ウォーター
六本木研究

                             ちょっとだけ「六本木の達人」


ABBY

ペーパームーンが、無くなってから、僕のお勧めのピアノの店はここ「ABBY」です。ABBYという名前の由来がよくわかりません?
チャージ料金が¥1000円と六本木では格安です。だから、この六本木で25年も続いているのでしょう。それだけでも、すごいですね!!

 そしてピアノを聞きながら、眺める窓の景色は、もうマンハッタンそのものなのです。不思議ですね。普通は写真を出さないこのコーナーもちょっとお見せしましょう。パンフからスキャンしたのですが、きれいな画像にならなくてごめんなさい。

場所は、旧防衛庁正門の前、そしてこの景色ですから、ビルの高い階です。ヒントは、そのくらいにしておきます。探してみてください。

六本木7−8−2 アルカサール八木ビル 8F 
TEL 03−3408−1367  6時から3時
 ・チャージ 1000円/一人  ・ビール700円 ・カクテル1000円より  ・ウィスキー900円より



HUB・六本木


リストラ時代、六本木の正しい飲み方

リストラ時代こそ「明るく、楽しく、遊び好き」でないと生き残れない。しかし、お金がジャブジャブあるわけではないから、「ちょっと欲深に安くて美味しいお店を探す努力」が必要なのです。
最近は、レストランはテラスが当たり前になっているが、「銀だこの店」がつぶれた後を、改装して、そのままテラスの店舗に使っているのを見ると、ちょっと六本木と違うのではないのかなと僕は思うのだけれど、これも時代の流れ。。。。

さて、アフター5に飲む時は、「会社人脈」から離れて、自分の時間として飲みたいものです。焼き鳥屋で上司の悪口と会社の不満を愚痴りながらというのでは、もう自分から「リストラモード」に入っているようなものなのです。
気の置けない友人と飲むなら、だいぶ多くなったパブが最高なのです。自分の好きな飲み物を片手に、好きな一品を頼んで、都合の良い時間だけいる、というのが負担にならずに、また自分の時間軸と自分の人生座標軸を捕まえた飲み方。
ちょっと顔見知り程度の人と行くなら"KITTY(キティー)"方式がよい。これは「事前の割り勘」と考えればよい。キティーというのは、共同資金という意味で使われる言葉だけれど、話は簡単、まず、皆が1000円づつテーブルの上に出して、じゃんけんで負けた人が全員分の飲み物を買ってくる。何回か注文して、テーブルのお金が無くなったら、次の出資金を出すかどうかを相談。もちろんそこで、「僕は今日、用があるから・・」と帰ってもよい。帰る方も、残る方も気楽なのである。これだけでも英国式パブで飲んでいる気がするだろう。

< HUB・六本木 3478-0803 >
「HUB」なら知っている、渋谷、新宿にもあるじゃん!と考えている人ちょっと待って欲しい。お店というのは、店だけがその雰囲気をつくるものじゃないでしょう。来ているお客の階層もそのお店の重要な一部なのですよ。
秋も深まり、外はコートを着ている人がいるくらい寒いのに、へそ出しルックとキャミの美人外人モデルと彼氏のカップルなんていうのを眺めながら、ビールを片手に飲める店がここなのです。そう、お客は半分が外国人。
☆ HAPPY HOURの7時までは飲み物半額です。生ビールにシーザーサラダ500円とソーセージ盛り合わせ500円(両方2人分ぐらいあり)で2人で飲めば、「チーン!お会計はぴったり1,000円づつ」ということになる。もっとも、この時間に入るには、六本木に近い勤務先の人に限られるかな?
☆ 場所は、地下鉄六本木のアマンド前出口からロアビル方向に行ったマクドナルドの隣の地下1Fだから、迷うことが無いのがまた良い。


