OB戦の報告(’98)

9月15日、台風接近にもかかわらず秋晴れ良風の博多湾では、恒例の修猷館OBヨットレースが開催されました。現役諸君の周到な準備の下、孫ほども年の違う女性クルーに顔もゆるみっぱなしのOBや、沈の恐怖におびえながらのOBなど、それでもNNE3−4米の順風に、一応無事にレース海面まで到着しました。第一レースはリコールもなく(実はかなり余裕があった)スタートし、上マークまでは各艇見事な帆走ぶり、と思ったら上マークではトップ艇がマークタッチ、現役の監視が厳しく警告するも全く無視。下マークでは、別のトップ艇がマークを誤認して順位を大きく落とすなど波乱に満ちたレース展開となりました。第2レースから出場のOBは、スタート後勘がつかめず一人あらぬ方向に走って大きく水をあけられ、年の功の決断力で強引にサイドマークを省略、見事2位でフィニッシュするも栄誉のリタイア、スポーツマンシップの手本を見せてくれました。今回は修猷OB戦では初めてのスピン使用レースでしたが、各艇スピントラブルもなく接戦を繰り広げ、結局、レース現役の実力に加えて、孫娘クルーを得て張り切った古参OBが総合優勝を飾りました。

  会場をハーバーの艇置場裏に移してのバーベキューは、これも現役と三池顧問の周到な準備により、まもなく開会。現役生が配布するよく焼けた上質な肉とよく冷えたビールに、話題は50年程も前に遡ります。武勇伝に聞き入る内にいつしか肉の供給が止まったな、と思ってふと見ると、火のまわりに集まった現役の箸と口はいそがしく動いている。「今年の現役は良く食って元気がいいな」とOBも機嫌を良くして、「でもこっちにもすこし回せよ。」

最後に現役の自己紹介と、OBの希望によりスターボードコールの発声練習、そして記念撮影の後散会しました。今年の現役は、明るい雰囲気で良くまとまっており、意欲も十分に見受けられました。来シーズンはきっといいレポートを書けることと期待しています。




参加者: 林暁夫(S26)、谷信明(S28)、秋山雄治(S31)、森安弘(S32)、福元征四郎(S32)、太田英夫(S32)、片の坂邦夫(S32)、冬至真也(S39)、山口住夫(S41)、牧角龍憲(S45)、 藤洋吐(S52)、岡本成道(S56)、岩田英昭(H4)、高修治(H4)

 

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