姫路競馬



 私の出身地から一番近いのが姫路競馬場。しかし駐車場が有料ということと開催日が少な
いということもあって長らく足が遠のいています。確かに姫路駅から無料バスはあるけどそこに
行くまでがちょっと高い、近所で旅打ちの気分もしないという感覚が邪魔をしているようです。



 姫路へはJRの新快速が早くていいでしょう。姫路に停車するのぞみはそんなに多くはなくし
かも混雑していますから新大阪から乗り換えたら便利です。JRの姫路駅を出たら大きな通り
が見えます。その通りの左手の歩道を歩いていくとバスのターミナルがありますが無料バスは
ここから出ていません。そのまま歩道を少し歩き、りそな銀行の前に無料バスの乗り場はあり
ます。なお無料バスの時間を過ぎてしまったら先ほど通り過ぎたバスターミナルに入り「姫路獨
協大学経由大寿台行き」のバスに乗れば競馬場に行けます。お城をぐるっと回り細い通りに入
り20分程度でつきます。帰りは30分以上かかる可能性もあります。バスは例に漏れずボロで
す。なおJR播但線の野里駅から歩いて行く事も出来ますが(15分程度)この路線は本数が少
なくおすすめしません。途中で帰る場合は路線バスで帰ることをすすめます。帰りのバスはす
べて姫路駅行きで1時間に6本程度走っています。
 ちなみに姫路は貯蓄性向の強い土地柄ということで都市銀行はもちろん中国、四国の地方
銀行まで支店があります。手数料を払いたくない人はどうぞお探しを。

 ゲートには「姫路公園競馬場」とあり、これが正式名称のようです。「公園」として使用される
のは内馬場で行われる消防の出初め式と凧上げ大会くらいしか記憶がありません。ゲートをく
ぐると小ぶりなスタンドが見え左手に「ファン休憩所」なる建物があります。この建物は食堂街
になっており休憩しようと座ると目の前の店から「いらっしゃい、何にする。うどん・ラーメン?」
とおばさんが飛んできます。無料の水やお茶だけで済ませるには相当の勇気が必要です(笑)
そのうえさして美味いものはありません。

問題の食堂

 1周1200メートルと園田よりは広いのですがバックストレッチの向こう側が道路になっており
さらに植わっている木もそんなに大きくないのでバスが走っているのが見え、箱庭のような狭さ
を感じます。かっては競馬場に隣接して厩舎があったのですがかなり前に西脇市に移転してお
り跡地は駐車場になっています。そんなわけで騎手はレースでしかここを走ることはなく「姫路
は苦手」という騎手も少なくないようです。やはり園田より長いぶん「早仕掛けは持たない」よう
です。とはいえ小回りですので「先行有利」であることはまちがいありません。



 初めて姫路競馬に行ったのは○学生(自主規制)の頃です。馬券は黄色い200円券とピン
クの特券(1000円)でこういう形の馬券を見たのは最初で最後でした。もちろんこの後全国を
旅打ちしようなどとは思ってもいませんから1枚も保存していません。今考えたら惜しいです
が。もっともこの時は馬券は買っておらず(坊主頭で買えるわけがない)単に中央騎手招待競
走がありその出場騎手にまだ新人だった武豊がいたから行ったまでのことです。当たり馬券が
落ちていないかと探したものですが見つかりませんでした。ちょうど○学校を卒業したばかりで
補導されてもかまうか、という悪童二人と行ったのです。現在も3月に姫路開催は行われます
がこの時期になると卒業式や受験のことより卒業式の次の日にX盛りをし、その時の盛り上が
りで姫路競馬に行った事を思い出します。話を持ち出したのは私だったと思います。よい子は
まねをしないように。



 そんな姫路競馬ですが存廃の危機にあります。西脇や園田からの輸送競馬の為経費がか
かりその割に園田開催より売上が少ないということで開催を園田に一本化し姫路は場外専用
にしようという動きがあります。開催日数は減らず補償等も発生しない為突如廃止(開催終了
後来年度は開催しないと発表)される可能性があります。全場制覇を目指している方は「あっ」
ということのないようにお気を付けを。


チョーク書きの出走確定板。やはり地方競馬はこれでないと。

兵庫県競馬組合ホームページ

トップへ
トップへ
戻る
戻る