言わずにはいられない


 このホームページは基本的に公営競技に対し好意的に書いていますがはちはちまるがどう
しても言わずにはいられないことを少々。

縄張り争い

 広島戦争はとうの昔に終結したかと思っていたがまたもや勃発したようである。しかも今度は
暴力団ではなく役所だけに始末が悪い。
 ボートピア呉で宮島競艇が場外発売を行おうとしたところ徳山競艇が「ここはウチの施設だ、
入られては困る」と主張し裁判沙汰になっているが法廷では宮島競艇側に軍配が上がったも
のの徳山競艇は「存続に関わる」と争いを続ける構えのようである。
 単純に考えて呉は広島県なわけで「フランチャイズ」という考えがあるのなら宮島競艇に軍配
があがろう。他人の土地に最初に入り込んだのは手前の方じゃないか、というのが普通の考
え方である。ところが徳山競艇にしてみれば「地元のファンを無視して北海道なんかにボートピ
アを作るなんて(既に閉鎖)どうかしてるよ。ファンの為に作ったんじゃないか」という考え方なの
だろう。
 競艇は開催日数が多くまた住之江と尼崎、児島と丸亀、若松と芦屋のように隣接して存在し
ファン層も被っていると思われるところがあり売上のあった時代はよかったものの少なくなると
数少ないパイを食い合うことになり共倒れという事態にもなりかねない。そして宮島と徳山のよ
うな暴力団顔負けの仁義なき戦いがおこるのか。
 ファンの立場からすると競艇のみに限らず全ての競技が買える方がいい。選択するのはファ
ン自身でありそれによって各場が番組構成に力を入れ選手も力を発揮できたら言うことはな
い。
 広島戦争は波谷守之の奮闘で幕を閉じたが競艇界にそんな人物がいるわけはなかろう。縄
張り争いという観点ではヤクザも競艇も一緒じゃないかという世間の笑い声を両場の関係者は
どう捉えるのか。


またもや変更

 競艇ではフライングした場合一定期間の出場停止(厳密には選手が斡旋を辞退するという形
だが)があるがこの期間はしょっちゅう規則が変わり変更される。一番最初はフライング1回に
つき30日だったが2回目が60日、3回目は120日になり最近では1回目が40日に変更され
たのだがこれが再び30日に戻るという。言い分としては「罰則を増やしてもフライングは減ら
ず意味がない」ということだが本音は今期の引退選手があまりにも多すぎ正規の斡旋自体に
影響が出そうだからだろう。
 売り上げの大部分を3連単が占めるとフライングがあった場合返還する金額が大きくなり大
打撃を受けるということで厳しくなったのだが3年もたたないうちに元に戻すのは舌の根も乾か
ぬうちにと言われても仕方があるまい。
 引退選手が多いのは最近の競艇はスピード化が激しく長年培ってきた経験や技術が通用し
なくなったことが大きいだろう。それでも2003年11月から50人が登録削除されたのは異常
である。それだけ競艇自体に魅力を感じなくもなったのだろうか。
 競艇は年間最大180日開催できるが他の競技と比べると非常に多い。しかし開催していれ
ばお金が入るという時代ではなくなっている。それでなくとも上位選手の過密日程が問題となっ
ている今、開催日程の削減や1日10レース制の実施に踏み切ってもいいのではなかろうか。
こうころころ規則が変わるのはたまらない。


