平和島競艇、川口オート

平成8年7月26日、27日

 今回も首都圏旅打ちです。競輪が入らないのは珍しいかもしれません。エンジンもの2種類
です。

 朝9時まで仕事だったので終わってから伊丹空港へ。10時半の便に間に合い羽田に向か
う。この時間の飛行機に乗ることは珍しく割合すいていた。夜勤明けなので禁煙ランプが消え
たのさえ(当時は後方に喫煙席があった)覚えていない。そして着陸してからアテンダントに起
こされてしまった。ううむ、眠っている間に着いてしまったようだ。

 モノレールに乗り二駅乗ってから京浜急行へ乗り継ぐ。まだ京浜急行は天空橋(当時は羽田
駅だった)どまりである。なおモノレールの流通センター駅から平和島競艇場まで歩いて行く事
もでき後にこのコースも試したことがある。流通センターで降り真っ直ぐ進んで1階に郵便局の
あるビルの角を左に曲がり首都高速を歩道橋でまたぐと見えてくる。徒歩20分くらいはかか
る。羽田駅に急行が停まっていたので乗り込む。急行は平和島に停車するので都合がいい。
平和島で降りてもバスターミナルはなく新聞を持った人についていくと交差点にバス停があっ
た。バスは立体になっている交差点をぐるっと回り転回しているようだった。そのままバスは第
一京浜を走り競艇場へ。大きなバスターミナルに大きなゲート。隣には別の建物があり総合レ
ジャー施設のような形になっていた。さすがは民間所有の施設である。(京浜急行の子会社) 
 何も食べていなかったのでとりあえず食べ物を探す。一番奥に食堂が2軒あったので一方に
入り煮込みとライスにする。漬物が取り放題なのはこういうところには珍しい。結構うまかった
のでその後もここにはよく行く。冬に豚汁を食べたがあっさり系だった。玉こんにゃくは関西で
は見かけない。最初は練り物かと思ってかぶりついたらこんにゃくだったのでびっくりした。(現
在漬物取り放題は廃止されているようです)
 
 食べ終えてから水面に行くと水が異常に汚い。運河のどん詰まりということもあり水が循環し
ないのだろう。1マークの奥には大きな滝がありこれは浄化装置のようである。どろんどろんの
水をかき分けるようにボートは疾走しているがこんなところで落水したくはないだろうな。1マー
ク寄りに行くと運河につながった部分があり対岸に照明灯が見える。大井競馬場だろう。夏に
はダブルヘッダーも楽しめるが敷地の裏側と裏側が接しているのできちんと行こうとすればか
なり大回りになるだろう。ここには鳥(ゆりかもめ?)が集まってきておりパン屑をあげている人
もいる。えさをあげないようにとの看板もあるが鳥たちは空中に放り投げたパンを飛びながら
キャッチするなど非常に慣れている。

 

 舟券を買おうと窓口に行くと200円以上の掲示があった。他の窓口を回ってもそれ以下はな
かったので最低200円らしい。どうでもいいことだがバラ券の時代じゃあるまいしこんな規則が
必要なのかどうかわからない。後にこの掲示は見なくなったところをみると撤廃されたのだろ
う。3連単だと100円で買う人も多いだろうし。

 舟券を買うと「府中市」の主催であった。府中市には多摩川競艇場があるがここは府中市は
主催しないというなんか変な状況である。府中市にしてみればいずれも借上げになるわけだし
どこでやっても同じということなのだろうか。昔の某都知事が都営ギャンブルを廃止した影響な
のだろうか。
 この頃は工事中だったこともあり敷地のあちこちでフェンスがあり手狭な印象だった。現在は
新しい建物も出来ているが建て増しを繰り返したような印象を受ける。戸田競艇のように一体
化した建物に作り替えることが多いだけに最近では珍しい。それともまだ工事の途中なのだろ
うか。
 帰りはJR大森駅行きのバスに乗る。バスターミナルは混雑しておりそこに次々に競艇場から
のバスが入っていることもあり横断歩道の真ん中でバスをおろされた。

 次の日は川口オートに行く。浦和駅前のホテルに泊まっていたのでそのまま京浜東北線で西
川口へ。このあたりの駅はどこも似たような感じが多く本当にここで降りていいのかな、という
感じがする。川口、西川口、蕨、与野・・・駅の看板だけ取り替えても通用しそうである。京浜東
北線でも京浜線区間と東北線区間では駅の大きさは全く異なる。昨日の大森駅を見ると特に
そう感じるものである。え、新子安や東神奈川はどうなんだって?確かに「都区内」じゃないし
そっちと比べなければいけないのかも。

 無料バスでレース場へ。「オートレース通り」なんて道路がありびっくりする。10分ほど走って
川口オートへ。
 
オートレース通りの看板                    駅前の案内表示にオートレースが

 ここ川口はオートの中では最も観客、売上とも多く賞金も高いという。そのせいか選手が成長
せず「川口最弱」なんてよく言われたりしている。「ホームの成績しかクラス分けの対象にしな
い」というシステムがおかしいと思うのだがそのクラスも各場ごとになっている以上現在のシス
テムなのだろう。
 コースのバック側は大きな防音壁に覆われており大型ビジョンがある。オートでこれがあるの
はここだけだろう。選手は2コーナーから出て来るところが他場と違う。ピットも建物の中に入り
込んでいるようである。しかしいくら壁で被われているからといってこの爆音では効果は薄いだ
ろう。一度場を出て行ってみたが予想通りだった。ちなみにこのレース場の裏は鳩ヶ谷市にな
っている。ちなみにこの鳩ヶ谷市は三方を川口市に、一方は東京都に面しているというなんか
虐げられたような市であるが川口市から何がしか貰ってはいるのだろう。そういえば昔「開催
権をよこせ」なんて話があったような気がする。今にしてみたらその方が安上がりだったかもし
れない。

バック方向を望む。防音壁のすぐ向こうにはマンションが。正面が管理等。

 本来3・4コーナーにあるピットがないせいで50メーターのスタート位置くらいまで真横で見る
ことができ選手に声を掛けることも出来る。大声じゃないと聞こえないだろうが。50メーターの
位置から0ハンの選手を見るとかなり前方に見えわずか6周で追いつけるとは思えない。この
視点は川口じゃないと楽しめないだけにおすすめである。
 「オートのメッカ」だけあってスタンドは大きく食べ物もいろいろがある。ガラス張りのスタンドで
楽しむのもいいがやはりオートは爆音を聞かないと。ごくたまーに試走で不完全なエンジン音
を聞くこともあるし。
 

 平和島、川口ともその後何度も訪問しているので最初の印象はだいぶ薄れています。特に
平和島は羽田への行き帰りに行けることもあり出張の際にちょこっと、などもしかしたらびわこ
競艇より訪問回数は多いかもしれません。それだけに平和島駅からの無料バスが2時半頃に
終わってしまうのが非常に惜しいです。住之江のように駅に近かったらいいのだけどな。ぎりぎ
りまで楽しめるし。

平和島競艇ホームページ
川口オートホームページ

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