地 下 鉄 傷 害 事 件 ホームへ戻る (平成13年2月5日) |
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![]() 中村警察署の廊下の休憩室のテーブルで反省文を書きました |
平成13年2月5日9時10分 場所は地下鉄東山線の車内の優先席 に35歳くらいの男の人が座っていました。 電車は通勤時間が過ぎて車内は7・8人くらいの乗客でした。 一樹は「すみません、そこは身体の不自由な人かお年よりの席ですが普通席のほうへ変わってもらえませんか?」と注意をしにいきました。 一度注意をしてもその人は動きません。もう一度お願いに行きました。でもその人は動きません。「そういう人が来たらかわります」と一樹はその人が気になって仕方ありません。 3回目にもう一度行きました、そうしたらその人は手を後に組んですくっと立ち上がりました。一樹はその人に叩かれると思い手をかざしました。そうしたらその手がその人の肩のところにあたりました。その男の人はすぐに周りにいた人に「僕は手を出していませんよね、だれか証人になって下さい」と頼んだそうですが、何度もこの行動を見ていた人たちはだれも引き受けてくれませんでした。 岩塚駅長室へ警察の人も来て事情聴衆です。(警察官は最初息子と話をしながら相手の人にあなたも大人気ない変わってあげればこんな結果にならなかったろうにと言っていました)母親の私も職場に電話が入りすぐかけつけました。そこでこの話は相手の35歳の男の人からと警察官に聞き、すぐ息子のしたことはお詫びしました。 でもこの時にこの人が言った言葉は「精神障害者を一人で地下鉄に乗せるな」と言われ私は返す言葉もありませんでした。一樹も時間がたっていないので記憶のほうは続いており、私に謝っておりましたがとにかく暴力は絶対いけないと言い聞かせました。(本人は暴力は振るったつもりじゃないと言っていましたが) その日の夕方通所している作業所のほうへその人が来ました。「精神障害者を一人で通所させている施設にも責任がある、慰謝料を請求したい」それからは警察も立会いで話し合いですが、相手の人は1ヵ月後に¥398,000の請求書を持ってきました。なかなか話がまとまらず裁判まで持ち込まれました。 私も結局は弁護士の先生を頼まざるをえないようになり、権利擁護センターを作業所のほうから紹介していただき今の一樹の弁護士の先生と知り合うことになりました。この間色々なことがありました。何度も裁判所へも行き、こんな事件は2度と起こさないように口うるさく言うようになりました。この裁判は1ねん10ヶ月でやっと終わりました。 |