齋藤彩夏ちゃんリスト

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役名: 吉原久美子

ストレート 『ありのままに生きろ。今』 (2019)

スタッフ・キャスト

脚本 八重島ツカサ
演出 八重島ツカサ
出演(役) 那海(佐藤しおり)、川又崇功(工藤薫)、上田理絵(福永寿子)、中島愛蘭(高橋千夏)、永池南津子(桐山カナ) 他

出演公演

公演期間 公演会場
2019-01-21 〜 2019-01-27 [東京] サンモールスタジオ

筆者の個人的な感想

ド平日

今回はダブルキャストですが、土日の4公演はすべて裏キャストで、彩夏ちゃんの出演回は平日のみでした。何、それ? ……まあ、なんとか都合を付けて劇場に到着。

特殊な舞台構造

びっくりしたのが、舞台が劇場の中央にあり、舞台の奥にも観客席があったことです。狭い劇場なので、ほぼ観客どうしがお見合い状態で向かい合うかたちです。これで自由席だから、どこに座ったらいいか迷いました(笑)。

公演中は、出演者が観客に尻を向けて演じる場面が多かったです。通常なら、二人で会話する場面は、演者は客席に対して横に並び、二人とも客席から横顔が見えるようにするものですよね。でも、この舞台では客席に対して縦に並び、手前側の演者が客席に尻を向けるのです。こんなに出演者が尻を向けて演じる演劇は初めて見たかも。

もちろん、私側に尻を向けているということは、逆側に座った観客の方を向いているわけですけどね。そして、出演者が私側を向いているときは、逆側の観客に尻を向けているわけです。でも、これって作劇上の意味があったのかな? 「人は他人の一つの側面しか見ることができない」って言いたいとか? ……でも実際は「反対側から見たかったら2回目を見てね」としか見えなかったけど(笑)。

人が人を選ぶということ

ストーリーは、面接やオーディションなど、人が人を選ぶ局面での群像劇といったもので、それぞれバラバラの話が同時進行していきます。彩夏ちゃんの役はジャージを着た教師の役。生徒のことよりも学校の体裁を優先するような教師だったのが……といった役柄で、あまり今までになかったような役でよかったです。


著者

<t-wata@dab.hi-ho.ne.jp>