(1999.9-2000.2)

 
台北(タイペイ)を、台湾国の首都と思う人が多いと思いますが、台湾は国として認められていないため、実は中華民国の仮の首都(本当の首都は中華人民共和国の南京)に過ぎません。近代になって栄えた街でもあり、高層ビルの建設も盛んです。街には碁盤の目のように縦横に規則正しく道路が通っているので、市内巡りをする人はメインの通りの名前をいくつか覚えておくと良いでしょう。
観光 
観光旅行で一番人気の台北です。観光名所の数としては台湾一でしょう。ただし、近代になって作られたものが多いので、物足りなく感じる人もいるかも知れません。中正記念堂と故宮博物館はお決まりの観光コースで必見。故宮博物館ではしばしば特別展もあり、本気で見ると一日では見切れないほどです。近郊にはMRT(地下鉄)で行ける淡水(古くから異国に統治された港街)・烏来(トロッコ電車で有名なタイヤル族の村)などもあり、時間が許せば足をのばしてみると良いでしょう。
交通
中正国際空港からの移動方法については、「空港から台北へ」のページで紹介しています。
台北の観光は台北駅が起点となります。市内の交通にはMRT(地下鉄)とタクシーがお奨め。MRTもタクシーも日本と比べると非常に安価(1/3ぐらいでしょうか)で、待ち時間も気にならないほどの本数・台数があります。タクシーは初乗り60NT$ですが、メーター料金に加えて20NT$の追加料金が必要です。運チャンは中国語しか判らない人が多いので、行き先は紙に書いて知らせた方が良いでしょう。メーターが付いているのに動かさない悪徳運チャンもいるので、メーターが付いていることとメーターを動かすことを確認しましょう。バスも頻繁に走っていますが、路線を調べるのも降りる場所を確かめるのも大変。「到了xx、請告訴我一下」(xxに着いたら教えて!)と書いて運転手に見せると良いでしょう。
私の滞在拠点である新竹からの場合は、駅前からバスに乗って約1時間で台北に着きます。 バスは130NT$の豪泰バス(2階建ての赤いバス)がお勧め。日本の深夜高速バス以上のゆったりさで、20分に1本ぐらいの頻度で出ています。電車でも行けますが、自強号(新竹−台北間:約1時間)などの速いものは指定席券が取れないことが多く、立ち席になってしまいます。一度チャレンジしてみてください。座れる電車(普通)では2時間程度かかります。



中正記念堂−蒋介石
中正記念堂 ★★★
【ガイド】
中正記念堂(ジョンジョンジーニエンタン)へは地下鉄MRTで行くといいでしょう。台北車站からだと20NT$也。蒋介石の偉業を称えるために建てられた記念堂ですが、先ず目に入るのが大中至正門。敷地の左右に沖縄風建築の音楽庁と戯劇院があり、その奥に記念堂が建っています。
中正記念堂の中には蒋介石の巨座像があり、その下の階が展示室になっています。第一の観光地らしく、日本人が沢山いました。写っているのは、台北を案内してくれた、台湾歴1年半の中村さん(写真2番目)。
蒋介石の像の前には兵士の護衛が付いています。1時間毎に兵士の交代式が見られます。奇妙な歩き方と交代時の銃を廻すパフォーマンスが見所です。音楽院の前では未来の兵士達が銃の廻し方を練習していました。壁には三民主義の「倫理・民主・科学」の文字が。私は逆から読んでしまいました。
【場所】
台北駅の南1.1km
【交通】
MRT中正紀念堂駅より徒歩1分
【情報】
開:9:00-17:00 無休
大中至正門−ランタンフェスティバル
中正記念堂−ランタンフェスティバル
中正記念堂−元宵節
【ガイド】
旧正月15日を「元宵節」と言いますが(今年は2月19日)、又の名を「ランタンフェスティバル」とも言い、中正記念堂の周りには巨大なランタンが並びます。今年はおめでたい辰年(ドラゴンイヤー)なので人もいっぱいでした。
中央のドラゴンは30分ごとに音楽、ドライアイス、レーザーに包まれながらぐるりと一回りしました。
二二八記念公園 二二八記念公園 
【ガイド】
1947年に、本土から移民してきた漢民族と戦前より台湾に住む本省人との対立より起こった二・二八事件を記念にして建てられた公園。広大な敷地の中に蓮花池や中国式のあずま屋などがあり、地元の人達の憩いの場所になっています。
【場所】
台北駅の南500m
【交通】
MRT台大病院駅前,または台北駅から南へ徒歩7分
総統府 総統府 
【ガイド】
日本の統治時代に建てられた赤煉瓦のルネサンス様式の建物で、中華民国の総統府として使われています。1918年に建てられましたが1945年に米軍の空爆で焼失し、戦後再建されました。兵士が警備していて、写真を撮ると怒られるとのことだったので、遠くの方から撮影しました。
【場所】
台北駅の南700m
【交通】
MRT台大病院駅より西へ徒歩3分
龍山寺 龍山寺 ★★★
【ガイド】
