白い点のミステリー

 

限り有る点の数は、その年の証の様であった。

四季の歩みに合わせる様に

、繰り出された白い点は

確かにある規則を持っている様だ。

彼がその事に気付いたのは

10年程前の、長かった冬のトンネルを

やっと潜り抜けた、初春の雨の日曜日であった

そいつを隅から隅まで

穴の空くほど眺め廻していると


年毎にわずかでは有るが、区切りが存在する事を見つけた。

区切り毎の白い点は連続している様で有るが

決して同じではなかった

それは成長しながら、紋様を、確かなモノにしようとする様に見えた

そう!天に有る星座の様に

 

ミラクル兜・1

ミラクル兜・2

ミラクル兜・3

 

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