほのかに心地よい吟醸香
軽い,甘味、キレ、爽やかさ,飲みやすい
うすい、ピリ辛、さっぱり、すっきり
2.40 2.08
和熟成生酒 生老香、熟成香がけっこうある
あまり香りなし、米の香りすごい
味しっかり、ボディのある味、後味すっきり
香りの割りに味スッキリ、辛い、渋み残る
すっきり甘口、飲みやすい、米の味がすごい
2.00 2.50
可(生詰) ふんわり系、少しきつい、香り有り
米の香りがスゴイ
すっきり、キレ有りやや渋み残る、強い感じ
旨み程よいもののやや渋み、爽やかな感じ
1.91 2.75
ROKU(火入) いい香り 味わいしっかり、後口渋る、こくがある
しっかりした熟成感、米の苦味有り
1.68 3.10
agri−o ほのかに香る 酸味が浮く、酸味強い,渋み苦味感じる
さっぱり飲みやすい,酸味がかなり残る
1.88 1.92
白菊 抑えた華やかさ、吟醸香、しっか
り香る,米と麹の香りしっかり
味のふくらみ、太さ、甘味感じる、口に含んだ
ときは強いが後にスーっとした感じ、すっきり
喉越し△、軽いイメージで好印象
2.25 1.92
喜利栄92 老香、かなり強めの熟成香 こげっぽさ、古酒感あり、かなり強め 1.88 1.92
空 S62 生老香、熟成感強い、うっすら香る 味柔らか、消えていく感じ、かなり強め、
これはイカン、水割り?、濃厚なクセのある味、サッパリ
2.25 1.92
花野の賦99 生老香、甘い香り 飲みやすい、少し酸味有り
酸味と甘味のバランス良い、辛い
2.67 2.45
スペシャル 吟に似ている、スッキリほのか、フ
ルーティーな香り、米と麹の香りが
しっかり
ボディーしっかり、やや味が硬い、口に残る、どうも
後に残る、バランスよくまとまる、酸味のきいたさっ
ぱりした味、酸っぱくても飲みやすい、
少し酸味残る、少し酸っぱい
2.67 2.45

■関谷専務からのお手紙より■

お酒の利き酒につきましては、参加者の皆様が慣れない事も有り、空欄も目立ちましたが
しっかりと書き込みをしている方もあり、大変参考になりました。同じ意味の回答は集約して
まとめましたが、「甘い」という評価と「辛い」と言うように相反する評価が両方あるような
こともほとんど無く、参加された皆様の味覚の確かさには感心しました。
今回ご協力いただいたアンケートは、今後の商品の開発や品質の管理に非常に参考になり
ました。本当にご協力ありがとうございました。

2部 酒と肴の相性テスト


蓬莱泉のお酒と肴の相性をテストしてみました
さて、結果はどうだったんでしょうか?

茶豆塩茹で しめ鯖山葵和え 蟹味噌豆腐 桜海老釜揚げ 山芋短冊雲丹和え 平均
相性度
熟成系
 平均
 2.20
相性度 3
 平均
 2.07
相性度 7
 平均
 2.15
相性度 7
 平均
 2.40
相性度 2
 平均
 2.43
相性度 1
2.25
3.9
薫酒系
 平均
 2.27
相性度 3
平均
2.20
相性度 5
 平均
 2.40
相性度 1
 平均
 2.33
相性度 3
 平均
 2.20
相性度 5
2.28
3.5
濃醇系
和熟成生
 平均
 2.53
相性度 −1
平均
 2.13
相性度 5
 平均
1.80
相性度 10
 平均
 2.54
相性度 −2
 平均
 2.38
相性度 2
2.28
3.0
爽酒系
agri−o
平均
 2.29
相性度 4
平均
 2.86
相性度 −6
 平均
 2.50
相性度 1
 平均
 2.53
相性度 −1
 平均
 3.47
相性度 −14
2.73
-3.2
爽酒系
可・生詰
 平均
 1.80
相性度 11
平均
 2.00
相性度 6
 平均
 1.86
相性度 10
 平均
 2.07
相性度 8
 平均
 2.07
相性度 7
1.96
8.3
平均
相性度
2・22
3・9
2.25
3・5
2・14
5・8
2・38
2・1
2・51
0.2

1 大変よく合う
2 やや合う
3 やや合わない
4 全然合わない
計算方法 平均=(評点1の人数+評点2の人数×2+評点3の人数×3+評点4の人数×4)÷全人数
       相性度={(評点1の人数−評点4の人数)×2+(評点2の人数−評点3の人数)}÷全人数×10

■関谷専務からのお手紙より■
酒と肴の相性については、しゅうけいの仕方などがよく分からなかったため、数学的に裏づけのある集計項目は「平均点」のみですが、何となく味の相性は分かっていただけるかと思います。やはりagri−oは難しい酒だとは思っていましたが、その通りの結果が出ていますし、可は比較的オールマイティな酒であると言えます。
面白いのは蟹味噌豆腐はクセがつよい肴の割りには、比較的いろんな酒に合いますし、雲丹の風味はお酒とはやや合わない場合が多いという傾向も出ています。


第3部 思いっきり蓬莱泉

お造り盛合わせ 牛タンと水菜のサラダ 鮎の塩焼き
黒毛和牛の朴葉味噌焼き ベーコンとアスパラのソテー 鮎雑炊


参加者全員で記念撮影