何のためのリニューアル

 住之江競艇ではこの4月から券売機が一新されたが評判が非常に悪い。住之江本場しか発
売していないのにマークカードの「住之江」を塗りつぶさないといけない、自動発売機の処理が
非常に遅くしかも最後に「確認」ボタンを押さないと発行されない。有人発売の方が少しは早い
がこちらの機械も以前より処理スピードが遅いようで行列はなかなか進まない。G1の名人戦
でさえ締切5分前で買えるかどうか、という混雑ぶりなのに年末の賞金王決定戦だったらどうな
ってしまうのか。高知からやってきたファンの一人は狙いのレースが目の前で締め切られて買
えなかったこともあり「賞金王は絶対に来ません」と言っていたが気持ちはわかる。私も慣れて
いるから買えたわけでこんなことで新規ファンの獲得はできるのか。最近のJRA本場もウイン
ズもそう並ぶことはない。
 おそらく主催者側は「慣れていないから時間がかかっているだけです」とほざき、機器製造元
の日本トーターも案内係を何人も並べているが機器そのものの処理スピードの問題なのだか
ら意味がない。お金をいれ、マークカードを投入したら「読取中」と数秒表示。「確認ボタンを押
してください」と言われ押すと「発行中」と表示。さらに数秒して「次のマークカードを入れるか精
算ボタンを押してください」とアナウンスが流れ精算ボタンを押すと「ただいまお金を数えていま
す」とさらに数秒かかりようやく投票券とつり銭を手にする。こんな時間のかかる自販機がどこ
にあるんだ。
 また新たな投票券は地紋のない真っ白な紙で全く面白みがない。しかも時間がたつと消えて
しまうらしく「日に当てないでください」などと書かれている。最近の新しい投票券はレース名が
記載されるのが当然だと思っていたがその表示もない。選手名表示が出るものまであるのに
なんとも遅れている。「これが賞金王の当たり券だぜ」と見せるのもファンの楽しみの一つなの
に全く考えていない。
 リニューアルだと新聞広告などで自画自賛しているが外向発売所もそう自慢できる施設とも
思えず票数掲示板も大型ビジョン化と一体化されてしまいかってはレース中に2連勝単式のオ
ッズが表示されていたのだがそれも見ることが出来なくなってしまった。何のための、誰のため
のリニューアルなのか。お金の無駄遣いとしか言いようがない。

追記:あまりにも評判が悪かったせいか「住之江」塗りつぶし、「確認」ボタンの押下は2ヶ月ほ
どで廃止されました。しかし機器自体の処理の遅さは当然ながら変わりません。


天覧競馬への期待

 平成16年の秋の天皇賞は天覧競馬となる予定だったのだが新潟中越地震の被災者への
配慮ということで取りやめになった。もともとJRAの強い要望に仕方なく、という感じだったので
中止の言い分ができたと宮内庁は思っているかもしれない。今上天皇は学習院時代馬術部で
皇太子時代にも天皇賞を台覧されており今回も楽しみにされていたのではと思うのだが。
 さて、英国に限らず王室や皇室が馬を持っていることは珍しくなく日本でもぜひともと思うのだ
が実現の見込みは今のところない。しかしそれでも期待してしまう。
 現在の日本相撲協会の元を作ったのは昭和天皇である。幼少の頃から相撲好きであった昭
和天皇は摂政時代に東京相撲協会に下賜された。(金額は不明。というより詮索は不敬罪と
いう時代だった)東京相撲協会はこれを元に摂政賜杯(現在の天皇賜杯)をつくりさらに犬猿
の仲であった大阪相撲協会に対し「東京だけでは恐れ多い」と統合を持ちかけ日本相撲協会
が出来上がり現在に至っている。現在まで大相撲が続いているのは昭和天皇のおかげだとい
っても過言ではない。
 当時の相撲界は野球など新たなスポーツが入ってきてスポーツ興行イコール相撲という時代
ではなくなってきて大阪相撲は経営難に陥り八百長が横行するなどすさんだ状況にあった。こ
の文章の上段を「レジャーの多様化」、大阪相撲を「地方競馬」に読み替えると現在の競馬界
の状況に似ていることがよくわかる。
 願わくば今上天皇に力添えいただき将来にわたり下々が競馬を楽しめるようにしていただき
たいと思う今日この頃である。その一歩が天覧競馬であると思っていたのだが最初から躓いて
しまいまことに残念である。


