カラーの種類

カラーは大きく分けて、2つに分けられます
カッコ カッコ a.アルカリカラー
毛髪内部反応型 b.酸性(中性)酸化染料
c.ライトカラー
d.ブリーチ
カッコ e.マニキュア酸性カラー
毛髪付着型 f.ヘナ
g.(カラーリンス)
現在美容室ではほとんど使われていないので、今回は省きます

以下簡単に各カラーの説明をします
 (もっと詳しく知りたい人は次のページを見て下さい)

a.アルカリカラー

  みなさんが「髪を染める」と言う場合のほとんどがこのアルカリカラー
  になります。
  いわゆる「おしゃれ染め」とか「白髪染め」と呼ばれるカラーです。
  それだけ色の明るさや色味が豊富にあります。
  くわしくは次ページで説明しますが、
  髪を(アルカリカラーで)染めるということは

  髪の毛の中の(メラニン)色素を分解(ブリーチ)
       しながら、色素(染料)を入れる


  と言うことだと知っておいてください。
  もちろん後から出てくる「ブリーチ」よりはメラニン色素の分解力は
  ずっと小さいのですが、これが髪に負担(ダメージ)を与えます。

  でも黒い画用紙に絵の具で色を塗っても、ほとんど塗った
  色が分からないように、日本人の髪の場合、色(染料)だけ
  を入れても髪の色はほとんど変わりません。


   *これが「酸性酸化染料」や「マニキュア(酸性カラー)」
     「ヘナ」で明るく染めることが出来ない理由でもあるのです。*

  ですから美容室では一度染めた部分と新しく生えてきた髪では
  カラー剤を変えたり、塗る時間をずらしたり、傷みの度合いに応じて
  髪の毛とおなじ成分を補給したりしながら染めるのです。

b.酸性酸化染料


  むずかしい名前ですみません。
  おそらくドラッグストア等では置いてないと思われますので、
  あまりなじみが無いと思います。
  このカラーの特徴は髪を痛めずに染めることができることです。
  ただし、もとの髪を明るくすることができないので、明るく
  なりすぎてしまった髪を落ち着いた色にしたり、
  白髪を痛めずに染めたい時に使います。

c.ライトカラー


  このカラーはアルカリカラーの一種なのですが、その特徴がアルカリ
  カラーと少し違うので、別にしました。
  何が違うかと言えば、アルカリカラーの特色である豊富な色の種類
  と明るさが限定されたカラーだということです。
  その代わり少ないダメージで髪を少し明るくすることができます。

d.ブリーチ


  説明するまでも無く、髪の色をぬくことです。
  日本人の場合、染料を使わなくても、髪の中の色素をぬいていくこと
  によって髪の色を変えられます。
  人によって多少違いが有りますが、だいたい
  下の図のような色味の変化をしていきます。
色素分解過程

e.マニキュアと酸性カラー


  髪の内部まで色素を送り込むのではなく、髪の上に色をのせるのが
  マニキュアや酸性カラーです。
  マニキュアより色素を多くし、もっと色をはっきりと出るようにしたのが
  酸性カラーです。
  とは言っても日本人の地毛では、どちらもあまり色が
  感じられません。
  でも明るく染めた髪や、白髪の場合には色がわかります。

f.ヘナ(ヘンナ)

  日本でもだいぶ知られてきましたが、ヘナとは一言で説明すると、
  
植物性天然ヘアマニュキュア
  と言えると思います。
  実は、ヘナは火傷や皮膚病に効く漢方薬としても
  使われているのですが、美容室ではトリートメントや
  カラーとして使われます。
  その正体はミソハギ科のシコウカという潅木の
  葉の乾燥粉末です。
  ちょうど布を草木を使って染め上げるように、
  髪の毛を草木染めします。
  化学物質とは一味違った天然のトリートメント効果があります。



戻る