基動点

横浜市躰道協会 & EC2003事務局


<きっかけは>

1年前、スウェーデンで行われたヨーロッパ合宿に高道先生・安部先生が指導のため行かれることを聞き、躰道が盛んなヨーロッパの合宿に参加したくて無理にお願いして一緒に同行させて頂きました。実はもう一つ私には行きたい理由があった。それはずっと憧れていて自分で体験してみたいと思っていた「言葉は通じないけど躰道語は通じる」という事。これは私にとって躰道を始めるきっかけにもなった事である。

 6年前、フィンランドで観光客として世界大会を観戦した私は躰道に魅せられたと同時に選手の方々が躰道という「言葉」を通して国境無くコミュニケーションを取っていた事が羨ましく私にはそれが無いことが寂しく思え、私もその「言葉」を話したいと躰道を始めました。

 実際に合宿に参加させて頂いたらその感動は想像を遙かに超えていた。躰道で気持ちが通じる事が不思議であるとともに嬉しかった。お互いを知りたい、思いを伝えたいという気持ちであふれていた。「同じものを目指している」という事は言葉の壁を乗り越えその思いだけで通じていたのです。「躰道語」ってすごい。

 今回の遠征はスウェーデンで知り合えた人たちとの再会と再び躰道語を話すチャンスでもあり、躰道を始めるきっかけとなったフィンランドの地を踏むことは私にとって基動点に戻る機会でもあった・・・・・・(以上、プロジェクトX風:笑)。

日本選手団>

 遠征に参加すると決めたものの、「一人じゃなぁ」と思っていたところ、同じように参加を希望している紗代ちゃん。彼女はひとまわり以上年下だけど海外では水を得た魚のように光り輝く心強い存在です(笑)。スウェーデンも一緒に行きましたがその順応性は尊敬に値しますね。「小林さん行くなら行こうかなぁ〜」なんて言われたら「紗代ちゃんについて行きますどこまでも」って感じです。一緒に妹の有希ちゃんも参加(遠征中、この姉妹の笑顔にはやられました。頼まれたら断れない。恐るべし瀬藤姉妹)。さらに同じ道場の千葉先生・菊池さんも誘って横浜からは3名の参加になった。他にも多摩の田畑さん、城北の富田さん、北里OB・学生の皆さん、東大君達など徐々に増え、最終的には先生方を含め30名の団体になりました。

この素晴らしい機会に参加者が意外と少ないな。というのが正直な印象でしたが小さな団体である分、参加された皆さんを身近に感じることができました。

<演武!?・・・・・・無理です>

 さて、今大会は私にとってかつてない種目数で望むことになりました。個法と個実は予定していましたがさらに勢いで団実、とどめに団法までエントリーされてしまった(勇悦先生の策略)。

でも団法にエントリーされている選手がみんな揃って練習できるのは現地でのみ。そんなの棄権になるハズ。と勝手に考えないことにした(エントリーされちゃっている選手にもこの事実をちゃんと伝えなかった。。。私ってひどいヤツ)。

 が、これで終わらなかった。さらに「陰玄の法形」という「演武」をやるらしいと聞きつける。

「えっ!?まさかそんなことあるわけないじゃん。」と、半信半疑(いや、信じたくないそんな事)でいたら近藤先生から直筆(!)のお手紙が・・・・

 「ヨーロッパ大会で田畑選手・瀬藤選手と三人で陰玄の法形を・・・・云々」(絶句)

 私には無理です。と直接近藤先生に泣きつきましたが「大丈夫、頑張ってね」と温かい?励ましのみが返ってきた(大丈夫じゃなーい!:涙)。

先生から直接指導して頂けるという魅力はあるものの、二人は全国的にも超有名な選手。一緒にできる光栄さ以上に自分の恥ずかしさが上。それでも先生は法形のビデオ・テープの送付、練習予定まで立ててくださる。私の家はテレビもビデオもないので見られません(←ホントです)と、あがいても「テレビもビデオも近藤先生に送ってもらったら?」と安部先生(笑)。ダメだ。逃れられない。

