箱根といえば駅伝
駅伝を讃えて
若い豹は春の象徴
君たちが走ると
東海に春がよみがえる
富士はおおらかに微笑み
相模の海は夢多い調べをおくる
君たちは石と力の群像
君たちは青春の花々
赤や海老茶や紫が入りみだれて
春のさきかけのテープを織りなす
君たちは光のようにはつらつと走り
町々を 並木を 野を 山を
呼びさます 春のつばさ
東京箱根間大学駅伝
二日間のレースは
二つないスポーツの交響楽
自然の美とスポーツの美の
明るく展ける新春のフィルム
よろこびと涙を
わかち合う二百二十キロ
若い日の楽しい感激よ
勝承夫
箱根駅伝
子どもの頃、関東の大学の陸上部は走るのが速いけれど、関西の大学の陸上部は走るのが遅いから、予選で落ちて箱根駅伝に出れないんだ、と思っていました。
箱根駅伝が関東学連のもので、関西学連に所属する大学は出場の権利がないと知ったのはおそらく、大学に入って学連がなんたるかを知ってからでしょう。遅すぎますね。
正月に東京の祖父母の家に行ったときだけでなく、明石の祖父母の家に行ったときも必ず、ついたテレビで箱根駅伝が映っていました。関西でも大人気の番組だったのです。
まさか、そんな箱根駅伝を生で見れるなんて。
箱根駅伝を沿道で見ていると、あまりの速さに驚きます。あの速さをしっているはずなのに、こんな小さな時から見ていたはずなのに、「箱根駅伝で一日で走れるくらいだから、家から日本橋も歩けるよね」と言ったRon。それがこの東海道を歩き始めたきっかけの一つでもあります。
箱根には、石碑や碑、ミュージアムなど多々ありました。
箱根を訪れたときはぜひ訪れてみてください。
なお、今回紹介した『駅伝を讃えて』という石碑。最後の署名が達筆すぎて名前がわからず検索しました。勝承夫先生という方の詩だそうです。
※看板の文字を転記しています。誤字脱字はご容赦ください。
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※地図の位置は、手作業で行っているため、若干のずれがあります。訪問の際は正しい地図をご確認ください
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