羽毛のタンゴ

 

夜更かしな温室の住人たちに

朝日が届いて、目覚めが始まった。

一時のざわめきが過ぎ

やがて来る尖った昼間に、身構える。

破裂した熱ダマが、ぶつかり合う室内。

風も無いのに、わすかに動いた様で

瞳を凝らして、また動いた様な。

炙ったワラが縮まる如く

灼熱に焼かれた羽毛が、身悶えた。

 

翁翠冠玉

羽衣翠冠玉

雲海翠冠玉

 

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