1738年に建てられた台湾で最も歴史のある寺です。屋根の形がとても美しく、上に乗っている龍も見事です。いつでも沢山の人で賑わっていますが、職を失ったおじさん達がたむろしていてちょっと近寄りがたいかも。
【場所】
台北駅の南西2.1km
【交通】
MRT龍山寺駅より北へ徒歩2分
華西街観光夜市
華西街観光夜市−ヘビ
華西街観光夜市 ★★
【ガイド】
龍山寺近くの夜市です。この界隈はガラが悪いと言われていますが、商店で賑わっているところだけならば安全そうでした。
他の夜市とは違って、蛇にネズミを食らわせたり、蛇やスッポンの生き血を抜いたりと、なかなかエグイものが多いです。好奇心のある方はどうぞ。
【場所】
龍山寺の西100m
【交通】
龍山寺より西へ徒歩1分
中山駅周辺 MRT中山車站周辺 
【ガイド】
中山駅近くは台北の中心で、三越などのデパートやホテル・レストラン・各種ショップが集まっています。人も車も多く、夜遅くまで賑わいます。写真は夜の中山駅前。屋台とバイクが台湾らしいでしょ。
【場所】
MRT中山駅前
行天宮
行天宮−巫女さん
行天宮 ★★★
【ガイド】
三国志に出てくる関羽を祀った寺。この類の寺は横浜の中華街にもありますが、賑わいが全然違いました。私も線香を貰ってお祈りしてきました。お祈りの順番があるので注意してください。
中国語が話せるならば、青い服を着た巫女さん??にお祓いしてもらうことも出来ます(写真下)。
【場所】
台北駅の北東2.3km,民権東路x松江路
【交通】
台北駅よりタクシー:110NT$ほど
台北−孔子廟 孔子廟 ★★
【ガイド】
学問の神様、孔子を祀る廟で、台湾各地にある孔子廟の中心。1925年の創建と台南のものに比べるとかなり新しいですが、美しい屋根と落ち着いたたたずまいは一見の価値有り。
【場所】
台北駅の北3km,庫倫街
【交通】
MRT円山駅より西へ徒歩3分
保安宮 保安宮 
【ガイド】
医学の神、保生大帝を祀る廟。病気の治癒を願う人々で賑わいますが、みんな深刻そうなので、笑い声は聞かれませんでした。
【場所】
台北駅の北3km,孔子廟の隣
【交通】
孔子廟より西へ徒歩1分
忠烈祠−門
忠烈祠
忠烈祠 ★★
【ガイド】
国民革命や抗日戦、中共戦で亡くなった人を祀っています。正面には中正記念堂同様の巨大な門が建っています。
ここでも1時間毎に兵士の交代式が見られます。本殿の両脇にある殿閣内には兵士達の写真や遺品が飾られ、回廊にはそれぞれの戦争の説明が地図付きで飾ってあります。
【場所】
台北駅の北北東4km,信愛路三段x建国路(高速道路下)
【交通】
MRT剣潭駅よりタクシー:80NT$ほど
【情報】
開:9:00−17:00 休:3/28,29,9/2,3
士林夜市
士林夜市−北林餡餅
士林の夜市 ★★★
【ガイド】
規模としては最も大きい夜市で、MRTの剣潭站か士林站から歩いていけます。熱の入ったものならば..といくつか屋台で買い食いしましたが、結構いけるものばかりでした。犬猫の類も夜市で売られているのにはちょっとびっくり。
【場所】
台北駅の北4.5km
【交通】
MRT剣潭寺駅より北へ徒歩1分
【情報】
夕方4時頃−深夜2時頃
花市
玉市
花市・玉市 ★★★
【ガイド】
MRTの忠孝新生站近くの高速道路の下に市が立ち、花や石を売っています。花は南洋の綺麗なものが多いけど買って変えるのは検疫があるので難しいでしょう。
石は翡翠や珊瑚のような高価なものから100元(約350円)ぐらいまでいろいろあります。女性のお土産に良いかも。
【場所】
台北駅の南東2.2km,信愛路三段x建国路(高速道路下)
【交通】
台北駅よりタクシー:110NT$ほど
【情報】
土日のみ開催
国父記念館 国父記念館 
【ガイド】
”建国の父”孫文の生誕100周年を記念して建てられたものです。ここも兵士の護衛が付いています。
【場所】
台北駅の東4.5km,信愛路三段x建国路(高速道路下)
【交通】
MRT国父記念館駅より東へ徒歩1分
【情報】
開:9:00−17:00
Warner's Village−利綺 Warner’s Village ★★
【ガイド】
タイムワーナーの企画したモール。映画館や洋服・小物屋,バーなどが入っていて、若い人に人気の場所になっています。中心にはステージが作ってあり、結構有名なアーティストも上がっています。写真は優しい歌に人気がある「利綺」。日本が大好きだそうで、この後少しお話しさせてくれました。
【場所】
台北駅の東5km,信愛路五段
【交通】
MRT市政府駅より南へ徒歩10分
MRT MRT 
【情報】
台北車站を中心に縦横に走っている地下鉄(地上に出たり高架になったりします)。北へ走る淡水線、南に走る新店線とこれらに平行する木柵線に加え、東西に走る南港線−板橋線などがあり、郊外への建設へ進んでいます。