Saito Ayaka
脚本 | 藤吉みわ |
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演出 | 上野友之 |
出演(役) | 藤吉みわ(法子)、松永直子(鶴子)、齋藤彩夏(ブチ)、中西みなみ(美咲)、なつみ/松浦智美(千代子)、野中紗織/おおたさゆり(真理子)、かすみ/なあ坊豆腐@那奈(菜々子)、袋小路林檎/松村美生子(金井さん) 他 |
公演期間 | 公演会場 |
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2015-01-14 〜 2015-01-19 | [東京] シアター風姿花伝 |
主役は四姉妹の次女で、彩夏ちゃんの演じたブチは、この四姉妹の家の飼い猫です。ネコミミとしっぽをつけた衣装で演じていました。
ゴロゴロころがる演技や、前足でじゃれる演技など、猫になりきっていて面白かったです。雑誌にじゃれつくシーンでは、小道具の雑誌が『神様はじめました』の表紙の「花とゆめ」だったので、おおーっと思ったり(笑)。
物語は、この四姉妹に四股をかけていた男がいて……という話なのですが、前半はコメディタッチで進むものの、後半はかなり重い話になります。特に次女は、初めて好きになった相手に裏切られていたと知って、許せなくて、憎くて憎くて、でもまだ愛していて……。この重く複雑な心理の描写がすごかったです。
これでもしブチがいなかったら、とことんまで鬱屈した重い話になっていたことでしょう。ブチは特に次女と仲がいいという役でした。彩夏ちゃんの役どころとしては、物語があまりに重くなりすぎないようにする役としての意味もあったんじゃないかなと思いました。