戸田競艇・大宮競輪

平成7年12月14日

 首都圏は公営競技場が多くあるので1日2場を回ることがよくありました。日帰りパターンの
一例を少々。

 新幹線を東京で降り京浜東北線のりばへ。川口駅から戸田競艇行きのバスは出ているとマ
クールで読んだこともあり川口へ向かう。降りたのはいいがどっちの出口からバスは出ている
のかわからない。というより方角がわからない。だいたい線路は南北方向に走っているはずな
のに手前に「西川口」があるというのがわかりにくくしている。バスターミナルのありそうな方向
に降りていったらギャンブルバスの停留所はなく反対側に向かう。こっち側だった。
 早い時間だったこともありバスは空いていた。バスはそう渋滞しているわけではないのに長々
と走っていく。結構道はややこしく全く競艇場が近い雰囲気はない。結局20分以上かかって競
艇場についた。

 戸田競艇場はバック側にバスターミナルがあり1マークの上を橋で越え入場する。1マークの
攻防を上から見ることが出来る唯一の場である。珍しいアングルだし橋の上から眺める人が
多いのもうなずける。ここならタダだし。とはいえ規制も必要であろう。橋の反対側もプールに
なっておりここは漕艇のコースになっているらしく練習していた。
 この頃はスタンドの工事中で2マーク側から工事は進められており1マーク側は古いスタンド
のままだった。コースは狭く対岸の映像装置が大きく見える。締め切りの案内などにキャラクタ
ーのアニメが使用されており楽しい。この頃他場では尼崎くらいでしか見なかった。東京のスポ
ーツ新聞では競艇のスペースは小さく入場する人の多くが専門紙を買っていた。ちなみに私は
競艇の専門紙を買ったことが無い。関西ではスポーツ紙の競艇欄は充実しているし出走表も
充実している。
 スタンドのすぐ裏は荒川が流れており敷地は狭い。荒川の対岸は東京都である。ここの対岸
は高島平あたりだろう。
 5レースほど見て大宮に向かうことにする。

 バスターミナルの係員に聞いたところ戸田公園駅の方が近いと聞いたのでそっち行きのバス
を待つ。バスは満載の乗客を乗せやってきて降ろした上で乗り場にやってきた。7−8分で戸
田公園駅についた。この駅からなら歩いても20分くらいか、でも遠いな。仮に東京駅からこの
埼京線に乗ろうとしたら赤羽で乗り換えになるのでその時間を考えると京浜東北線の方が早
いかもしれない。しかもこの戸田公園は普通しか停まらないので本数は少ない。しかも高架な
ので風が通り寒い。5分間隔位で来る京浜東北線が恋しい。

 やっと来た電車に乗り大宮に向かいさらに東武鉄道に乗り換え大宮公園で降りる。氷川神社
があり「大宮」の地名はここに由来するという。大宮公園駅は大手私鉄とは思えないような小さ
な駅であった。踏切を渡り5分ほど歩いたところが競輪場だった。

 この競輪場は自転車競技場として戦前から存在していたという。500バンクで直線は長い。
4コーナーで6番手あたりでも頭のチャンスがあるというがこれは選手の実力の裏付けがあっ
てのことでしょっちゅう後方から飛び込んでくるというわけではない。しかし巻き返しができると
思えばレース中に後方におかれてもあせることなくついていくことができるだろう。この日はヒラ
開催ということもありそう迫力あるレースは楽しめず面白さには欠けた。後に記念時に再訪す
るのだがこの時は面白かった。先行選手がいない決勝となり自力のある鈴木誠や金田健一郎
に印がついていたのだが最後の直線で抜け出したのは高橋武(50期・神奈川)だった。雪の
残るバンクをウイニングランしたのだが観客は殆ど帰っていた。そういえばここもビッグレース
を開催しないなあ。場内のラーメン屋がうまいと聞いていたがそうでもなかった。違う店かもし
れない。

 レースが終わり帰る。大宮駅まで歩いてもそう遠くはないらしくぞろぞろと列が伸びていくがこ
の時はそんなことは知らず大宮公園駅に戻る。かなり遠回りになるが東武鉄道を春日部方面
に乗ってみる。途中で単線になったのにはびっくりする。春日部から浅草に出て地下鉄に乗り
継ぎ大門で降りモノレールへ。たまにはこんなコースも面白い。

戸田競艇ホームページ
大宮競輪ホームページ

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