 この時から私の練習に「演武」が加わった。というか、演武の練習が一番になった。あとは「実戦」を可能な限り練習することにした。

演武で行う陰玄の法形は琴の伴奏に合わせ、旋陰の法形に陰玄バージョンの続きがあるような構成でした。最初はずっと同じ演奏が連続しているように聞こえた琴の音は最終的には「ジャッ・ジャーン・ジャジャン」って口ずさむ程度まで覚えてしまった(←こんな表現誰にも分からないって (^^ゞ

<出発の朝>

 そして待ちに待った出発の日が!

 前日まで仕事が入っており荷物のパッキングは夜中になってしまった。早朝出発でちょいと興奮気味なこともあり、徹夜で出発の朝を迎える。

 成田までの電車は何だか落ち着かず忘れ物がないか心配したり、いろんな人にメールをしていました。

 成田に到着すると既に半分くらいの方が集合していた(皆さん早いですねぇ〜)。全員が揃ったところでチェックインと座席を決めてチケットをみなさんに配布したら一気に安心しました。何せチケットを全部持っている不安が大きかったので開放感でいっぱい。良かった。これで行く。行くんだ。行けるんだぁーーって。(^-^)

<大好きな飛行機で>

 出発前に中島先生からのご挨拶を頂きフィンエアーに乗り込む。初めてのフィンランド航空です。飛び立つと同時に嬉しさがこみ上げる。

 前の席(板山先生・近藤先生・田中先生)では食前の飲み物で乾杯のゴングが鳴ると機内にあるお酒を全部飲んでしまう勢いの先生方。凄すぎです。(;^_^A

関係ないけど私は飛行機に乗るのが大好きだ。不味かろうが機内食も好き。機内上映の映画も大好き。だって「海外旅行」ってことじゃない。(^O^)

●フィンエアーの機内食(美味しいかは別にして)

<到着しましたヘルシンキ>

 さすがに直行便は速い。到着は午後3時過ぎ、気温は・・・32℃ぉ〜〜っ(*_*)。

丁度日本は梅雨明けできない寒い夏だったのでヘルシンキは普通の日本の夏状態。。。北欧なのに。

 空港ではフィンランド躰道協会のピーロイネンさんと、日本人のお世話をしてくださるサンポさんらがお出迎え。よろしくおねがいま〜す。m(_ _)m

●それでも元気な選手団

<ホテルで休憩・・・・・・とはいかなかった>

 ホテルでは既に到着していたラース先生率いるイギリス躰道協会の方、スウェーデンのミカエル先生、ポルトガルに行った金子君と再会。お久しぶりです。(^O^)

●左からラース先生、勇悦先生、ミカエル先生

 さて荷物を置いて休憩・・・と思っていたらどこからか気合いの声。北里、東大が中庭で練習開始。勇悦先生も演武の練習開始。やばい。私たちも急いで練習へ。

 このとき団法にエントリーされていることがバレて驚かれたと同時にみんなで練習する雰囲気(あれ。棄権しない・・・・・・)。(;^_^A

菊池さんはどんどんやる気になり有希ちゃんを独占して変陰の特訓を始めました。私は密かに(マジかよ)と思いつつも引き返せません。でも団法のメンバーは田畑さん・紗代ちゃん・有紀ちゃん・菊池さん・私の5人。菊池さんと私はこんな凄い人たちと一緒に出来るなんてチャンスだよ!と逆に気合いが入ってきました。

 暑いけど乾いた風ときれいな青空の下での中庭練習。さらに野ウサギまで登場するハプニング。やっぱり日本じゃないですね。

 
●菊池さんの瀬藤姉妹独占練習

<パユラハティへ・・・>

 7/31、大会及びセミナーを行うパユラハティへ向かいました。ヘルシンキから北北東へ約1時間バスで移動です。町並みはほとんど無くのどかな風景。そして到着したパユラハティは様々なスポーツ施設が揃っていましたがその周りはホントに森と湖しかなかった(笑)。

