大津びわこ競輪



 大津びわこ競輪といえば高松宮記念杯です。高松宮杯の時代から私は毎年1日は本場で見
るようにしてきました。しかし6日制は4日制となり、予選から西日本と東日本に分かれて戦い
東西が相対するのは決勝だけ(負け戦もそうだが)という独特のスタイルが魅力だったが「東西
対抗」という名前だけは残しながら通常のふるさとダービーや特別競輪と同じようなスタイルに
なってしまったのは惜しいです。
 さて、なぜ大津で高松宮殿下なのかというのが疑問でしたが競輪場近隣の近江神宮の氏子
総代が高松宮殿下であることに由来するのだそうです。

 大津びわこ競輪はびわこ競艇と従業員等が同じで同時開催はありません。主催は競輪は大
津市、競艇は滋賀県とわかれていますが。JR西大津駅若しくは大津駅から無料バスがありま
す。なお京阪浜大津駅からの無料バスは廃止されました。道路を走る京阪は風情があって楽
しいかっただけにこのルートで行けないのは残念です。西大津駅からだと歩いても行ける距離
です。(10分程度)帰りのバスもこの2方向で15時以降の運転です。途中で帰る場合は路線
バスか徒歩となります。びわこ競艇同様昔は四条大宮や三条京阪行きのバスもあり、初心者
だった私は同乗したベテランファンといろいろ話を聞いたりしたものです。
 なお車で行く場合は混雑時には競艇場の駐車場も利用できる事もあり便利です。終了直後
は浜大津付近などかなり渋滞します。なお西方面からくる場合は京都東インターで降りたほう
が近いです。そしてこっちのほうが渋滞は小さいです。また競輪場周辺は初めてきた頃には想
像できないほど開けてきました。高い建物はプリンスホテルとホテル紅葉くらいしか見えなかっ
たものですが大阪や京都の通勤圏となりマンションが立ち並び巨大なスーパーなども出来てい
ます。

大津駅前の無料バス乗り場。駅を降りると正面に見えるが行くには右手の横断歩道から。

 はじめて大津びわこ競輪に行ったのは13年程前ですがスタンドは古いままでしかも4コーナ
ーから1コーナーまでとバック側には入れない構造になっていた事もあり毎年特別競輪を行う
競輪場とは思えませんでした。近畿地区では唯一の500バンクという事もありヒラ開催ではど
うしても間延びしたような感じがし、迫力を余り感じませんでした。ジャンが入っても誰も動き出
さず最終ホームに入ってようやく先行体勢に入るというのんびりした展開は33バンクの西宮や
奈良でのジャン前から競り合いやかまし先行をヒラ開催でも見てきた私の好みには合いませ
んでした。もちろん仕掛ける地点からゴールまでの距離は変わらないのですが周長の違いで
大きくイメージが変わるものです。そんなわけでびわこには年に1回、宮杯しか行かなくなって
しまいました。
 
バック側の管理棟                    打鐘が入り誘導員が退避するが・・・

 現在はホームスタンドも改装されバック側に入れないのは同じですが記者席らしい建物もあ
りまずまずの設備を誇っています。一般席もガラス張りなのは競輪には珍しいです。スタンド裏
のスペースは広く大きなテントを立ててステージを作ったり歴代優勝者のパネル展をしていたり
します。南側には大きな食堂、北側には5軒程度の食堂があります。スタンド内にも特観席用
の食堂があります。なおここ大津びわこ競輪は特観席も通常入場料も宮杯の時は特別料金と
なります。非常にせこいです。食べ物もそうなっているのかどうかは知りませんが。

一般席もガラス張り

 ホームスタンドの1階は売り場があったのですがその部分はファン休憩室に早変わりしてい
ます。外部にモニターは少なく少々不満なのですがここにはモニター数台が並び3車単、2車
単・複、2枠単・複のオッズを同時に見る事ができ比較して購入するには便利です。おかげで
宮杯のように多くの観客がつめかけた時は(といっても昔ほどではないのだろうな)10分前で
も並ばないといけないくらい窓口が混雑したりします。新型機器導入時にあまり数を入れなか
ったんだろうなと想像されます。自動発売機もそう目立ちません。年に1回しか行かないだけに
だんだん寂れていく様子がわかり非常に心苦しいです。周りの発展具合とは対照的です。
 
びわこ競艇用の払い戻し機もある      500バンクは中に陸上トラックがあることが多いがここは何もありません

 ヒラ開催の具合を予想するのも怖いほどですが特別競輪に頼り切った運営の弊害が出てい
るように思うのは私だけでしょうか。高松宮記念杯は祭りと割り切り日頃の地道な運営にも力
を入れて欲しいものです。かってのタイトルホルダーを集めた「ウルトラマンカップ」など面白い
企画レースなどもやっていることですし期待は持てます。びわこ競艇、向日町競輪と同時開催
しない事もあって旅打ちしにくい日程になる事が多いですがぜひともおこし下さい。

大津びわこ競輪ホームページ

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