齋藤彩夏ちゃんリスト

目次 (ページ内リンク)


役名: (東京リトルメッツ)

ミュージカル? ガールズミュージカルチーム 東京メッツ』 (2003)

スタッフ・キャスト

製作 ケイダッシュステージ
構成 中村龍史
演出 中村龍史
出演 東京メッツ、東京リトルメッツ

出演公演

公演期間 公演会場
2003-02-21 〜 2003-03-02 [東京] 博品館劇場

筆者の個人的な感想

彩夏ちゃんは前座!!

出演者は15歳以上の「東京メッツ」と、14歳以下の「東京リトルメッツ」の2つのグループに分けられていました。彩夏ちゃんは14歳ですから「リトルメッツ」の方です。しかし、これは単に2グループに分かれているというだけではなかったのです。

公演開始。最初15分ほど「リトルメッツ」だけが出てきてダンスをしながら歌を歌ったりしました。その後、休憩。そして「メッツ」の登場。90分ほど「メッツ」の舞台があり、全公演の終了……。

そう、「リトルメッツ」の出番は最初の15分ほどだけ……。カーテンコールにも出てこない、完全な前座だったのです。MCもなく、ノンストップで歌って踊るだけです。

そして、メッツは…

これでまだ「メッツ」の舞台が良ければ救いもありますが、これがまた、つまらない(笑)。全部が全部ダメとは言いませんが、延々歌って踊るだけなので、ほとんどの部分が退屈で、「早く終わらないかな……」と思いながら見る結果に……。基本的に「出演者に目当てがいれば面白いのかもしれないけど、そうでなければつまらない」というタイプの舞台だと思いました。

結局90分掛けてやったことは、舞台公演というよりは、「東京メッツ」というユニット名の「B級アイドルグループ」の紹介だけだったような……(苦笑)。

アイドル展開

これがまだ、「今回は顔見せのレビュウで、次回はミュージカルをやります」と言うのなら期待できたかもしれませんが、「これが新しいミュージカルだ。舞台からアイドルを出したい」なんて言っている時点でダメ過ぎます。

しかし、「メッツ」って、お色気路線のグループなんですかね? 公演前にスポーツ新聞で紹介されていましたが、「セクシー・ミュージカル」だの「下着姿で踊る」だの書かれていました。実際は下着姿ではないものの、かなりきわどい衣装が多かったです。この記事を読んでいたもので、「まさか彩夏ちゃんも……」と心配していましたが、「リトルメッツ」の方はかわいい衣装だけで、一安心。でも、メッツ公式ページなどで、彩夏ちゃんのスリーサイズまで発表されていたりしたのは、なんか嫌でしたね。

イベント? 発表会?

というわけで、これを「ミュージカル」として見ると「つまらない」の一言に尽きますが、単なる「イベント」あるいは「発表会」として見たらどうでしょう? 彩夏ちゃんは最初にちょっとしか出てこないわけですが、1曲目はソロで元気いっぱいに歌いますし、他の曲でもソロ部分があります。イベントなら、それだけで見にいく意味があります(笑)。

結論……これはミュージカルではなく、単なるイベントで、彩夏ちゃんがちょっと歌を歌いました。感想……「彩夏ちゃんの歌が聞けてとても良かったです」。以上。

今後の展開

こうして、10日間の公演が終わりましたが、千秋楽で泣かない彩夏ちゃんというのは初めて見たかも……(笑)。

さて、『東京メッツ』は夏に再演が決定しました。制作者側は「今後、リトルメッツのメンバーからメッツへの昇格もあり得る」とか言っているようです。でも、今回の公演を見て、私は「彩夏ちゃんはメッツになんてならずに、適当なところでこのプロジェクトは切り上げた方がいいんじゃないかな?」と思った次第です。

ミュージカル? 『東京メッツ in 東京国際コメディフェスティバル』 (2003)

出演公演

公演期間 公演会場
2003-05-04 〜 2003-05-05 [東京] studio DREAM MAKER

筆者の個人的な感想

そして再演

チラシを見ると、リトルメッツのうちの3人が辞めたようです。私は正直言って、再演時にはかなりの人数が辞めるんじゃないかと思っていました。こういう舞台にしか出られないような人は別として、他にも出られる人はこんな内容の舞台に出つづけてもしょうがないし、おそらく才能のある人から順に辞めていくだろうと……。だから、辞めたのがたった3人というのは意外に少なかったな……と。

しかしなんと、辞めた3人以外にも「他の舞台に出演中のため」という理由でさらに2人が欠場とのこと。しかし、それを知って私は、他の人たちが辞めなかった理由がなんとなくわかったような気もしました。要は「他の舞台に出る」という理由でいつでも欠場できるということは、出演者にとって「メッツ」は「他に出るものがなかったときに出る」という保険に使えるということなんでしょうね。

同じ演出家がやっている他の舞台公演とブッキングしている日もあったようで、演出家も片手間でやっているのかねぇ……。

相変わらず…

さて、今回の公演は、抜けた人の分のパート割りが違っていただけで、構成は前回とまったく変わらず。ただ、今回の会場(studio DREAM MAKER)はまったく段差がないので、最前列以外はすべて見にくいと来ているし、舞台が狭いのでダンスも窮屈。音響も悪いので、歌もイマイチ。……と、全般的に初演より悪かったです。まあ、これは出演者のせいではないでしょうけど……。

ちなみに、その後、彩夏ちゃんはメンバーから抜けたので、結局、彩夏ちゃんの出演公演はこれが最後となりました。まあ、いい時期に抜けたとは思います。東京メッツ自体もその後たいして展開できず、この2年後に解散になったようです。


著者

<t-wata@dab.hi-ho.ne.jp>