ラオスの朝市
旅とサイクリスト

ラオスには目立った産業はありませんが、農作物を自給出来ているわけでも無いようです。
メコン川に沿って、タイ側を走った時には、スイカや魚の干物などと言った農産品が、ラオスに輸出されて行くのを見ました。
雲南との国境でも、農産品が運び込まれていました。
と言うわけで、大きな街の市場では、そういう物が並んでいましたが、田舎の朝市には、近くで収穫されたであろう、ちょっと変わった物が並んでいました。
雲南省との国境があるボーテンから南におよそ二十キロ、ルアンナムターへの分岐があるナ・トイと言う町の朝市です。
ココの市場は、中国の直ぐ近くながら、並んでいるのは、ほとんど自給品のようでした。
日用品は、町の商店(と言っても、バンブーハウスが数軒)にありますから、こちらでは、土地の人が、前日に取れた物や収穫してきた物を並べていると言う感じです。

朝7時過ぎには商品が寂しくなってしまいました。
雄鳥と共に目を覚ます、ラオスの朝はそんなものでしょう。
その代わり、夕7時頃、辺りが暗くなる頃には静かになります。

上の市場の目玉商品かな?
秤に乗せられているのは、ムササビの薫製のようでした。
下の山鳥は非常にきれいでしたが、時々見かけたので、希少品種では無いと思います(笑)
食べてみたいと思いましたが、直ぐに出発する身では・・・



ムアンシンの朝市にて
ムアンシンの市場は、三分の二が輸入物の日用雑貨品で、残り三分の一が、近郷近在で収穫された物のようでした。
ココが有名になったのは、その市場に、少数民族の人達が多く訪れることからです。
民族衣装を着て集まってくるのは、主にアカ族です。
市場の一角では炭火がおこされ、ラオス超定番のピンガイ(焼き鳥)もありましたが、他にも色んな物が焼かれていました。
左は見ての通りの魚で、右は何だったかは忘れましたが、一番上にあるのは、メンダーです。
ただし、中身は抜かれ、餃子の中身のような物が詰められていました。
メンダーの中身は他の物に使い、残った廃品を利用したのかもしれません(笑)
ラオスではタケノコが結構食べられているようでした。
タケノコの味は、日本で言うと、東北から北で食べられている物に近いです。
その横に並んでいるのは・・・



ムアンシンから自転車で一日、ミャンマー国境方面に進むと、シェンコックという集落があります。
ココの朝市は、ラオスファンの間では有名です。
何が有名かというと、多くのアカ族が集まってくる事なのです。
それならムアンシンと変わらないって、はい、でも、ムアンシンには多くのツーリストが集まっているので、それなりにすれていますが、こちらはまだまだ、素朴な方々と出会えます。
ただし、市場が立つのは、月に一回か二回で、しかも、多くのツーリストはそれを知らずに訪れますから、なかなか、出会えないようです。
私は、幸運にも、偶然市の立つ日に行き会わせました。
商品はミャンマー商人が持ち込んだ日用雑貨品で、お金はタイバーツ以外受け取ってくれません。
市場には上の写真のように、着飾ったアカ族の若者達が集まってきます。
きっと出会いの場になっているんでしょうね。
服装もピュアーです。

右の写真は、市場の一角で営業していた、麺屋さんですが、台上右手にある昆布のような物は、川海苔の一種のようです。
直ぐ前のメコン川で取れるようです。
右の写真は、アカ族の男性です。
アカ族は、タイ、ラオス、ベトナムの各北部と雲南省に多く住んでいるようですが、フルコスチュームのアカ族の男性と会ったのは、この時が初めてでした。
右の若者は、ほとんどピュアーですが、左の若者は、相当アレンジしています。
どちらにしても、男も女も派手好みです。



パクベンとムアンサイの間で、一番か二番目に大きな町の朝市です。
並んでいるのは、ほとんどが野菜でした。
町自体は、この写真から受ける印象よりは、でかいです。



ラオスで見た一番大きな朝市です。
ルアンパバンからビエンチャン方面に進んで、間なしだったと思います。
色んな物がありましたが、山取の物は少なく、あまり面白くなかったかもしれません(笑)


番外編

ルアンパバンのサンドイッチ屋さんです。
写真を撮らせて、と頼むと、固まってしまいました。
この屋台は四つ辻にあるのですが、その辻には、三四軒のサンドイッチ屋さんがありました。
一軒は中国料理屋さんで、そちらは肉味噌が決め手のようでした。
こちらは、パテで決めていたのかな。
ガイドブックや掲示板に「どこが美味しかった」なんて書かれていますが、それぞれに特徴がありますから、食べて試されるのが一番です。
私は、ルアンパバンを出る時、行動食用に、こちらで三本買いました。
ただし、バゲットの味を想像していると、ちょっと・・・
寺院の壁を飾る装飾です。
色の付いたガラス片が、はめ込まれています。
本当にきれいです。
この手の奴で、一番きれいだと思ったのは、王宮博物館の内壁ですが、写真撮影は禁止されていました。
水掛け祭のピーマイを、ルアンパバンで過ごしました。
ピーマイのあけた翌日、あちこちでイベントが開催されました。
ラーマーヤナをテーマにした芝居です。


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