ブラスリー・ベルナール


シェフとは「神である」

六本木でデートをするなら「イタメシ」より、洒落たフランス料理のほうが"恋の気分"は盛り上がるというものです。そんなあなたに、六本木でもリズナブルで洒落た舞台装置をご紹介しましょう。
店に入ったとたんにウエイターは、流れるようなフランス語で歓迎してくれます。しかし、ご安心下さい。彼はちゃ〜んと日本語も話せるのです。
 こんな所に、こんな店がという感じで、ホテルアイビスの隣(防衛庁側)いわくありげな?酒屋カジマヤ雑居ビルの7階に「ブラスリー・ベルナール」(六本木7−14−3)はあるのです。
この移り変わりの激しい六本木で15年も店を続けているということ自体「ただものではないこれ一品」を持っている店なのです。料理はフランス北部のCorneville地方のものとか。もちろん、その売りは"料理のおいしさ"と"安さ"そして一番は"本場フランス"の雰囲気でしょう。
 フランス語を喋るのはウエイターばかりではありません。あなたがたの廻りのお客も約4割弱は外国人なのです。
ランチなら、Aコース(1500円)で充分、おいしい本場のフランスパンに特製「鴨肉のペースト」を塗ったらそれだけで、うれしくなります。せっかくのフランス料理ですから、たっぷり時間を掛けて食事を取りましょう。この店が昼間に混むのは、どうせ1時過ぎてからなのです。
ディナーは4500円〜6500円のコースがあります。

・マスターのお薦め魚料理は
  ☆ 真鯛のポワレ、バルサミコ風味            2,800円
  ☆ 本日のお魚のグラタン(普通のグラタンではありません)  2,800円
・お薦め肉料理は
  ☆ 牛頬肉の煮込みキャベツ包み             3,200円
  ☆ 鴨胸肉のソチィ・オレンジ風味            3,200円
・ワインは「シャトーリオナ1994年」(6500円)とのこと。(もちろんハウスワインもグー)
・わたしのお薦めは
  ☆  テーブルクロスに書かれた「シェフとは神である」に始まる14ヶ条のフランスジョークを、
     目の前の"すてきな相手の名前"に替えて読むこと。二人で笑い転げられるでしょう。
  ☆ ここには、顔見知りは来ません。今宵貴女はカトリーヌ・ドヌープに

                                  ☆ 予約電話は03−3405−7877へどうぞ!
                       <このお店は、フランス人シェフが変わり残念ながら閉店しました>


すてっぷ



カオスの店→あれも、これも ・・・

バブルがはじけて不況にもなりましたが、ある意味で世の中はようやく落ち着いてきたようです。かって多角化やM&Aだのとお祭り騒ぎをして、コンセプトがぼやけてしまった企業が苦戦しています。今は自分の得意な所に「焦点」を合わせる「フォーカスの時代」です。強い所をさらに強くした者が競争の中で勝つのです。そう、時代は「特徴」を求めているのです。
 さて、話を六本木に戻しましょう。ここでも同じです、札ビラを切っていた人たちが少なくなると、お店は価格を見直すと共に、いろいろ工夫して他店には無いこれ「一品強い個性」を見せはじめました。
その中で、逆に「個性を集めた個性」として「ごちゃ混ぜのコンセプト」を売り出した店が俳優座の裏、三河台中正門の斜め前(六本木4-9-1佐竹ビル3F)にある「ダイニングバー ステップ」です。 まさに今はやりの「複雑系の科学」で言う「カオス」のお店とでも言うのでしょうか。
 お店のドアーを開けるとそこはカウンターの洋風居酒屋です。ここでビールを一杯飲んで、そのまま何も気が付かないで帰ってしまう人も居るでしょう。私は、たまたま席を立って、奥の静かな「バーコーナー」に気が付いたのです。明かりを少し落としたカウンターに寄り添うツーショットはまさに別な世界にいました。
 さらによく見ると店の真ん中に大きなラウンジが有り、手前奥が「中華風」の東屋個室で、その奥が「和室のお座敷」になっているのです。こうなると料理は、どこの料理になるのでしょうか? メニューをもう一度見直すと、和風あり、中華・韓国あり、イタリアありの無国籍、まさに混沌です。
 こうしたお店は、顧客ターゲットを絞りにくく、中華や和食に期待して来たお客さんも不満足、静かなバーコーナーに期待して来たお客のニーズも満たせない中途半端になりやすいのです。
 それをなんとか切り抜けているのが、店長鈴木 真さんの元気と、若いクルーの明るさでしょう。しかし競合店の多い六本木では、単なる料理の美味しさと安さだけでは勝てません。やはり顧客との人間的な接点がリピート客を増やすのです。その意味で忙しい対応の中にももう少し、「これは特別に手に入れた○○を使って料理しました」とか「お味はいかがでしたか」という積極的な会話がステキな空間にするでしょう。メニューは毎日変わって店長が書くから、ここには書けません。そんな楽しみのある店です。
☆ さて、あなたは居酒屋に、それともバーに、2人で中華風東屋に?

