高知競輪

平成10年6月4日

 四国は人口のわりに競技場が多くしかも点在しています。四国相互間の交通機関も現在は
だいぶよくなっていますがかっては悪く隣の県に行くのも半日がかり、というのも珍しくありませ
んでした。そんなわけで四国各場は私はすべて1場ずつ訪問しています。まあ大阪からですか
ら交通費もそうはかからないのですがその他からの地区の場合効率が悪いことは否めないで
しょう。特に競輪場は各県に5ヶ所あります。

 大阪空港から高知空港へ。鉄道だと岡山を回りかなり遠回りになる上に時間がかかるので
この方が自然でした。瀬戸大橋が無かった頃は大阪から高知へはYSが1日に14便くらい飛
んでおり便数だけでは羽田ゆきより多かったのですがこの頃は半数がジェット化され本数も減
っていました。距離が短いのでジェットでもプロペラのYSでも時間は殆ど変わらず運賃だけが
高くなるので損をしたような気分になったものです。
 高知市内まではバスで行き、さらに路面電車に乗り換えてグランド前で下車。競輪場は橋を
渡っていきますので停留所から10分弱かかりました。

 高知競輪はこの後建て替えを控えており場内はかなり古い状態でした。500メートルバンク
で内側に陸上競技場があるのはよくある光景です。しかしトラックには草が生えており永らく使
われた形跡はありませんでした。しかし場内の椅子にはユニフォームと同じ色に塗られたもの
がありできるところからサービスを向上しようという意欲はうかがえます。くたびれかけた売店
がありやきそばを購入しましたがもう一つでした。
 6月とはいえ高知は暑く冷房のある施設もありませんでした。我慢強いファンが多いもので
す。現在は建て替えられているとのことですので改善されているのでしょうが。

 帰りは急がないこともあり電車で帰ることにします。駅弁を買おうと行くとなんと「かつおのた
たき弁当」なるものを売っています。生物の駅弁なんてここしかないでしょう。かつおのたたき
は売店内の保冷庫に入れてあり注文があると取り出して箱に入れ販売していました。4両編成
の特急列車に乗り込むとがらがらなのに私の席の周辺だけ20人ばかり固まって座っていまし
た。おそらく団体客でも乗るのかなと思いそのまま狭いところに座っていましたが岡山までその
ままでした。本来指定席を発券する時は3番A席から発券し次は16番D席、5番D席、14番A
席と離れた席から売るようにプログラムされているので明らかに意図的に操作しています。車
内清掃する時に固まっていた方が楽なので固めて売るようにプログラムし直しているのでしょ
う。全くサービスを無視したやり方です。団体客がキャンセルした可能性もありますがそれなら
車掌がそれを告げて分けるでしょうしまったくふにおちません。
 だから四国の電車は嫌なんだ、と思いつつ帰ったのでありました。事実この後四国のJRに
は乗っていません。明石海峡大橋や高速の開通に伴い車やバスの方が早くて便利になりまし
たし。

高知競輪ホームページ

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