 チェックインと昼食を済ませ早速演武の練習です。審査・審判講習会が終了した後は道場が開放され数回演武を通す。団法は呼吸のタイミングを確認する程度で終了。まさに即席団法です(いいのか!?:笑)。

10時過ぎに練習を切り上げ部屋へ戻ろうとしたら会議を終えた安部先生が登場。監督を迎えた東大君達の練習はまだまだ続いた。昨日は中庭練習、今日は12時近くまでの夜間練習。。。ホントにお疲れ様。明日は思う存分頑張ってほしい(体力が残っていれば…)。


<親善大会だーーー!>

 8/1親善大会当日。私は演武で頭がいっぱい。演武さえ終わればもうどうでもいいわ。という気分だった。開会式が始まり私たちが呼ばれる。顔つきだけは神妙に正座。曲が始まるとドキドキと曲が重なった。

●フィンランド躰道協会HPに載っていた演武写真

もう後は間違えないように無我夢中。。。そして大きなミス無く終了〜!伴奏の終了と共に礼をしたときは「達成感」で満たされました。

良かった。ホントに良かった。でも、明日のヨーロッパ大会でもやるんでした。忘れちゃいけないわ。

<チーム名は・・・・>

 さてさて試合開始です。前半は法形中心の時程がくまれ各コートで日本選手がどんどん活躍していきます。

 私が最初にやったのは個法(コメントは以上:笑)。続いて団法です。即席団法、そのチーム名はなんと「Tokyo Beauty Girls!」(命名は勇悦先生)。チーム名を呼ばれた時は他の選手が「!?」と、振り返り5人で小さくと手を挙げました(笑)。

●結構真剣です



やっている最中は「意外と合ってる!?」なんて思ってしまいました(笑)。結果は12チーム中なんと4位。しかも3位と0.1ポイント差。これは惜しかったですね(練習してなかったけど (^^ゞ)。

でも菊池さんと私はこんなにラッキーな団法を組めて嬉しかった。ありがとうございました。

●これがTokyo Beauty Girlsだ!


<奇跡か!?>

 お昼過ぎに展開が始まった。昨日の夜中まで練習していた東大君達の出番だ。昨日の夜は暗〜い雰囲気が漂っていた彼ら。心配を抱えながら観戦しました。

 がっ!主役の主将鈴木君を始め1番安部君・2番佐藤君・3番福田君・4番平川君・5番橋本君の6人が全てを昇華するごとく素晴らしい動きを見せる。鈴木君の技が見事に当たる。30秒の間に会場がどんどん沸いていき終わったときは大歓声。

●展開真っ最中の東大君たち



しかもこの展開の感動には続きがある。

表彰でなんと

 「The first・・・・・Team Tokyo University!!」

 「うっそ〜〜〜!!」と私は叫んでしまった(ごめんなさい)と同時にとても嬉しかった。昨日の夜まで続いた練習を思い出すとその結果は奇跡ではなく彼らが勝ち取った成果でした。ホントにおめでとう。

 この勝利は帰国後日本でも多く語られることになりました。


<恐るべし菊池小姐>

 さて、次は個実です。黒帯1年生の私は実を言うと初の個実でした。記念すべき初戦はフランスのアメルさん。終わってみると初勝利!(嬉)。次の対戦相手は菊池さん。。。だったのですが、試合中の怪我が回復できず棄権になってしまった。いや、回復どころではない。歯を折って口から流血状態だったのだ。(>_<)

 この怪我の際、強力な助っ人が登場しました。そう歯科医師中島会長だ。穏やかな微笑みで「ちょっと痛いけど我慢してね〜」と、ハードな?応急手当。菊池さん曰くこの時が一番痛く、何するんだぁ〜っ!という状態だったらしい(笑)のですが、病院ではその応急手当を褒められたそうです。

