Saito Ayaka
原作 | 秋本治、アトリエびーだま |
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脚本 | ラサール石井 |
演出 | ラサール石井 |
出演(役) | ラサール石井(両津勘吉)、大河内奈々子(秋本麗子)、原史奈(擬宝珠纏) 他 |
公演期間 | 公演会場 |
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2003-08-06 〜 2003-08-17 | [東京] 博品館劇場 |
2003-08-20 | [茨城] 土浦市民会館大ホール |
2003-08-26 | [富山] 富山県民会館 |
2003-08-28 | [大阪] サンケイホール |
2003-08-30 | [愛知] テレピアホール |
彩夏ちゃんは、アニメではもう2年以上も檸檬ちゃん役をやっているとは言え、舞台となるとまったく違うのが、姿が出るという点です。やっぱり、15歳の女の子が舞台で幼稚園児を演じるとなると、どうなるのかととても楽しみでした。
というわけで、初日。もちろん身長があるので、「幼稚園児にしか見えない」なんてことはないんですが、彩夏ちゃんはすっかり檸檬ちゃんでした。「幼稚園児姿が似合っていました」なんて言うと彩夏ちゃんは気に障るかもしれないけど、役ができているということだからいいですよね?
さて、タイトルにも「檸檬」が入っているだけあって、出番は結構多いです。歌も彩夏ちゃんのソロ部分が何回かあるし……。ただ、他の出演者が濃いぃぃぃぃのばっかりなので意外と彩夏ちゃんが印象に残らないというか(笑)。あ、もちろん私は彩夏ちゃん中心に見ているので彩夏ちゃんは印象に残りますが、一般のお客さんには他の出演者の方が印象に残るだろうな……と。
やっぱり、一番強烈なのが男性陣がみんな海パン一丁になって踊るシーンか(笑)。某氏は腹が出ていて、踊るたびに脂肪が揺れるとか……変なところばかり印象に残る(苦笑)。コメディ系の出演者が多いせいか、ギャグ部分はかなり笑えるし、かといって笑いばっかりでもありません。ギャグシーンからいきなりシリアスに切り替わるという構成は少しどうかとは思いましたが、全体的に見ればとても面白い舞台だと思います。
そう言えば、この舞台では1か所、客席の人を当ててセリフ(というか歌?)を言わせるシーンがありますが、ある日、私が当てられてしまいました(笑)。『サボテン先生』の時も当てられたことがありましたが、私は目に付きやすいんだろうか(苦笑)。
そのシーンは、彩夏ちゃんが全然出てこない場面ですが、一応私も彩夏ちゃんの出演舞台でしゃべったということで、共演者ですね(笑)。……って、このネタ、前にも書いたな(笑)。
さて、彩夏ちゃんに関して言うと、歌にとても張りがあると思いました。最近は結構ハスキーな印象が大きかったのですが、こんなに透き通った歌声は久しぶりに聞いたような気がします。アップテンポな曲よりは静かな曲の方がとても聞かせてくれたと思います。
特に「星になった君へ」のソロ部分がいいですね。難を言えば、作品中で死んだのが幼い子供ではないので、歌詞が作品ストーリーには少し合っていないのですが、歌自体はとてもいい歌です。彩夏ちゃんの歌声も胸に響きます。
そして大きな見せ場がラストの祭太鼓のシーンですね。彩夏ちゃん、カッコイイ!! ハッピ姿もかっこいいし、バチさばきも決まっていて、惚れ惚れします。