Saito Ayaka
| 脚本 | まつだ壱岱 |
|---|---|
| 演出 | まつだ壱岱 |
| 出演(役) | 玉川来夢(黒川アスカ)、中塚智実(黒田官兵衛)、黒澤ゆりか(雪蘭)、山川ひろみ(石田蜜)、小池美由(真田幸)、前田美里(紅花)、末永みゆ(直江愛)、船岡咲(明血三ツ子)、栞菜(陸奥魔紗子)、宮原華音(真田幸村)、秋山ゆずき(織川百華)、相田瑠菜(織田信長)、菅沼もにか(森田蘭子)、伴かなみ(初芝秀美)、水原ゆき(大柴田先輩)、高橋萌(石田三成)、齋藤彩夏(諸葛亮)、秋元佐和紀(卑弥子) 他 |
| 公演期間 | 公演会場 |
|---|---|
| 2014-10-29 〜 2014-11-03 | [東京] 六行会ホール |
今回初めて見ましたが、これは戦国降臨シリーズ第3作目になるそうです。時は近未来。よみがえった卑弥子が敵で、これに対抗するために、女子高生が戦国武将の魂を呼び出して戦うという話のようです。武将も全員女性が演じています。
冒頭で、これまでの粗筋と思われる話を演じていました。どうやら前作では、卑弥子が徳川家康をよみがえらせ、対抗する主人公は石田三成を呼び出せる女子だったもよう。なんとか、家康と卑弥子を倒したが、主人公側に多大な犠牲が出てしまったという展開のようでした。
スマホっぽい端末をかざして「武将降臨!」とポーズを付けると武将を呼び出せるあたりは平成ライダーっぽい感じですね。また、必殺技名を叫ぶと派手な照明演出のあと、敵が倒れるあたりは、かなりゲームっぽい演出です。セーラームーン・ミュージカルの影響も大きいかな。まあ、いろいろ寄せ集めたなという感じですね(笑)。
で、今回の話は、倒したと思った卑弥子が復活し、三国志の孔明と曹操をよみがえらせたという展開。彩夏ちゃんは今回のラスボスっぽい位置のキャラですね。そして、今回の主人公は、黒田官兵衛を呼び出せる女子のようです。設定は、かなりツッコミ所が満載(笑)。
で、前作で死んでしまった仲間を助けるために、タイムスリップして過去を変えようというのが今回の話で、もう何でもありだな(笑)。「あれはまだ開発中だ」「成功の確率は……」とか言ってて主人公補正で成功するとか、テンプレ展開(王道展開?)も盛りだくさん(笑)。
さて、主人公側が官兵衛で、敵である彩夏ちゃんが孔明とくれば、軍師どうしの対決。当然、知力の戦いだと思うでしょ? 私もそれを期待したのですよ。ところが、二人の対決は必殺技名を連呼する魔法対決のようになってしまったのでした。軍師とはいったい……(笑)。
そんなこんなで、完全にB級アイドル特撮って感じの作品でしたが、ある意味、ここまでB級に徹してくれると、ツッコミながら見られて逆に楽しいです(笑)。彩夏ちゃんもこういう敵キャラは今までやってこなかったことですし、面白い役が見られました。
ちなみに、この公演では出演者の写真を売っていましたが、彩夏ちゃんの写真は全部売り切れていました。出演者には10代のアイドル系の子も多い舞台だったので、彩夏ちゃんの写真が売れるとは思われていなかったのかな?