 病院から帰ってきてからの彼女は怪我の心配よりも試合が出来なくなったことを非常に悔しがり、

 菊池:「悔しい。やっぱり試合出ればよかった。」

 千葉・小林:思いっきり首を横に振る。

日頃から分かっていたものの、恐るべし菊池小姐。


<私は万馬券>

 菊池さんとの試合は不戦勝となり、次は紗代ちゃんと決勝だった(汗)。私は「怪我無く無事に終われば上出来」という気持ちで運足をした。が、、、終わってみると、あれれ。「優勝」しちゃった。という結果だ。私自身、「嘘」という思いで実感もなく実力の伴わない記録だけが残ってしまった。

 後で安部先生に「もし賭けていたら付き合いで買ったかもしれないけど万馬券だったね」とのコメント(笑)。いや、その通りだ。私自身を含め、誰も私が勝つとは思っていなかった。

 これ以来、帰国後「チャンピオン」と言われてしまうのですが(笑いネタとして)私は記憶から削除し初心に戻っていますのでお忘れ下さい。(;^_^A

ラストは団実。チーム名は「Tokyo Amazoness!」選手係の方にも笑いが出る。私たちは開き直り大きな返事をしました。でも試合で私は何の働きもせず他のお二人の力で優勝の結果となりました。すみません、ありがとうございました。

●フィンランド・フランスの団実メンバーと記念撮影


<親善大会終了>

全ての試合が無事に終了した。振り返ってみれば少数にも関わらず日本チームは大健闘でした。男子法形はメダル独占(千葉先生おめでとう〜)。田畑さん、紗代ちゃんは法形も実戦もメダルをゲット。白帯ながら級位法形銀メダルの北里:鈴木さん。そうそう東大君達は級位の部で個人タイトルもゲットしてきました。大活躍ですね。また最年少の直矢少年も見事優勝。有希ちゃんも圧倒的な強さで優勝です(彼女が少年少女の部になってしまうのは各国納得がいかないかも:笑)。みなさんお疲れ様でした。

●フィンランドのコソネンさん(超強い)と一緒に

 


EC2003開催>

 8/2、ヨーロッパ大会本番。開会式は宗家からのメッセージを本院事務局の依子さんが流暢な英語で代読され始まりました。

そして演武です。昨日の緊張とは違いリラックスしてやれましたが、一カ所呼吸を間違えてしまった(すみません)。でも海外で演武をさせて頂いたことは貴重すぎる体験でした。近藤先生ありがとうございました。

続いて勇悦先生の陽玄の法形。今日はじっくりと見させて頂きました。非常に長い法形ですがそれを見事表現し、昇華をする勇悦先生の姿にはしびれました。

 そして試合が始まった。ヨーロッパ大会は各国から選ばれた選抜選手達が競うこともあり試合数は多くはないけどどれもレベルの高い試合で、結果はフィンランドとスウェーデンが二分するような感じでした。特に法形はフィンランド、実戦はスウェーデンが活躍していました。

●歓喜のスウェーデンチーム(陽気な皆さんです)


<はじけます懇親会>

 ヨーロッパでの懇親会は正装になる。日本ではあまりドレスアップする印象はない。というか、居酒屋打ち上げがほとんどで酔っぱらいになるから正装どころじゃない(笑)。

よしっ!みんなでドレスアップしていざ会場へ!

 ヨーロッパの皆さんはゴージャスな姿で登場だ。そして飲み・踊りまくる。凄いぞそのパワー!

