名古屋競馬


 仕事で名古屋によく行っていた頃名古屋競馬にもよく行きました。ここは笠松、中京(最近は
殆ど開催しませんが)との共催でしかも土・日は開催しないということもあり旅打ちし難いところ
です。元の地名からどんこ(土古)競馬と呼ばれるなどと書いた本をよく見かけますが実際に耳
にしたことはありません。

 名鉄神宮前駅、地下鉄東海通駅(神宮前からのバスが経由する)から無料バスは出ていま
すが年々本数は少なくなっている感じです。また神宮前駅からの最終の無料バスは13時と非
常に早いです。もっとも市内ということもあり路線バスは充実しており東海通駅から1時間に8
本程度、名古屋駅前の名鉄バスセンターからも1時間に3本あります。なお名鉄バスセンター
からのバスは市バスではなく三重交通の郊外バスで市内で降りられるのかどうか少々不安で
すが競馬場前で降りられます。また競馬場の西側を貨物の引込線が通っていました。もっとも
貨物列車が通るのを見た事はありませんでしたが。そのせいか、この路線は最近電化・高架
化され旅客列車を走らせることになり「あおなみ線」の名前で2004年の10月に開通しまし
た。最寄り駅である名古屋競馬場駅からは徒歩5分程度です。名古屋駅に直通するのですが
乗り場は駅のはずれでしかも改札は新幹線側にしかなくわかりにくいので注意が必要です。
 
北門(他の門は退場専用なので入場はここだけ)     長方形のパドック

あおなみ線車内から見た競馬場

 都市内の競馬場として園田や川崎に似た雰囲気があります。土日に開催しないところも両場
に似ています。地方競馬には珍しくスタンドの裏側から入場しますがこんなところも先にあげた
両場と同じです。施設は古く温泉旅館の如く建て増しを続けており統一感は全くありません。小
型のスタンドが4つ並んでおり大きく見えますが上層階を閉鎖しているスタンドもあり入れる場
所は少ないです。グリーンホールというガラス張りのスタンドもありますが別料金(指定席では
ない)です。このシステムは競艇場やオートレース場を中心に東海地区でありましたが残ってい
るのはここだけと思われます。それだけ冷暖房完備のスタンドが無料というのが常識となった
わけで。名古屋の夏は暑く途中で我慢できずに向かいのパチンコ屋に逃げ込んだこともありま
す。さらにスタンドが南向きということもありダートの砂も砂漠の如くじりじりと音を立てて焦げて
いるような感じさえし、熱風となってスタンドを襲ってきます。新スタンドを待ち望みたいところで
す。

スタンドいろいろ。手前のスタンド(第3スタンド)の上層は入れない。隣の第2スタンドは指定席とグリーンホール。隠
れるように小ぶりな第1スタンドがあり無料では唯一の個別椅子のスタンド。決勝審判台をはさんで東スタンドと計4
つのスタンドがある。なお第3スタンドのさらに手前(4コーナー側)には芝生席もある。

 入場門の並びに10数軒の食堂が並びおばさん達が声を張り上げています。どてがえもいえ
ぬ匂いをたて串カツや焼き鳥が並んでいます。東海地区の公営競技場によくある風景で串カ
ツを頼むと「ソース?、味噌?」の選択となります。甘辛い味噌たれにキャベツをつけて頂きま
しょう。スタンド内にはレストランもありこちらもだいぶ賑わっていますが値段は少々高めのよう
です。
 
北門横の食堂街                         4コーナー奥には団地が。スタンドと同じくらい古そう。

愛知県競馬組合ホームページ

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