集計トラブル

 2004年の競艇賞金王決定戦は3年前に続いて集計トラブルが発生しレース開始が35分遅
れる大失態となった。私は住之江にいたのだが本来の締切時間を10分過ぎた16時30分に
なっても音楽が鳴り続けており「まあ10レースあたりから締め切りが遅れ気味だし仕方がない
か」と思っていたのだが一向に締め切る気配は見られず「また集計トラブルじゃないか」と同行
者と言い合っていたのだが16時40分を過ぎて初めて「他場からのデータが届いていないので
遅れる」とアナウンスがあった。だんだん暗くなり地上波テレビ中継も終わるんじゃないかという
16時50分過ぎにようやくベルが鳴り発売が締め切られレース開始となった。
 発売を締め切り選手がボートに乗ってから待たされいったん控え室に戻るという前回より少し
はマシになっているかもしれないがだんだん寒くなっていく中延々と待たされるファンのことを考
えていたのだろうか。そしてもう10分も遅れていれば日没でナイター設備のない住之江ではレ
ースはできなかったかもしれない。そのあたりも考えていたのだろうか。
 場外発売のシステムがどうなっているのかは知らないが全ての場が同時オンラインされてい
るわけではなく一定の時間ごとにそれまで売れたぶんを本場に送るような形をとっているのだ
と思う。それなら「三国からデータが来ていない」ことはすぐにわかるのだと思うのだが。
 地上波テレビも「中継番組」と銘打っていながらレース中継ができなかったわけでTV局にも
「考えてくれよ」と言いたいところではあるが難しいだろう。(野球などのように放送局から「中継
させてください」と頼んでいるのではなく競艇側が「お金出しますから放送してください」とお願い
している)そんな力関係である以上時間内にレースしなければ仕方がなく競艇を知らない人も
触れる機会だというのに「何や、競艇は走りそうで走らへんもんなんか」と思われても仕方があ
るまい。
 また住之江競艇のホームページで謝罪文を載せているが三国側に問題があってうちも被害
者だというような書き方になっている。ファンは賞金王決定戦を買いに来ているのであって住之
江や三国は関係ない。こんな調子ではまた同じようなトラブルが起きるだろう。


「食」を生かした活性化

 公営競技場に限らずこうした場所での食べ物は「高くてまずい」のが普通の感覚だろう。高速
道路のサービスエリア同様他に行くところが無いから入らざるを得ない、ほっておいても客が
集まるから努力しないという悪循環にはまるわけだがここまで外食産業が発達するとそうもい
かない。
 当然ながらそんな業者ばかりではないことも付け加えておこう。多摩川競艇の牛吸、高松競
輪の手打ちうどん、芦屋競艇のちゃんぽん、西宮競輪のカレー(これは幻になってしまった)、
函館競輪の焼きめしは私の中でのベストファイブで(あくまで食した中にすぎないが)他にも川
崎競輪のようにあれだけ店が多ければ(最近減っているようだが)レベルは高くなる。逆にどう
しようもないところも多いわけであえて名前は出さないが(旅行記、近畿の各場、近場の日帰り
旅打ちを参照して下さい)客の多さ、売り上げの大小、都市近郊、地方を問わないところが面
白い。
 最近場外発売が盛んになっておりほぼ毎日のように競技場は開いているようになっている。
必然的に食堂や売店も開ける日が多くなるのだが来場する人は増えていない(むしろ減ってい
る)こともあり撤退したり場外日は開店しないなんてところもあるようだ。
 某競輪場の食堂店主は「開けるたびに赤字になる」と言っていたが逆に考えればこれはチャ
ンスではなかろうか。そもそも月に6日(競輪の場合)しか営業できないから値段も高くせざるを
得ないわけで毎日のように開店するのならギャンブル客だけでなく以外の客も取り込めるはず
である。地方なら駐車場もタダで停められるし場外なら入場料も要らない。
 うまくいけば食堂に来た人が競技に興味を持ち投票券も買ってくれるかもしれない。主催者
も食堂から上納金をとっているだろうから食堂の売上が増えれば懐も潤うわけで大きな経済効
果が期待できよう。
 既得権にしがみついた前述の某競輪場のような食堂にはどうぞ撤退していただきこれからは
新たなレジャーが想像できる経営者と組んでいかなければ公営競技の将来はありえまい。