その合間につたない英語で頑張って会話しました。でもヨーロッパの方は母国語じゃなくても英語がほとんど話せます。島国日本頑張りましょう。。。

 12時を回り懇親会会場を出ると次は広めの部屋へ移動して二次会。この騒ぎは明け方まで続きました。

●スウェーデンのアンナ・クラリ・アニカと


<セミナーです>

 酔いつぶれた人が運ばれていく姿がありながらも予定通りに躰道セミナー開始(当然か、、、)。

 まず安部先生・原君による上・中・下段の攻防の練習、続いて近藤先生の講義が行なわれました。安部先生は前日(さっき)まで飲んでいたのでアルコールの気を吐きながらの奮闘。あとは帯で分かれて段位を近藤先生・板山先生・山本先生、級位を田中先生・安部先生が担当され法形の練習が続きました。先生方、審判・指導とホントにお疲れ様でした。

 セミナーでは躰道語が大活躍。外国選手の方は「これってどうやるの?」とか、「この意味は?」と非常に熱心で、自分自身の勉強不足が身にしみました。さらに帯の色に関係なく非常にレベルが高いです。自分の帯の色が本当に恥ずかしいと感じると共にそれに負けないよう練習を積まなければと再認識しました。

 余談ですが外国選手の方は漢字が大好きです。自分の名前を漢字にして袴に書く人が非常に多く、漢字や名前の意味をよく聞かれました(漢字辞書が必需かも)。

<名残惜しく>

 パユラハティ最終日、午前中は残っている人で合同練習をし、ほとんどの方とはここでお別れになりました。寂しさもありましたが躰道を続けていればまた会えます。そして次に会う約束をして見送った。

            ●スウェーデンのロッタさんと

<ちょっとだけの観光>

 午後、私たちは再びヘルシンキに戻り僅かな市内観光です(ホントに数時間しかなかった)。フィンランドのパウラさんやクリスティさんが案内をしてくれました。

再び関係ないけど私はお土産を買うのが大好きだ。最初は買い過ぎちゃいけないとセーブしている(かな?)ものの、「地域限定」に弱く結局勢いづいて何個も手にしている(笑)。特にフィンランドはムーミン、トナカイ、アラビア(食器)、アーリッカ(木製の小物)、イーッタラ(ガラス)、とどめはゲイシャチョコ(なぜ芸者か分かりません)等、限定物が多く私を苦しめました。時間が少なかったのは私にとって良かったのかもしれません。

<帰国>

 出発の日、北欧らしく肌寒い朝と共にフィンランド躰道協会の方が見送りに来てくださいました。ピーロイネンさん、お世話をしてくれたサンポさん、パウラさん等々。ありがとうございました。

●見送りに来てくれたパウラさん


 空港では一足早く出発する依子さん。ポルトガルへ向かう金子君とお別れです。ちょっとの間のお別れなのに何だか寂しい。

●金子君も写っています


そして私たちも出発です。日本へ向けて!

今回の遠征は私にとって大きな経験となりました。でもこの経験を自分だけで終わらせることなく多くの仲間にこの素晴らしさ伝えていきたいと思う。

海外で躰道を体験することは経済的、時間的な問題が伴ってしまうので全ての人が簡単に出来ることではないかもしれない。でも可能な限り多くの人にこの素晴らしい感動を味わって欲しい。そしてみんなで「躰道語」を話したいと思う。


<最後に>

この大会参加にあたり、横浜の道場生のみなさん、いつもお世話になっている正統館の方々に沢山の応援、ご指導を頂きましたことに感謝したいと思います。また、この遠征を通して親しくなれた皆さんと同じ事を目指し共に過ごした時間はかけがえのないものとなりました。

本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


<で、基動点は?>

遠征中よく耳にしたこの言葉に・・・・・・


enjoy taido,enjoy life
<事務局番外編>

 今回の遠征が更に今までと違っていたのは田中先生から「事務局」を任命され、お手伝いをさせて頂いたことです。

 大きな任務としては航空券の手配・大会申し込み・送金等でした。

 航空券は「直行便フィンエアーで最安値かつ全員の座席確保」を目標に探しました。結果的にこのシーズンとしては格安チケットを手にすることが出来たのですが、不慣れな交渉の為に関係者の方にご迷惑をかけてしまった事が唯一悔やまれました。

 大会申し込みはほとんど勇悦先生にお任せで何もしませんでしたがスパルタ勇悦先生のエントリーにはびっくり。当初予定していなかった団法や団実にみなさんがエントリーされてしまった事。しかもチーム名が「Tokyo Beauty Girls」と「Tokyo amazoness」である事は私を無口にさせました(笑)。

