具体的にはどんな治療をするのか?

実際に、『あなたは白血病ですのですぐに治療する必要があります』と告知されても
どんな治療をするのかピンときません。

医療関係の仕事をしている方なら検討つくかもしれませんが
一般の素人の方には縁のない病気ですからね。

自分も告知されてから、治療についての説明が主治医よりありましたが、
病気になってしまったショックから何を言われてもボーッと聞いていました。

素人なりに感じた具体的な治療を下記します。

治療と言っても一言で言えば、点滴をしている期間が長いです。
抗癌剤も点滴、輸血も点滴です。
元気になってからも、
計画的に再入院しなければならないです。
普通の病気ならすぐに退院できますが、入院期間も長くなります。



1)寛解導入療法 
   (寛解とは?白血病細胞は骨髄中に残ってる可能性はあるが、病気の症状が出ない状態のこと。)

骨髄中に増殖する白血病細胞を根絶し正常に身体が造血できるように回復させることが最大の目標。
白血病細胞はガン細胞なので、コウガン剤で、病気の原因であるガン細胞を根絶させる。

具体的には、点滴で抗癌剤を身体に注入し、ガン細胞を根絶する。

2)地固め療法、寛解維持療法

寛解を維持させるために、コウガン剤を計画的に身体の中に注入し、寛解状態を維持することが目的。

地固め療法中に白血病細胞が根絶してしまえば、移植をしなくても病気は治っていると考えられるらしい。
(血液学的にまだまだわからないことが多い病気なので医学的には明確に治ったとはいえないらしいが)

自分の場合、主治医の説明では、
移植をしなければ、白血病細胞が根絶できない体質だから、移植を目標にしますとのことでした。

3)素人的な考えですが、、

白血病細胞はガン細胞なので、生命力が一般の細胞と同じでなかなか根絶できないのではないかと思います。
さらに増殖力が半端ではないらしく、本当に抗癌剤で消し去ることができるのかなあと思いました。

実際、移植時には致死量の抗癌剤を投薬し、根絶させたらしいです。

本人にしてみれば、移植の期間は人工的に(サイボーグ)生きていた感じです。
ほぼ毎日、輸血をしていたし。

本当に、このような現代医療の進歩には驚きました。 誰がこのような治療法を考えたのでしょうか?

白血病発症のメカニズムを明らかにするため、日々研究されているらしいです。

自分の場合はAML1-MTG8と診断されました。
簡単に言うと 8番と21番の遺伝子がねじれてひっついて増殖したらしいです。(なぜねじれたかは、原因不明です。)

食べたものが悪いのかとか、酒タバコとかが悪かったのかとか、ストレスが悪かったのかとか
病気になって色んなことを考えました。

胃潰瘍などのメジャーな病気(病気にメジャーもマイナーもありませんが)とは違い、
遺伝子のねじれが原因の白血病になってしまったという事実を受け入れるまで、かなり時間がかかりました。

主治医から笑われましたが
自分自身では気力でもいいから、 何が何でも病気を治したいと思いました。

病は気から って言うじゃないですか。

主治医からは 気力で病気が治ればみんな悩まないですよなんてよく言われました。