Saito Ayaka
制作 | ヴォーカル |
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脚本 | 越川大介 |
演出 | 越川大介 |
出演(役) | 稲木雄二(トニー)、園山晴子(ダイアン)、"J"(エディー)、福麻むつ美(シャーリー)、古川恭子(ボニー)、けーすけ(クライド) 他 |
公演期間 | 公演会場 |
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2002-04-26 〜 2002-04-28 | [東京] 東京芸術劇場小ホール1 |
今回はちょっと乱暴なしゃべり方をする男の子の役。今まで彩夏ちゃんは、かわいい系の男の子の役はやったことがありますが、こういう役どころはちょっと初めてで面白かったです。乱暴なしゃべり方という点では、『犬夜叉』の真由ちゃん役を彷彿させるのですが、男の子役ということで、また一味違っていました。
さて、ダンスのシーンで、モップを持って踊るのがありましたが、この作品の時代や場所は『アニー』とほぼ同じために、どうしても『アニー』の「ハード・ノック・ライフ」のシーンとかぶります。で、比べてしまうと見劣りするんですよね(笑)。まあ、この作品を『アニー』と比べるのはたぶん間違っているだろうし、これは彩夏ちゃんの問題ではなく、たぶん振り付けの問題なんだとは思いますが……。
それから、彩夏ちゃん、伶弥ちゃん、宮千香子ちゃんの3人で漫才をやるシーンがありました。彩夏ちゃんはひたすら突っ込み役。
ファンから見れば、彩夏ちゃんの漫才を見られるなんてそれだけで面白いと思うでしょうし、一般の観客から見れば、子供がそういう漫才を演じているというだけでほほえましいものだったのではないかと思います。ただ、これを純粋に「漫才」として見るなら、間の取り方がなっていないし、素人のかくし芸レベルにもなっていたかどうか……(苦笑)。まあ、その下手さがまた面白かったんですけどね(笑)。
千秋楽ではラストシーンの演出が変更になって良くなっていたので、ひょっとしてこの作品は千秋楽だけを見た人の方が高く評価するかもしれません(笑)。まあ、問題点はあるとしても悪い作品ではなかったし、充分に楽しめる作品でした。彩夏ちゃんに関しては、最初に挙げた「乱暴な言葉をしゃべる役」というのが新鮮で、新境地だと思いました。