 そして初の外国送金。しかも大金で緊張もしましたが銀行の方に説明してもらいながら手続きを済ませました。でもその時期は円安で今よりもレートが悪くだいぶ損をすることになったのは悔しかった。また、世界情勢の影響もあり、何の目的で送金するのか?という確認が念入りで、大会の説明をしました。もちろん怪しまれることなくクリア (^_^)v(そりゃ当然!?)。

 以上にて旅行前の事務的な任務はほぼ終了〜!なんですがここからが私の本領発揮。任務にはない「遠征のしおり」作成に突入です。実はこれを作成している時が一番楽しかった(笑)。皆さんに勝手に配布した冊子は正直言って私の「趣味」です。無理矢理つきあわされたと言っても過言ではありません (^_^;)。

 作成に当たり遠征内容の情報が乏しくpajulahtiってどこ?何て読むの?から始まりました。(ちなみにフィンランドではjuが「ユ」と読むそうで例えば柔道は「ユードー」、この地名は「パユラハティ」と読みました)

 でも情報を集めるのが楽しい!ネットで地図やら施設情報やら集めてパユラハティに詳しくなる。フィンランド政府観光局に資料請求する(無料でもらえる資料が結構あるのでお勧め)。更に勇悦先生からスケジュールの連絡を頂き徐々に完成していく冊子と共に私の満足度も急上昇!(おいおい、まだ行ってないって)。

その分「ここがあのパユラハティねぇ〜」っという感じで遠征中も違う角度で満足していました。

 出発当日、私のカバンには26名分の航空券が入っていた。総額が約400万、絶対なくしてはならない。忘れてはならない。フィンランドに行けなくなっちゃう〜と僅かな(笑)緊張と共に成田へGo!

 成田で皆さんと合流し、チェックインを済ませチケットを配布した時はもう心の中で万歳三唱。この時点で事務局としての仕事は90%終了と勝手に判定しました。

 遠征中は大きなトラブルなく出番なし(私が全然気づいていないだけかも。いや、あっても絶対役に立たないわ←ホントに事務局か?)。おかげさまでみなさんのお世話なんて全く行わず十分楽しんでおりました。 

 約一週間後、無事帰国したことで事務局としてのお仕事完全終了〜!と思ったらスパルタ勇悦先生の指令には続きがあった。最後の〆がこの遠征記の編集です。まさに起承転結な遠征でした(笑)。

 ここだけの話(って遠征記でしょ)、ホントに勇悦先生は誘導が上手いと思いました。

●その1

「航空券どうしようかなぁ〜安いのゲットしなくっちゃ」と密かに考えていたところに事務局任命の連絡。

「うっ…脳ミソ透けて見えるのかしら?」

●その2

航空券の手配が終了したところで「お仕事終わりかな?」と思っていたところ、間髪入れずに「次はエントリーね」との連絡。

「うっ…続きがあったか。」

●その3

エントリー、部屋割りの連絡を済ませ「お仕事終わりだよな?」と思っていたところ「フィンランド躰道協会からの請求書を送るね」との連絡。

「うっ…集金と送金もあったか。」

●その4

帰国間近、「お仕事終わり」と思っていたところ…いや今までの経過を思うと何となく予感はしていました。「最後に遠征記をまとめたいんだ〜」と勇悦先生の話。

「うっ…予感的中。」

 まさに、運足の如し。私は素早い勇悦先生の運足によって完全に制されていました。とはいえ実はツアコン系の仕事は根っから「大好き」(しおり作りはもっと好き)。おかげで旅行前、旅行後の楽しさを人一倍味わっています。さらにこの仕事を通しての経験が社会勉強にもなりました。この機会を与えてくださったことに感謝しています。

 また、無事帰国できたのも皆さんのご協力があってこそ。皆さんありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

2年後のスウェーデンは。。。今考えるのはやめておきます(笑)。