                               予約電話は03−5474−1700へどうぞ!


カフェ・ディジー

パンがおいしくて、テラスがあって

      マスターがものすごく・ ・ ・

 最近の六本木の俳優座―ベルファーレラインは、キャバクラに占領され始めていますが、すこし奥に入ると映画のシーンになるような落ち着いた店があるのです。
 「カフェ・ディジィー」は、星条旗通りの奥、行き止まり路地に静かにあります。テラスがちょっとした「緑の植木」に囲まれているのが特徴です。前回のテラス特集には、わざと書かなかった店です。お店の名前は、デンマークの
マーガレット王妃のニックネームにつながる花の名前。ベージュを基調とした店の中に淡い緑のテーブルクロスがあり、自然をテーマにしているのがそれとなく分かります。シンプルな机や椅子そして落ち着いた雰囲気を創るフローリング材もデンマークからの直輸入品、すべてマスターの設計です。ヤコブ・ゲーラさんはデンマークのオーデンゼ(=童話のアンデルセンの住んでいた街だそうです)から7年前に日本語を勉強に来て、日本が好きになってしまったという「ものすごくハンサムでフレンドリーな人」です。コックさん姿で街頭で熱心にビラを配ったりしていましたが、外人の多い六本木でも目出ちました。
 ここは、またパンがおいしいお店。自家製で毎朝焼きます。「くるみ、にんじん、ナッツ、ハーブ」が入っている白いパンが、私は好きです。ライ麦にセサミ、ごまを入れたシンプルな黒いパンはお料理を引き立てます。
野菜はなるべく有機野菜を使うようにしているとのことで、付け合わせに名前も知らない西洋野菜やハーブが添えられているのがうれしいですね。
・マスターのお薦め料理はは9月1日からデビューの
☆ オープンサンドでハム、うなぎ、パスタなど17種類を用意してます。
   (やはりパンが自慢のようです)
・わたしのお薦めはむしろ
☆ ガーリックハーブをのせた子羊のソチィ         2,400円
☆ デンマーク風舌平目のフライとレモラーデ・ソース    2,500円
☆ 冷たい洋ねぎとポテトのスープ              800円
☆ それから特記しておかなければならないのが「ハーブティー」
でリラックス用、風邪気味の時、消化促進、強壮?など各種、600円これらからの秋は、ローソクを前にゆっくりとテラスですごすのがいいでしょう。最近青山や麻布に取られがちの、女性だけでゆっくりと過ごせるお店です。マスターとのコンセプトであるスカンジナビアの人々との交流を目指してイベントも色々企画しているとの事、予約電話は03-5411-0253へどうぞ!

     


ペーパームーン    ・・・残念ながら閉店しました(T_T)

  六本木で飲むのに、「スナック」や「カラオケ」はもったいないと思いませんか。
この街には他の街には無い、この街だけの不思議なムードがあるからです。蝋燭の灯りが揺れる中「ビジネスの疲れを癒し、素敵な相手と恋を語れるピアノバー」そんな映画に出てくるシュチエーションがぴったりの『ペーパームーン』をご紹介しましょう。
 12年間、防衛庁そばの桃源社ビルにありましたが、このビルがキャバクラ風の店が多くなり、ビル内の客層が変ってしまったので、落ち着いた西麻布に近い場所にこの春移転したばかりです。
そうなのです、こうした良い店では、「そこに集う客層の雰囲気」もまた店格を構成する重要なファクターなのです。その意味でも、ここでは交際費ではなく、ぜひとも自分のポケットマネーで飲んで欲しい店なのです。

