Saito Ayaka
製作 | コナミ コンピュータエンタテインメント東京 |
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声優(役) | 緑川光(葉月珪)、石田彰(守村桜哉)、置鮎龍太郎(姫条まどか)、檜山修之(鈴鹿和馬)、三木眞一郎(三原色) 他 |
媒体 | 発売会社・番号 | 発売日 | 税込(税抜)価格 |
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「ときめきメモリアル Girl's Side」 | |||
DVD-ROM | コナミ VW090-J1(SLPM65126) | 2002-06-20 | 7140(6800)円 |
「ときめきメモリアル Girl's Side 1st Love」 | |||
ROM | コナミ RY038-J1 | 2007-03-15 | 5229(4980)円 |
「ときめきメモリアル Girl's Side 1st Love Plus」 | |||
ROM | コナミ RY103-J1 | 2009-03-12 | 5250(5000)円 |
主人公が女の子で、男の子に恋をするという「女の子向け恋愛シミュレーション」です。私は、恋愛シミュレーションゲーム自体をやったことがなかったので、これが恋愛ゲーム初体験でした。
さて、オープニングのナレーションが彩夏ちゃん。物語を朗読していますが、『フルーツバスケット』の「世界で一番バカな旅人」を思い出してしまいました。これから始まる本編の雰囲気を盛り上げます。
本編は、まず高校の入学式に急ぐ主人公が教会の前で男子とぶつかるところから始まります。……うーむ、なんて見事な少女漫画展開(笑)。ここまで王道をやってくれるとうれしくなってきますね。自分の中の乙女心が刺激されるというか……。
で、「私ならこう行動する」というパターンでゲームをやってみたところ、異性全員から嫌われまくり(苦笑)、デートは一度もなし。普通に大学に進学してエンディングという、全然「恋愛シミュレーション」ではなく「高校生活シミュレーション」になってしまいました(笑)。うーん、私の行動パターンって、こうなのか……とか思ったりした(苦笑)。
でも、エンディングで、同性の友達から「あなたがいたから高校生活が楽しかった」みたいなことを言われて「じーん」ときてしまいました。そんなわけで、全然恋愛できなくても楽しいゲームでした(←なんかゲームの目的と違うような(笑))。
媒体 | 発売会社・番号 | 発売日 | 税込(税抜)価格 |
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「Die Legende für Mädchen」 | |||
CD | コナミ NM113 | 2003-09-26 | 5250(5000)円 |
これは、掛け合いのあるCDドラマではなく、各声優さんが同じ物語を別々に朗読しているものなので、彩夏ちゃんのパートには彩夏ちゃんしか出てきません。しかも、朗読中にはBGMや効果音もなく、20分以上ある物語です。つまり、純粋に彩夏ちゃんの声だけを20分以上に渡って聞きつづけることができるということで、これは貴重ですよ。幸せに包まれてしまいます。
いつ頃に収録されたものかはわかりませんが、彩夏ちゃんは今よりも少しハスキーな声だなと思いました。そう言えば、彩夏ちゃんが自分のことを「俺」と呼ぶキャラクターをやるのは初めてじゃないかな? これはいい!!
さて、色んな声優さんが同じ内容を朗読しているとなると、聞き比べて演技を比較してみたくなるのが声優ファンの悲しい習性(笑)。比べてみて思ったのは、朗読部分は全員一字一句同じ内容なんだけど、これほど差が出るものか……と。
実際は、これは声優さん本人の朗読ではなく、演じているキャラクターの朗読なので、わざとぶっきらぼうに読んでいるキャラもいます。それでも、比較すると演技力の違いがわかってしまうので、出演声優にとってはちょっと怖い企画だったかも……。
彩夏ちゃんの朗読は、他の声優さんと聞き比べてしまうと、ちょっとたどたどしい感じがしないでもないです。でも、これも彩夏ちゃん本人の朗読ではなく、「幼い子供が朗読している」という役を演じているわけですから、そこがまたリアルでいいと思います。
それに息継ぎの音がいいですね。本来、息継ぎの音が大きいというのは「ブレスノイズ」と呼ばれ、朗読ではあまり良くないこととされています。でも、この作品では逆にそれによって「小さい子供が一所懸命に朗読している」という感じが出ていて、聞いていると、けなげで応援したくなるというか……とてもいい感じになっていると思います。彩夏ちゃんの息使いがこれだけ間近で感じられる作品も他にないでしょう。