結果がすべて

 桐生競艇場で行われる第10回海の日記念オーシャンカップ競走は台風接近の影響で1日
目は順延となった。
 朝6時に順延が決定したのだが午前中の2時間に限り希望する選手はモーターの整備がで
きる(但し水面での試運転は不可)ことになり出場52選手のうち46選手が自主整備に参加し
た。参加しなかったの選手は田中信一郎、松井繁、川崎智幸、山本浩次、荒井輝年の6人だ
がよほど自信があるのか単なるズボラなのか、あるいはテストできない(走らせられない)整備
など意味がないと考えているのか。それを含めて仕切り直しとなった翌日は非常に興味深い一
日となった。
 結果からいうと川崎選手が2着2回、松井選手が2着、山本選手が3着1回で舟券に絡んだ
ものの山本選手のもう1走と他の3選手は5・6着という結果だった。
 勝負は時の運もあろう。しかし整備しなかった選手の1着はなかったところを見るとたとえ水
面に出られなくても整備した選手に上積みはあったと見るべきか。あるいは「昨日サボった奴
に負けてたまるか」と敵愾心を燃やしたのかもしれないが。
 いずれにせよこうしたアドバンテージがあるかもと思わせるような希望者のみ整備というのは
やめた方がいいのではなかろうか。かって住之江や尼崎では水曜日は非開催で水曜日をまた
いだ開催がある場合中休みとなっていたが宿舎から出られなかったという。


遊び場のサービス

 桐生競艇場は3連単導入の遅れや桐生市の撤退、無料バスの廃止など長らく後向きのニュ
ースしかなかったが昨年あたりから流れが変わってきたようだ。
 主催者を一本化しスタンドの改築、そしてSGの誘致とやる気なさそうな時代を見たものには
信じられないような変わりぶりだがそれがハード面だけならどうということはない。
 私が高く評価するのはオーシャンカップ準優勝戦日のレース終了あたりから大雨となったの
だが競艇場は希望する人全員にビニール傘を貸したという。いくら1本100円で買える時代と
はいえ1000本単位で必要となれば費用も莫大だしそれだけ用意していたのもすばらしい。
「返却は次の来場時で結構です」ということだが近隣の人はともかく遠来の人は返せまい。同じ
やるなら配ればいいじゃないかという声もあろうが公営競技では特定の客に物品を配ることは
禁止されており「貸与」という形を取らざるをえないだろう。
 必要なときに必要なものを提供するのが本当のサービスであり桐生競艇がそれを追求しよう
としていることがよくわかる出来事である。タレントのトークショーよりも、もっと言えばペアボー
トよりも大人の遊び場にはこうした心遣いが必要なのである。生まれ変わった桐生に行ってみ
たくなった。

追記:残念ながら傘の返却率が悪くこのサービスは間もなく廃止されてしまったらしい


こそこそ

 かって当時の職場近く、大阪市北区豊崎にビルが建とうとしていた。何のビルなのかと同僚
間で話題になっていたが工事現場の看板に発注主が「京阪神不動産」となっていたのでJRA
の施設だろう、もしかしたらウインズかも(同社はウインズ梅田・神戸の施設会社である)と私
は言っていたのだが実際にはオフィスビルだった。
 大阪の難波に競輪の場外発売所を作るという話が浮上したのは15年以上前の話である。
当然ながら反対運動が激しく(だいたいJRAのウインズがあるのに今さら増えても関係なかろ
うに)建設場所もいろいろと変わり結局日本橋になった。もちろんそこでも賛否両派が入り混じ
ったが建設予定地にホテルが建ちこれで万事休すかと思われた。
 このホテルは仕事の関係で一昨年までよく利用していたのだが私がここを訪れないようにな
った去年の2月頃からホテルの隣にあったコインパークが閉鎖され何かの工事が始まった。
 昨年11月に日本競輪選手会埼玉支部長の永倉通夫選手にお会いしたときに「日本橋の場
外はどうなっていますか」と聞かれたがこんな状況なので「止まっているみたいですよ。前は反
対運動の垂れ幕なんかもありましたけど今はありませんし」と答えたのだが昨年末サテライト
大阪のホームページが開設され場所を見るとあのホテルの隣だった。つまりあの工事は場外
車券売場建設だった。現場を見てみると必ず掲示しなければならない看板は正面ではなく外
れのほうにかけられていた。
 そういえばボートピア梅田も3月開設予定らしい。堂山の交差点で何か工事をしていたがそ
れのようである。こちらの方は全く競艇とかボートといった字は見えない。ただエスカレータがあ
ったりとオフィスビルでないことは容易に想像できる構造だけに近々看板が架け替えられるこ
とは間違いなかろう。
 どうせバレるのにこういうこそこそしたやつはどうも好きじゃない。
サテライト大阪
ボートピア梅田


