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和歌山競輪
和歌山といえば元々住んでいた兵庫県からはもちろん、大阪からでも「旅行」という気分がす
るものです。営業をしていた頃和歌山にも顧客があり時々訪問していた(「流れに掉さす」に書 いた旅田氏の選挙応援に行ったのはこの時の縁)のですが行動予定に「和歌山」と書くと社内 のOLから「お土産よろしく」と言われたものです。出張じゃねえぞ、と毒づいたりしたものですが 1日がかりの仕事のわりに楽という半分出張みたいな気分だったのも事実です。やはり和歌山 は仕事ではなく観光で行くところのようです。青い海と温泉と。
そんなわけで和歌山競輪は「旅打ち」気分の方が大きいのですが近畿地区と言う事でこちら
に。 ![]()
観光県の和歌山ですが和歌山競輪は観光に余り縁のない和歌山市の中心部にあります。ち
なみに和歌山県の人口の大部分はこの和歌山市や隣接する海南市に集中しており白浜や串 本といった南の地区との南北格差も問題になっているようです。自動車専用道路も湯浅までで しかも1車線と道路事情もあまり良くありません。また集中しているといっても知れています。県 庁所在地のJR駅の隣の駅がすべて無人駅というのはここくらいでしょう
和歌山市内も城下町特有の複雑な道路が市街地には残っていますが大きな道路も多く特に
渋滞もしませんので割合簡単に高速の出口から競輪場の近くまでは行けます。しかし競輪場 は紀ノ川の川べりにあり堤防の道を通っていくのですがこの道に入るところは難しいです。堤 防の道は1車線なので終了時はかなり渋滞します。また駐車場も無料ですがあまり大きくなく 通常開催でも昼から行くと「満車」の札を出し入れてくれない(本当に満車なのかは分からない が)可能性も有ります。わかりにくい場合は南海和歌山市駅近くの一般駐車場に入れるのも手 です。駅ビル以外に高いビルが無いだけに目立ち簡単に行けます。電車で行く場合は南海電 車を利用しましょう。和歌山市駅を降り大阪方面に線路沿いを歩き踏切を渡ったところです。 まあ来る途中に見えますからわかりますが。それにしても岸和田にしろここにしろ一旦通り過 ぎてしまうのは少々腹立たしいのですが。JRで和歌山に来た場合は和歌山駅で降り「わかや まシャトル」という南海和歌山市駅行きのバスに乗りましょう。10分間隔で走っており便利で す。うまく接続していれば和歌山市駅行きの電車もありますが1時間に1本でしかなく接続して いる可能性は低いです。 ![]()
立派な選手宿舎
向日町競輪のところでも書いたように県営競輪という事もあり主催者はあまり力を入れてい
ません。「踏切を渡って入場する」というスタイルでもわかるように入場者は大した数ではありま せん。施設も古目ですがふるさとダービーを開催した分だけ奈良よりはましです。バックストレ ッチ側には真新しい建物がありますが予想通り選手宿舎です。食べ物に関しては「ここで何か 食べよう」という気にさせるものが無い、というのが現実です。大体ラーメンが「和歌山ラーメン じゃない」だけでも失格でしょう。マグロ丼とかあったらおもしろいのに。
なお非開催日の払い戻しは向日町同様県庁舎で行われます。まあ同じ市内ですからそう遠く
はありませんが。
和歌山の記念競輪は「和歌山グランプリ」と名前だけは立派なのですがかっては立川記念と
同時開催で立川は優勝賞金400万円で副賞はシーマ、でこっちは350万で副賞はみかん一 箱と斡旋担当をつるし上げたくなるような格差があったものです。現在はどうでしょうか、もっと 広がっていたりして。
それでも選手宿舎の食事も評判がいいようですしまた通常開催でも関東や南関東の選手を
積極的に呼ぶなど出来る事からやっていこうという姿勢はうかがえます。
かっては和歌山市内には紀三井寺競馬もありましたが15年以上前に廃止され公営競技は
ここだけとなりました。競馬場の跡地は病院となっており外周の道路にコースを思わせる曲線 が残っています。観光地である和歌の浦の近くですので興味のある方はどうぞ。
和歌山競輪からの帰りに南海電車に乗るとわざわざ大阪方面からやってきたコアなファンも
多く車内で競輪談義、というのも珍しくありません。
不思議なのは県内に多くの観光地を抱えながら場外発売所を作ろうという動きがないことで
す。温泉にはバクチがつきものですし白浜や新宮などに場外があれば(さすがに高野山には 無理だろうが)県外からの観光客が訪れ売上の向上につながるのではと思うのですが。
そんなわけでもうちょっとやる気を出してよ、というのが私の和歌山競輪に対する思いです。
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真ん中に「烏龍茶」とあるので押してみたらせん茶でした。無料だから文句は言わないが・・・。
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