  ピアノはオーナーの武田泉先生。ジャズサウンドを中心に2000曲以上がその指先から流れ出てきます。60年代のオールディーズを武田先生のVocalで静かに聴くのは絶品、決戦の日にシビレさすお店です。リクエストはもちろんOK、女性のわがままならたいてい聞いてくれて、長く弾いてくれるのが楽しいではありませんか。何回か顔を出して自分の「テーマ曲」を作っておくのもポイントです。ビジネスで疲れてふっと顔を出した時に、さりげなく演奏してくれるのがうれしいですね。私のテーマ曲は映画音楽の「ひまわり」。

  料金体系は単純明快で「チャージ料6000円」+「飲物代」だけです。時間制限はありません。お店は6時から夜中の2時まで開いていますが、ピアノが開かれるのは普通8時以降。女性なら7時半までに入れば「ハッピータイム」でチャージ料2000円のみと格別お安くなります。そのために軽食(ピラフ等)がメニューに用意されました。気の合った女友達同士でゆっくり過ごすのに向いているでしょう。

☆ 飲物…ソルティドッグ1,200円  マルガリータ1,000円
     カンパリソーダ1,200円   マチィーニ1,000円
☆ ボトルキープの場合…カナディアンクラブ12年  10,000円
            バランタイン12年     10,000円
☆ ママが作るフルーツの盛り合わせ(2,000円)が可愛くておいしい。野菜
スティック(800円)が健康的。キッスチョコなども雰囲気に合います。

重要なデートの場合は、必ず事前にママにTEL(3404−0414)してピアノ前のカウンター席を予約しておきましょう。六本木交差点から西麻布方向へ歩いて「明治屋」の先「時代屋」の角を右折、数軒目のグランドールビルの地下1階。重厚なドアーを開くと、もうそこは別世界。


ベリーニ Bellini

夏夏夏夏…
六本木の女性が、
ますますチャーミングに大胆な服装になる季節。

僕なんか、「どこを見ていいか分からなくなる!」のではなく、「目が女性に引き付けられて、離れなくて困ってしまいます」女の子に言わせると、そんな目は『なっとう目』と言って、糸を引いているそうです=キャアー。
~~~~~-y(^,^),o0○

へそ出しルックなら渋谷や新宿でもいるけれど、どうみてもキャミそのもの、そんな街を歩いている美人外人モデルを眺めながら、ビールを片手にテラスで飲める店をいくつかご紹介しましょう。
<アポリネール・APOLLINAIRE 3506-8221>
ロアビルの五軒ほど先のAXISビルの1Fにあります。ローズウッド系の店内と高い天井がかもし出す高級ホテル並みの雰囲気がステキです。そうです、ここは広尾の★★★レストランHIRAMATUの経営なのです。ビールはカールスバーグ、「トリップのカリカリ焼き¥500」「甘えびのピリ辛揚げ¥800」が人気。エヴィアン250mlが \600は4割を占める外人の女性向き。正確に言うと店前部分がCafe des Presのカフェバー60席。奥部分がレストラン(ディナー¥4500より)になっています。暑い昼はテラス部分と店舗のガラス戸を締め切りますが…。インターネットもあり、30分 \500お二人でどうぞ!!

<ベリーニ Bellini Pizza&Pasta 3470-5650>
ロアビルの向かい側、入り口は20人程度に見えますが、奥が深くパーティールーム ベリーニとは詩人の名前、
<Charleston&Son 3479-0595>
 ハードロックの前に行けばすぐ分かる。駐車場を挟んだ反対側にあって、いつも外人が、テラスで楽しげに飲んでいる、もうそこは南イタリー下町と言った雰囲気のCafe Grill―Barです。「カールスバーグ ドラフト¥800」「グラスシャンペン¥980」「Pizzaもその他スナック類もリーズナブル」です。店員の半数が日本語は、そこそこという店です。ここは朝6時まで営業します。
☆ 飲物…ソルティドッグ1,200円  マルガリータ1,000円
     カンパリソーダ1,200円   マチィーニ1,000円
☆ ボトルキープの場合…カナディアンクラブ12年  10,000円
☆             バランタイン12年     10,000円

                                                      

【このイラストは人脈で逢ったイラストレーターのCoonieさんが書いてくれました】

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