いつもと違う週末

 平成19年8月第3週の難波近辺はとてつもなく静かだった。盆休みの最終日だというのに飲
食店も映画館も普段の日曜より少ない。パチンコ屋もがらがら。インフルエンザによる中央競
馬休催のためでウインズの集客力はすげぇなあと思ったものである。
 さて、中央競馬といえども夏競馬に来るファンというのは春や秋の重賞のみ買う人ではなく週
末の習慣として競馬に来る人が圧倒的に多いため寂しくなって他競技を買うのではないかと私
は見ていたのだがまあある程度は当たっていたようである。多摩川競艇では入場者が2000
人増、小田原競輪では31億円と1日あたりの売上レコードを記録などなかなか盛況だったよう
である。
 私が当てが外れたなと思ったのは住之江競艇で金曜日に6億8000万円を売り上げていた
だけにこれはヒラ開催では久々に売上10億円(1日あたり)突破するなと思っていたのだが土
曜日で6億8000万円、日曜日で8億円にとどまっている。ただ面白いのは利用者数は殆ど変
わっていないことでこれは競馬と掛け持ちしていたファンが競馬の資金を競艇につぎ込んだか
らかなと想像してしまった。もっともボートピアの観客が利用者に含まれているかは不明なので
一概には言えないが(日曜日は場外で3億円を売り上げている)
 8月21日の大阪日刊スポーツで競馬ファン100人に「日曜日に何をしましたか」というアンケ
ートをとっておりこのうち36人が「他のギャンブルをした」と答えている。おそらく多くはパチンコ
だろうが言い換えれば中央競馬ファンの3割は他競技が簡単に取り込める客層であるといえ
よう。
 翌週から開催されたため他競技の思惑は外れたようだがそんな潜在的なギャンブルファンを
JRAだけに独占させておくのはもったいなかろう。他競技の奮起を促したい。


ミスはミスとして

 昭和61年5月31日、阪神競馬第4レース4歳(現在の3歳)未勝利戦は5枠7番ムーンダツアー、
4枠6番グレートパスカル、5枠8番ロングヘンリーの3頭が並んでゴールに入り写真判定(ネガ)
の結果1着7番、2着6番、3着8番で確定した。ところが現像された写真を見た裁決委員はと
んでもない事に気付いた。勝負服の似ていた6番と8番を間違えて判定していたのである。つ
まり2着8番で3着6番が正しい着順だと。
 これまでの日本中央競馬会(まだJRAという言葉はなかった)のやり方だと決勝写真は発表
せず写真を見た新聞記者に口止めしこの事件は闇に葬られたことであろう。しかし開催施行
委員長は誤審を明らかにしすでに確定した枠連4−5以外に5−5も払戻金を支払うと発表し
た。当然既に馬券を捨ててしまった人も多く競馬場や場外馬券売場ではゴミ箱をひっくり返す
人も出たりして大混乱となった。ある馬券を捨ててしまった人は裁判まで起こし払戻金を得てい
る。ちなみにこのときの開催委員長は佐藤武吉氏で後にJRAプロパーとして初めて副理事長
に就任している。
 平成20年12月26日の多摩川競艇3レースで救助艇付近の走行をめぐり5艇が失格になる事
件があった。しかし映像を見ると審判の指示がおかしいのではないかと思われるし噂によると
審判長は解任されたという。ところが今もって公式発表はない。当然的中していたはずの舟券
を持っていた人に対する補償は全くない。
 20年以上前の昭和の時代にできたことがまだできないのか。


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