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中山競馬・川崎競輪
平成9年4月12日
この日も1日2場です。JRAは1レースが10時と早くしかも前売りの馬券は全国で払い戻し
ができる為複数制覇には好都合でした。 ![]() ![]()
始発の新幹線で東京へ。船橋法典駅より専用通路があると聞いていたのでそこまで行くこと
にする。長い通路を歩き京葉線ホームへ。武蔵野線直通の快速に乗り込み船橋法典駅で降り る。通常の出口とは反対側に専用出口があり通路が伸びていた。通路を歩き始めるが・・・・長 い。全く囲まれた通路の為どこまで歩いているのか全く見当もつかない。ゴールが見えず歩き 続けるのは非常にしんどい。しばらく歩くと入場ゲートがあった。専用通路なので競馬場以外に は行けないのになぜ通路の途中に入場ゲートがあるのか。どうやらここからが競馬場の敷地 なのか。 ![]() ![]()
歩き続けること15分、ようやく内馬場に辿り着いた。エスカレータで地上に上がりようやく競
馬場にいることを認識した。内馬場にはかなりの人がいた。さすがJRAともいえるが土曜日 (皐月賞の前日)の朝にしては多すぎる。しかも障害コースを挟んで内馬場は二つある。そして そのままスタンドまで歩いてはっきりした。スタンドの裏のスペースが殆どないのである。パドッ クにいたってはスタンドを欠けとるようにして設置されている。つまり非常に狭いのである。中山 は混雑するとよく聞かされていたがその理由がよく分かった。
そんな息苦しいところにそう長々と居たくもなかったので3レースまで見て(というより生でレー
スは見れないくらいの混雑だった)後半レースや皐月賞の前売りを買い退散することにする。 ![]() ![]()
バスで来た場合の門 内馬場から見たスタンド
帰りは西船橋駅までバスに乗る。市川で横須賀線に乗り換えると混雑していたのでグリーン
車に乗る。回ってきた車掌に「川崎まで」と告げると変な顔をする。「乗り換えるのはわかっとる わい、通し発券できるやろが」と怒鳴りグリーン券を購入する。まったくJR東日本にはわけの わからん乗務員が多い。後に市川から平塚までのグリーン券を頼んだこともあるが同様の反 応だった。これくらいは何ともないが実害があるような取扱をされたことも多くそのたびに文句 をつけオレンジカードを貰ったものである。品川で乗り換え川崎へ。
駅前に乗合タクシーが停まっており客寄せをしていたのでそれに乗って行くことにする。記念
開催(桜花賞典)だったこともあり場内は大混雑だった。こんなに賑わっている競輪場は初め てだった。かってここで行われた特別競輪で優勝した選手が観客に胴上げされたシーンを思 い出した。このような雰囲気ならインタビューで歓喜のあまりおかしなことを言ってしまう人がい てもおかしくはない。「春だというのに桜が咲いて」なんて。
売店の食べ物も豊富で焼きおにぎりとフライ物をほおばりながらレースを見ることにする。こ
の頃はまだ川崎球場のスタンドがあり何かの試合をしているらしく時折アナウンスが聞こえた。
9レースは山本真矢と伊藤浩の近畿ラインが人気になっていた。逃げると強い山本だが逃げ
られなかったらB級以下。まさにピンキュー選手(1着か9着か)、ギャンブルレーサーである。 岸和田や甲子園なら「逃げられない」ほうに賭けるのだが旅打ちしに来ている自分と境遇を 合わせ「逃げられる」方に張ってしまった・・・・。山本は後手を踏み後位は「むじんくん状態(by 本人)」で後方のままレースを終えた。
11レース特選では看板の吉岡稔真(もちろん強かった時代)が出場。ここは思い切って我が
地元大阪の金田健一郎から買い金田−吉岡で決着。17倍の配当となった。払い戻しに並ん でいると「並ばずに替えますよー」と両替屋が回ってきたので両替屋に券を渡す。関東ではわ ずかな手数料でも商売になるらしく結構居るが地方ではあまりいない。びわこ競輪・競艇くらい か。
帰りはバスはないのでみんな駅まで歩いていく。すごい行列である。おっさん同士が金田のレ
ースぶりを誉めている。好きな選手を誉めてもらえるのは非常にうれしいものである。別のとこ ろでは某選手の悪口を言っており参加してしまう。「山本はだめだね」「先行しかできないから な」「学校の時は吉岡より上だったくせに(65期生在校成績1位。2位は吉岡)」etc
同じ混雑でもJRAと競輪では大きく違う。そんなことを感じた旅打ちでした。中山にはこの後
訪問していませんし再度行こうという気にもなれないですね。馬券買うだけなら後楽園でもいい し。
注:中山競馬場には「再度行かない」と書いていますがこの後2回訪問しています。写真はそ
のときに撮影したものです。
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