プレイヤーズ・サイド 2月1日放送分

Yやんべ担当

どのギターを弾くか?

ギターを始めようとする場合、エレキにするか、アコースティックにするか、 という問題があります。エレキでも、 アコースティックでも弦の並び自体は同じですから、 理屈の上ではアコースティックが弾ければエレキも弾けるし、 逆もまた成り立つわけです。勿論、 ある程度どちらかを弾けるようになるともう一方に手を出す人も多いですから、 どっちをやると考えるよりも、 とりあえずどっちから先にやるくらいで考えていいと思います。ただ、 ものすごく乱暴に「エレキ向きの人」と「アコースティック向きの人」 を分けるとすれば、 歌うときの伴奏をする楽器が欲しいといったタイプの人はどちらかというとアコースティック向きの人。 オーディエンスの注目をギタープレーで集めたい…という人がエレキ向きかな…という感じがします。

また、初心者がギターを選ぶ場合には、 試奏してから選ぶのも難しいでしょうから、 例えば自分の好きなミュージシャンが使ってるのと同じメーカーのやつとか、 見た目がかっこいいとかそんなところで選ぶのが一番いいかなと思います。 ただ、予算のところだけはきっちり決めておいた方がいいと思います。 ある程度弾けるようになれば、別のギターが欲しくなる… というのが初心者の正常進化の形ですから。

ギターの練習法

ギターを手に入れたら最初にもう一つ手に入れて欲しいものがあります。 自分の好きなミュージシャンの楽譜です。また、 コードブックも一冊持っていた方が便利でしょう。「基本教則本」 みたいなもので練習するって言うのはあんまりお勧めしません。また、 当面はコード理論も必要ないでしょう。勿論後になれば、 そういったものに載っている基本みたいなものの重要さって分かってはくるんですが、 ギターの練習を楽しく続けるには、まず、 一曲でも二曲でも弾ける曲を作ることが大事だと思います。

今日はあんまり細かい技術的な話をするつもりはないんですが、 練習を始めるにあたって最低限気をつけて欲しいのは、 弦の抑え方についての二つのポイント。一つは、指の頭で抑えること、 もう一つは出来るだけフレットに近い位置を抑えること。これだけ気をつけて、 まずはガンガン弾いて、歌ってみてください。

コーラスの練習

コーラスパートの練習をするやり方をお話しましょう。至って単純なんですが、 コーラスのきれいな歌のCDを何度となく聞いて、 その部分にメロディー以外にどんな音が含まれているのかを、 ともかく徹底的に追いかけてみるんです。それで、 そのパートをCDにあわせて何度も歌ってみるという練習をしてみるんです。

そして次に、その曲をギターで弾きながら歌ってみるんですね。それも、 メロディーを歌ったり、ハモリのフレーズを歌ったりしてみるわけです。 そして、もし出来れば、 一回ギターとメロディーをうたったものをテープにとって、 それをカラオケにしてきちんとハモリのフレーズが歌ってみます。 ここで気をつけたいことは、きちんとハモっているのか、しっかりと「耳で」 チェックしていくことです。

この練習がどんな意味で役に立つかというと、一つに「耳が鍛えられる」 ということ、もう一つに「歌の音程がしっかりする」ということ、また、 一つのコード進行に対して複数のメロディーを載せることが出来るようになるため、 コードの理解やメロディーメイキングの際の幅が広がるということがあげられると思います。


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